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『ビースト・オブ・リンカネーション』レビュー。相棒クゥとの連携“開花技”がバトルに変化を生む! “穢れ髪”で無茶に動ける立体探索も楽しい

文:Ak

公開日時:

 ゲームフリークより8月4日に発売予定の『Beast of Reincarnation(ビースト・オブ・リンカネーション)』の先行レビュー記事をお届けします。


 今回試遊できたのは、約4時間半。序盤にあたるエピソード1クリアまでプレイできたので、そこで分かった本作の魅力について解説していきます。

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 本作のジャンルはアクションRPG。主人公・エマによる剣戟アクションと、その相棒であるクゥによる協力アクションの組み合わせで爽快感と戦略性に富んだ戦いが楽しめます。


 通常の攻撃以外にも下記のように豊富なアクションが用意されており、それらを駆使して戦うことになります。

各種アクションの特徴

  • 受け流し:タイミングよく防御すると発動。発動後に受け流し斬撃が可能。FPがたまる
  • 見切り:敵が赤い閃光を伴った攻撃を行った時にタイミングよく回避すると発動。発動後に見切り斬撃が可能
  • 開花攻撃:クゥが穢れの力で植物攻撃を放つ。FPを消費

 アクションが豊富だとちょっと初心者には難しそう、という印象を受けるかもしれませんが、実際は“受け流し”をメインに使っていくだけでもそれなりに戦えるようになっているので、複雑さは感じませんでした。

 “受け流し”で敵の攻撃をしのぎつつ、FPがたまったらクゥに“開花技”を使ってもらうのが基本のセオリーになりそうです。

 パリィ要素が苦手だとちょっと戸惑うかもしれませんが、難易度によって“受け流し”の判定時間にも変化があるようなので、ある程度は初心者でも安心できると思います。


 “開花技”使用時は時間がスローモーションになるので、余裕をもって状況を判断しながら“開花技”を選べます。“開花技”は敵の装甲を剝がしたり、炎上させたりと効果はさまざまですが、これがかなり強力!

 パリィを使ったアクションゲームーーとくにパリィ(弾き)でゲージをためて一撃必殺……みたいなゲームは、AAAタイトルでもインディータイトルでも割かし飽和状態ではあります。

 そんななかでも、本作は“開花技”がいい感じにアクセントになっていて、しっかり個性付けができているように感じました。

 クゥは基本的に勝手に行動してくれるので、自分はたまに“開花技”を指示するだけで大丈夫なのも、忙しくなくていいですね。

▲拠点内でクゥをなでて、親密度を上げるといった要素も。

 試遊時点ではまだまだ突き詰められませんでしたが、クゥは指示出しして単独で敵を攻撃したり、“開花技”でエマの空中攻撃のサポートをしたりとさまざまなことができるようです。

 ゲームを進めると、さらにクゥの存在感も増していきそうで楽しみ!


 エマはエマで、多彩な技を習得&使用可能で基本アクション以外にも立ち回りの幅は広いです。

 試遊時はまだまだ本作のアクションに不慣れなのもあって、地上で主に戦ってましたが、実は空中戦にも可能性がありそうな気がするんですよね。製品版では、もっと華麗な立ち回りを突き詰めたいものです。


 背後、または上空から気づかれずに接近して“暗殺”するステルス要素もありますが、そこまで比重は大きくはない印象。少なくとも序盤のうちは、ラクにはなるものの必須ではないくらいのバランスです。

穢れ髪のおかげで立体的な移動が超快適!【ビースト・オブ・リンカネーションレビュー】

 本作はオープンワールドではないですが、そこそこ広いフィールドで自由に探索を楽しむことができます。


 リニア(一本道)形式に近いですが、マップが広いうえにストーリーを進めても過去のフィールドに戻ってくることができるので、実質的にはオープンワールドのような探索を楽しめそうです。

 難易度“ノーマル”の場合はストーリー進行に必要なマーカーに沿って真っすぐ進んでも、ある程度アクションに慣れていれば苦戦しないバランス。寄り道で成長できる要素が多いので、ボスに苦戦したらフィールドを探索するといいでしょう。

 貴重品や宝箱など、探索すべき場所の近くに立ち寄るとしっかりマップ上にアイコンが表示されるようになるのも親切!

 試遊時は約2時間半でボスを撃破できて、残り時間を探索にあてていたのですが、まだまだ全然探索しつくせていないという感じでした。隠された要素も多そうで、やりがいがありますね。


 探索で印象的だったのが、“伝承ゴーレム”の存在。この“伝承ゴーレム”は、3択で欲しいものを聞いてきます。回答によって、教えてくれる情報が変化。

 筆者の場合、初見では“武器”を選びました。


 すると、武器を入手できる建造物の場所をマップに示してくれました。その場所に向かうと無事に新しい武器を入手!


 その武器を入手した場所の近くに、すぐに新しい伝承ゴーレムがいたのはずいぶん親切な設計だなと思いました(笑)。

 今回の試遊では合計2体の伝承ゴーレムに出会えましたが、もしかしたらもう1体どこかにいて、全部の情報を得られるようになっているのかもしれません。


 ちなみに2回目に「ヌシを倒す方法は?」と聞いたところ、ヌシが“火が苦手らしい”という情報をもらえました。それだけでなく、焼夷矢の調合方法がある場所まで教えてくれたのが親切!

 ちなみにこの焼夷矢でヌシを炎上状態にさせたところ、短時間ですが動きを止められたような気がします。このように、探索によってボスと優位に戦えるような要素が解放されることもあるようですね。

 なお、焼夷矢入手時に“調合書”もセットで入手できたのですが、“調合書”があるとそれに書かれたアイテムを“野営地(フィールド上のチェックポイント)”で休憩時に最大まで補充できるようです。消費アイテムが気軽に使えるのは、いろいろと試しやすくてありがたい!


 フィールドはそれなりに広大で、高低差もけっこうありますが、エマの“穢れ髪”を使ったジャンプアクションがあるので快適に探索できます。

 “穢れ髪”を使った“跳躍”は、感覚的にはゆっくりと、かなりの高さを飛べる二段ジャンプといった感じ。方向もある程度調整可能なので、落ちそうになったときのリカバリーにも使えて超便利です。


 水色のカーソルが表示された場所には“穢れ髪”をフックショット(あるいは鈎縄)のように使って移動することが可能で、これも超快適!

 高い場所で落ちそうになったら、とりあえず“跳躍”して、水色のカーソルを探す、みたいなことも多々ありました。そしてそれで何とかなることもそこそこありましたね(笑)。


 さらに“穢れ髪”は直線的に伸ばすことも可能。これを使って距離を稼ぎつつ、“跳躍”とセットで使うとかなりの距離を移動できるので、かなり無茶な動きができるのが気持ちいい!

 一般的なアクションRPGでは高低差のあるマップを見ると「どうやって移動するんだ……」と気が遠くなることもありますが、本作ではむしろ「どうやって移動してやろうか」というワクワクが勝る!


 “穢れ髪”はステルスにも活用可能で、高所から“穢れ髪”を伸ばして距離を稼ぎ、敵の真上を確保するだけで簡単に“暗殺”が可能です。

 “穢れ髪”の存在が、探索とステルスのパターンに大きく変化を生んでいるという印象ですね。

武器バリエーションも豊富で収集・成長要素には可能性を感じる【ビースト・オブ・リンカネーションレビュー】

 成長要素に関してはまだまだ序盤なのもあって、基本的には能力値を伸ばすようなものがほとんどでした。


 とはいえ、スキルツリーの先ではまだまだ新しいアクションが習得できるようなので、先が楽しみな要素です。

 エマだけでなくクゥも新しいスキルを習得できるので、プレイヤーによってどのくらいプレイスタイルに差が出てくるのかも気になるところ。


 エピソード1の段階でも武器が複数種入手できて、それぞれ強化していくと特色が出てきそうな感じでした。

 完全な上位・下位互換というわけではなく、付属する効果にバリエーションがあるようですね。自分で武器選択の試行錯誤ができそうなのも楽しそうです。

荒廃世界を旅する“一人と一匹”によるロードムービー的なストーリーが魅力的【ビースト・オブ・リンカネーションレビュー】


 荒廃した世界を旅していく、ロードムービーのようなストーリーが展開していく本作。くわしい流れはネタバレになるので伏せますが、エマはとある理由から“輪廻の獣”討伐の任を受けることに。タイトルの『ビースト・オブ・リンカネーション』とは、つまりこの“輪廻の獣”のことでしょうね。


 そして“輪廻の獣”に対抗するため、ヌシの力をその身に宿すために各地を旅していく、というのがストーリーの流れ。実際にヌシを倒すと新しいアクションも習得できます。

 一見シンプルながら、エマの出自やクゥの存在、任務の裏側で動く陰謀めいた人々など、謎が多くて先が気になりますね。


 エマの過去回想と現在を行き来するストーリーの作りも特徴的。過去を知ってから現在の状況を見ると、「これってこういうことだったのか!」と発見があります。


 なかでも一番謎なのが、エマの隣にいる少女・ヴァイオレット。霊体でエマにしか見えない存在ですが、いろいろ知ってそうな言動で正体が気になりすぎる!

 最初からエマのそばにいるのに、ストーリー上で何の言及もないのが謎。着物を着ているということは、かなり昔の人なんでしょうか……?

 ここではもちろん伏せますが、エピソード1の最後のシーンでヴァイオレットの驚きのシーンがあったりして……ストーリーの続きが気になるので、製品版の発売が楽しみです!

強敵とのバトルを動画でチェック!【ビースト・オブ・リンカネーションレビュー】


 今回試遊できたのはエピソード1の範囲でしたが、その範囲でもそこそこのバリエーションの敵と出会えました。

 序盤でどんな敵と出会えるのか、また本作のアクションの特徴についても確認できる動画が公開中なので、ぜひ合わせてご覧ください!

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