ロゴジャック
電撃オンライン

ネタバレあり:EVOで『ハンターハンター』格ゲーを遊んできた! 初心者でもド派手に遊べるチームバトルで、原作ファンがニヤリとできる仕上がりに【HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT】

文:カワチ

公開日時:

最終更新:

 EVO Japan 2024に試遊出展された『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』の本格対戦格闘ゲーム『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』のプレイレポートをお届けします。

[IMAGE]

 どんなシステムなのか? どんなキャラや技が用意されているのか? 実際に遊んだ感想をお伝えしていきます。

[IMAGE][IMAGE]

※この記事には『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』のネタバレが含まれています。

こんな小ネタ、オレでなきゃ見逃しちゃうね……原作への愛も詰まったファンも納得の本格チームバトル!


 本作はコミックやアニメで人気の『HUNTER×HUNTER』を題材にした対戦格闘ゲーム。開発は数々の格闘ゲームを手がけているエイティングになります。

 1月6日に開催されたイベント“ブシロード新春大発表会 2024”でティザーPVが公開されると同時に一気に話題となった本作ですが、実際にプレイしてゲームの具体的な内容が分かるとともに、細部に込められた原作『HUNTER×HUNTER』への愛も伝わってきました。

[IMAGE]

 ゲームに関してはPVから予想できた通り、3対3のバトルになります。今回の試遊でプレイできたのはPVでも確認できたゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、ヒソカ、ネテロの6人でした。バトルは1対1で戦い、ボタンを長押しすることで仲間と交代することが可能。先に3人を倒したほうが勝利となり、制限時間が0になったときは、よりダメージを与えているほうが勝利します。

 また。最近の格闘ゲームに実装されていることが多い、自動で連続技を繰り出すシステム(ラッシュボタン)も搭載。ゲージを使うオーラアーツ(超必殺技)まで使用してくれるので格闘ゲームが得意でなくても華麗な連続技を決めることができます。仲間と交代しながら攻撃したり、相手をふっとばして強制的に交代させたりと、チームバトル感もしっかり再現。3人同時での総攻撃なんかも用意されており、見ているだけでも楽しいです!

[IMAGE]

 そもそもアーツ(必殺技)やオーラアーツはすべて方向キーとボタンの組み合わせで発動できるので、難しいコマンドを覚える必要もありません。格ゲー初心者でもコンピュータ相手にド派手な連続攻撃を叩き込む爽快感を味わえると感じました。……もちろん、格ゲーとしての奥深さは備えているので、人間同士の対戦の際は単に技を出すだけではダメで、高度な駆け引きも必要になりますけど。

[IMAGE]

 キャラクターの技に関しては原作の序盤に登場したから最新のものまで多彩なものが存在。レオリオであれば、初登場時に所持していた折りたたみナイフでの戦いを基本に、原作の選挙編で披露された地面を殴ってオーラを離れた位置に飛ばす攻撃も使えます。(余談ですが、とある技の名前は“はずれて悔いなし…!!”でニヤリとしちゃいました)

[IMAGE]

 アーツのなかには「原作のそんなところから拾ってくるのか」と思うようなマニアックなものも多いです。たとえば、クラピカであればジャッジメントチェーンを使うのはもちろん、ハンター試験で幻影旅団を騙った男に対して鉄槌を下したアクション“冷酷な鉄槌”などが存在します。ちゃんとコミックを読み直さないと分からないような細かい部分まで、名称や動きを含めて再現されており、原作ファンとしてはテンションが上がります。

 なお、ファンからは“ゴンさん”と呼ばれる、原作でゴンがピトーを倒すために強制的に成長した“あの姿”も登場。特定条件下でLv3オーラアーツを使用した際に見られるものとなっており、こういったイースターエッグ的な技や演出を探すのも楽しそうでした。

[IMAGE]



 対戦前のやり取りや勝利セリフも、対戦するキャラクターの組み合わせによって変わるようになっており、こまかかったですね。汎用セリフもありましたが、特殊な会話が発生するもののほうが多かった印象です。

[IMAGE]

 また、ゴンのジャジャン拳のグーは原作のナックルとの戦いで隙が大きいことが弱点だと指摘されましたが、本作でも溜めに時間がかかる技として登場。もちろん繰り出すまでに時間がかかるぶんのメリットはありますが、プレイフィールの部分まで原作再現にこだわっていることが分かり、ワクワクしました。

[IMAGE]

 クラピカは“絶対時間(エンペラータイム)”というオーラアーツがあり、これは相手チームに幻影旅団のメンバーがいると強制的に発動するそうです。いったいどのメンバーが参戦するのか気になりますね。

[IMAGE]

 ゴンだったら釣り竿を使ったり、ヒソカだったらカードを使ったりと、それぞれが遠距離攻撃を持っており、キャラのバランスは大きく崩れていないと感じました。ネテロは遠距離攻撃は持っていませんが、瞬間移動で相手に近づくことができるので、この技を使って接近戦に持ち込むのが基本戦略になりそう。

[IMAGE]

 また、ヒソカは相手にオーラを付着させられ、その状態で“伸縮自在の愛(バンジーガム)”を使って一気に相手と距離を縮めることが可能。相手にプレッシャーを与える、トリッキーな戦い方をするキャラクターになっています。キャラクターの差別化もしっかりできており、お互いの得意な間合いで戦う駆け引きがしっかり楽しめるようになっていると感じました。

[IMAGE]

 そのほか、1試合中に一度だけ使えるオーバーギアというシステムも存在。こちらはキャラクターにバフをかけられるものですが、ピンチであればあるほど効果が高まるので、逆転を狙いやすくなります。相手から攻撃を受けている最中でも割り込んで発動できたので、コンボ中断や強制回避的な使い方もできるかも?

 一時的なダメージは交代して控えメンバーになることで回復できるので、やられそうなキャラは後ろに下げておくことが基本になるのですが、そんなメンバーを強制的に前衛に引きずり出すような攻撃も用意されており、チームバトル感やかけひきの部分も楽しかったです。

[IMAGE]

 今回は限られた時間内の試遊ということでそこまでやり込めたわけではありませんが、『HUNTER×HUNTER』らしさの詰まった格闘ゲームになっており、とても楽しみになりました。今回操作できた6人以外のキャラクターでは誰が参戦するのか気になりますし、今後も情報を追っていきたいと思います! 4月29日まで開催中のEVO Japan 2024では本作を実際に遊べるほか、プレゼントキャンペーンも行われています。



 また、5月4日と5日に大阪 味園ユニバースで行われる格闘ゲームイベント“KGP2024”でも『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の試遊体験会が行われます。かなり気持ちよく遊べる格ゲーになっているので、ぜひ実際に自分でプレイしてみてください!


カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります