この記事では2025年11月6日に発売された、Nintendo Switch™ 2 用の『ゼルダ無双 封印戦記』の魅力を宮本デンが語ります。

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閉じる- 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の“一方その頃ゼルダは…”を描いた『ゼルダ無双 封印戦記』【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
- キャラクターの魅力を最大限に引き出した戦闘演出と敵をぶっ飛ばす気持ちよさでテンションMAX【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
- “知的でおっとりとしたゴロン族”など、これまでのイメージと異なるキャラクターに惹きこまれる!【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
- まさかの“リンク”不在。勇者のいない時代に、人はいかにして魔を退けるのか【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
- “元の時代にはもういない”という悲しみと虚しさへの救済【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
- あなたの神ゲー(読者レビュー)概要
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の“一方その頃ゼルダは…”を描いた『ゼルダ無双 封印戦記』【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
『ゼルダ無双 封印戦記』は、任天堂協力のもと、コーエーテクモゲームスが開発する「ゼルダ無双」シリーズの3作目にあたります。
2014年に発売された初代『ゼルダ無双』においては各時系列のキャラクターが大集合して完全オリジナルストーリーを展開していたのに対し、2作目以降の『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をベースに、『ゼルダ無双 封印戦記』は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をベースに作られています。

『ゼルダ無双 封印戦記』は、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の冒頭でゼルダが光に包まれて過去の時代(ハイラル王国建国時代)に飛ばされてしまった“その後”を描いた作品です。
リンクがハイラル王国を縦横無尽に(文字通り)冒険していた本編において断片的に明かされていた、“ゼルダの身に何が起こっていたのか”をより深く知ることができます。
キャラクターの魅力を最大限に引き出した戦闘演出と敵をぶっ飛ばす気持ちよさでテンションMAX【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】

本作は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』がベースとはいえ、“過去作をプレイしていなくても何とかなる”のが「無双」シリーズの魅力。
本作でももちろんそれは健在で、『ゼルダ無双 封印戦記』単体で無双ゲーとしての楽しさも味わうことができました。
正直私はゲーム歴は長いですがあまりゲームが上手い方ではなく(格闘ゲームなどコンボ決めるタイプのゲームは特に下手)……ボタン連打ゲームと化してしまうことが多いのですが、『ゼルダ無双 封印戦記』はその点かなり親切で、戦闘中の画面上にコンボが表示されます(設定により非表示も可能)。

この表示に従ってコンボを繰り返すことで「このタイミングでこのボタンを押すとこの攻撃が繰り出せるんだ」と操作が段々身体に馴染んでいき、最終的には自由自在に操れるようになりました。
これまでの『ゼルダ無双』と比べて戦闘演出がかなり派手かつスピード感もアップしており、強攻撃を繰り出すカタルシスと敵を蹴散らす爽快感が格段に上がっているように感じました。

また、敵の弱点を突けるチャンスやここぞという瞬間にスローになってくれるので、超反応せずとも技を繰り出せます。
そしてスピード感のある攻撃の最中に挟まれる、ゾーンに入った時のようなスローモーションの緩急がたまりません。
こういうゲーム側のアシストをプレイヤーに意識させず、むしろ格好良い戦闘演出として仕上げてくるあたりに、本気で“無双”を楽しんでもらおうという気合を感じました。

通常技、固有技、必殺技、スマッシュ、コンビ攻撃を繰り出すシンクストライク……など、とにかく攻撃にバリエーションが豊富なのですが、ここにさらに“ゾナウギア”が追加されてもう戦い方は千差万別です。
そしてこのゾナウギアがまあ強いこと強いこと。ウィークポイントゲージを削ることもできるし環境に影響を与えて広範囲攻撃もできるし、置き武器として継続ダメージを与えることもできます。

そんなゾナウギアのおかげでキャラクターの攻撃範囲の違いや属性、性能差はほとんど気になりませんでした。
ゾナウギアがあらゆる弱点をカバーしてくれるため、「このキャラクターだと相性的に良くないから……」といった悩みを抱えることなく、どのキャラクターでも戦闘を楽しむことができます。
やはり無双なら常に攻撃範囲は広く、そして強く爽快であってほしいものですから!

“知的でおっとりとしたゴロン族”など、これまでのイメージと異なるキャラクターに惹きこまれる!【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
実は『ゼルダ無双 封印戦記』にプレイアブルキャラクターとして出てくるのは、プレイヤーにとってなじみのないキャラクターばかりなのをご存知でしょうか。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に一瞬登場したのみのその時代の族長たちや、各種族から志願して出てきた戦士が半数以上を占めます。
シリーズお馴染みのゼルダ、本編でも活躍したラウル、ミネル以外はほぼ「初めまして」状態なのです。
個人的に無双ゲームは“キャラに愛着を持てるかどうか”がモチベーションに大きくかかわってくるので心配していましたが、“ダウナーなゲルド族”や“知的でおっとりとしたゴロン族”など、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』におけるパブリックイメージとは異なるキャラクターたちに一気に魅了されてしまいました。

特に刺さったのが“紳士的で気さくなリト族”のクラフィカです。
孤高で人を寄せ付けず、若さゆえに闘争心の強いリーバル(だがそれが良い)やちょっとお堅い性格なイメージのリト族(だがそれが良い)とは異なり、大人の余裕を持ち軽口も叩ける飄々とした性格をしています。
武器は弓で連射もしやすく移動しながらの攻撃も早いので、キャラ性能的にもかなりお気に入りのキャラクターです。

また、コログの“カラモ”と“謎のゴーレム”の遊撃軍のような立ち位置と凹凸なバディ感が、物語の緊張感を和らげてくれています。
封印戦争の時代が舞台ということもあり、全体的に深刻な雰囲気で進行する中、カラモが登場すると一気にコメディ調に。あと、カラモの設定にはニヤリとさせられました。

寡黙で格好いいはずの謎のゴーレムのトランスフォームや、ほかキャラからの武器としての扱われ方(!?)に「もうめちゃくちゃだよ(笑)」となりつつ、『ゼルダ無双』における“お祭り感”を一手に引き受けている感じがして「なんでもやったれ!」という気持ちになってきます。
コメディ担当(?)の宿命か、この二人はキャラ性能的にもかなり強いです。

そしてプレイアブルキャラクターとなる各種族の戦士たちは、ハイラル王国にとっての“一般人”で、特別な能力や神がかり的な使命を持ち合わせているわけではありません。
しかし、そもそも「ゼルダの伝説」シリーズは、“ハイラルで生きる名もなき人々”の描き方が秀逸なゲームです。
物語が終盤に差しかかる頃には当初思い入れのなかった戦士たちの背景や性格も見えてきており、「もっとこの人たちのことを掘り下げてほしい!」と思うことも多々ありました。特にキア様とカドラン君のやり取りがもっと見たい!
まさかの“リンク”不在。勇者のいない時代に、人はいかにして魔を退けるのか【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
『ゼルダ無双 封印戦記』において特筆すべき点は、“リンクが登場しない”ことです。
ハイラル王国の歴史上、ガノンドロフ(ガノン)もゼルダもいるのに、リンクが現れないというのはわりと一大事で、かつてその状態になったハイラル王国は神の力によってガノンドロフごと海の底に沈められています(『ゼルダの伝説 風のタクト』より)。
ガノンドロフに対抗できる唯一の希望――それが、“リンク”という存在なのです。
ですが、“リンクがいない”からこその物語が描かれているのが『ゼルダ無双 封印戦記』なのだと私は考えています。
ネット上の感想を見ていると、「プレイアブルキャラクターに一般兵のようなキャラクターが多い」という意見をよく目にしました。私自身も最初は、「どうしてここまで人数を増やしたのだろう。無理にプレイアブル化しなくてもよかったのではないか」と感じていました。
しかしプレイしていくうちに、これは“みんなで戦う”ことを描いた物語であり、そのためには姫でも王でも英傑でもない“一般人”が必要なのだと思い至ります。
“リンクがいない”からこそ全員で協力しなければいけないし、自分で考えて動かなければいけない。
リンクにも神にも頼ることもできない世界で、ハイラル王国はガノンドロフという危機を乗り越えることができるのか―― そんな長年の問いかけに対するアンサーが『ゼルダ無双 封印戦記』だったのではないでしょうか。
“元の時代にはもういない”という悲しみと虚しさへの救済【ゼルダ無双 封印戦記レビュー】
“過去の時代を描いた作品”を楽しんだ後につきものなのが、「もうあの人たちは居ないんだな」という寂しさです。
本作はましてや『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に繋がる過去の時代を舞台にしているため、“結末が分かっている”ことへの虚しさも覚えます。
しかし、“時を超える”ことが一つのテーマになっている『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』だからこそ、過去の出来事を『ゼルダ無双 封印戦記』で補完する意義は間違いなくありました。
そして侍女の“ラナリア”やカラモ、この戦いに参加した人々がハイラル王国に遺してくれた足跡は、その寂しさを癒してくれるでしょう。
カラモについては“Nintendo Switch App”の“ZELDA NOTES”で匂わされています。探してみてください!
ぜひ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』と一緒にプレイしてほしい! 『ゼルダの伝説』シリーズの一作品として、そして無双ゲーム単体としても楽しめる『ゼルダ無双 封印戦記』のおすすめ度は10点満点です。
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あなたの神ゲー(読者レビュー)概要
電撃オンラインでは、読者の皆さんもオススメ作品となった激押し神ゲーを募集中です。抽選で3名にAmazon eギフトカード3,000円分のプレゼントもありますので、ぜひ投稿をお願いします。
<投票締切>
2026年8月31日(月)23:59まで
<投票方法>
かならず注意事項を確認のうえ、“あなたの神ゲー(読者レビュー)”投票フォームより応募してください。
<プレゼント>
Amazonギフトカード(Eメールタイプ)3,000円分(抽選で3名)
<当選発表>
当選者へのみ、メールの送信(2026年9月中に送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
※メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。
注意事項
●システム等のやむを得ない事情により予告なく投票を中断・終了する場合があります。
●機種依存文字の使用や回線状態が悪い環境でのアクセスにより、正常に投票を受け付けられない場合があります。
●入力中、ブラウザの「前の画面へ戻る」操作を行うことで、正常に送信されない可能性があります。前の画面へ戻る場合は、かならずページ下段の「戻る」ボタンをご利用ください。
●長時間入力操作を行わない場合、タイムアウトすることがあります。
●入力欄には個人を特定できるような情報を含まないようご留意ください。
●第三者の権利を侵害する内容及び公序良俗に反する内容のコメントはおやめください。
●当選発表は、当選者へのみ、メールの送信(2026年9月中に送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
●メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。
●当選賞品を譲渡(転売、オークション出品含む)しないことが投票・当選の条件となります。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただくことがあります。
●本企画は、株式会社KADOKAWA Game Linkage(以下、当社といいます)が主催しています。AmazonおよびAmazon.com, Inc.とは関係ありません。
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