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息は俺の方で合わせる。頼むぞ。『スパロボOGs』合体攻撃ランページ・ゴーストは今見ても色あせないカッコよさ【スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS:メモリの無駄づかい】

文:栗田親方

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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、PS2で登場した『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS(スパロボOGS)』について紹介します。

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ヴァイスリッター&エクセレンが好きすぎた俺は、OG世界でも無双させる


 ロボットゲームの金字塔といえる『スパロボ』シリーズには、各種ガンダムやマジンガーZ、エヴァンゲリオンなどの人気作品のロボット&キャラクターが参戦しているわけですが、各タイトルの主人公はオリジナルロボット&オリジナルキャラクターなんですよね(おそらく公平を期すために)。

 本作は、そういった主人公&主役機が勢ぞろいする『OG』シリーズの集大成といえる作品で、なかでも私が最も思い入れのあったロボ&キャラが、ヴァイスリッター&エクセレンです。

 エクセレンの魅力は金髪ポニーテールのキレイなお姉さんというビジュアルにもありますが、常に軽口を叩いていながら、要所ではシリアスにカッコよくキメるというメリハリのある性格がまた最高!

 乗機であるヴァイスリッターも、ドイツ語で“白騎士”という意味を持つ名の通りビジュアルがめっちゃいい!

 そのうえ性能も非常に高く、“運動性”を改造すればほとんどの敵の攻撃を回避しつつ、ロングレンジかつ高火力な射撃武器でザコ敵をばったばったとなぎ倒せるほど。

 極めつけには、相棒のキョウスケとの合体攻撃“ランページ・ゴースト”が超強力かつバトル演出が無茶苦茶カッコいいんですよね! このコラムを書くために見直したら、色あせないカッコよさ+思い出補正で若干鳥肌が立ちました……。

キョウスケ「エクセレン、息は俺の方で合わせる。頼むぞ」
エクセレン「了解~! んじゃ、二人の愛の力で!」
キョウスケ「……」
エクセレン「…って、ちょっとぉ! 合わせるんじゃないの?」
キョウスケ「…何が愛の力だ」
エクセレン「だって、二人の共同作業よ?」
キョウスケ「知るか」
エクセレン「アルトちゃんの方を刺すわよ?」
キョウスケ「…まあいい。結果が全てだ」
エクセレン「そういうこと!」

 みたいな。後継機であるライン・ヴァイスリッター&アルトアイゼン・リーゼになると合体攻撃のバトル演出も変わるので、ぜひ両方チェックしてもらえればと!

 というわけで本作は、大好きなロボ&キャラを改造しまくって“無双”できる超気持ちいいゲームとなったのです。

 もちろんほかにも魅力的なロボ&キャラが多数登場するので、お気に入りを見つけて無双するのがおすすめですね。多少の性能差はあれど、“フル改造”してしまえば何とでもなりますので!

 ちなみに合体攻撃の魅力だけでいうと、ダイゼンガー(ゼンガー)&アウセンザイター(レーツェル)による“竜巻斬艦刀”がとてつもなく好きなんですが、ゲーム中で使えるようになるタイミングがやや遅いほか、燃費が悪く連発しにくいなどの性能的な欠点があったのが惜しいところ……。こちらについてはまた別の機会に語れればと思います。「フッ、我らに…」「断てぬものなし…!」

 最後に、やや蛇足ながら相棒のキョウスケも触れておくと、“ギャンブル好き”という設定以外は超カタブツなんですが、それだけに性格がほぼ真逆であるエクセレンとの掛け合いが面白く、気づいたらついでにわりと好きになっていました(笑)。

 乗機のアルトアイゼンについては、火力は高いもののヴァイスリッターほど回避は得意でないため、エクセレンの後ろについていって撃破しそこねたザコ敵の処理をするという従者的な立ち位置になっていました。発言は強気なキョウスケですが、思いのほか前に出れないという……。

 ただし、合体攻撃には両機の性能が加算されるので、ちゃんとアルトアイゼンも“フル改造”しておきましたよ!

栗田親方ゲーセン黎明期からゲームにハマり、ハイスコアラー⇒格闘ゲーマーと転身しつつゲーム人生を楽しんでいます。生涯現役。

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