2024年5月27日にサービス終了を迎えた全方位にハマる! ギリギリアクションRPG『キュービックスターズ(キュビスタ)』。そのメインストーリー集をお届けします。
この記事では、第一章“円卓の惑星”1話“アーサーとの出会い”~5話“謎の巨大兵器”を掲載します。
この記事では、第一章“円卓の惑星”1話“アーサーとの出会い”~5話“謎の巨大兵器”を掲載します。
第一章 円卓の惑星 1話~5話
1話 アーサーとの出会い
パンドラ:この星にたくさんのキューブがあるはずドラ~!
ロビンフッド:見たところやばい星って訳じゃなさそうだな。
ソロモン:あれ? あそこに人がいる!
ノストラダムス:声かけてみるダムス~! すみませ~ん!
アーサー:……ん? 君たちは……。
ソロモン:アーサー!?
ノストラダムス:無事だったの!? 良かった~!
アーサー:ま、待ってくれ!君たちはいったい誰なんだ?
パンドラ:私たちのこと忘れちゃったドラ~?
アーサー:すまないが、見覚えはないな。初対面だと思うが……。
ホームズ:失礼だけど、あなたはアーサー王で間違いないかな?
アーサー:ああ。私はブリタニアの王、アーサーだ。
ノストラダムス:もしかしてアーサーさん、記憶を失っちゃってる……?
ホームズ:けれど私たちの知ってるアーサーと同じくブリタニアの王ではあるようだ。詳しく調べた方が良いかもしれないね。
アーサー:何やら興味深い話だ…だが今は少し忙しい。詳しい話は、あとにしてくれないか。
アーサー:この先に王都に続く道がある。少し道を行けば、ランスロットという騎士がいるはずだから彼に話を聞いて欲しい。
パンドラ:うん! ありがとうドラ~!
ソロモン:街に行って話を聞いてみることにしよう!
2話 円卓の騎士ランスロット
ノストラダムス:あっ! あそこにいるのがランスロットさんダムス~?
ランスロット:……ん? なんだい君たちは。どこかで会ったかな。
ソロモン:ランスロットも私たちのこと覚えてないんだ……。
ホームズ:アーサー王から君のことを聞いてきたんだ。君がランスロットで、アーサー王がこの国を統治している……それは間違いないかい?
ランスロット:ああ、もちろんその通りだ。アーサー王と我ら円卓の騎士がこの国を守っている。我々がいる限りこの国は安泰だ。
ホームズ:……なるほど。彼らは私たちの世界から見るとパラレルワールドの住人なのかもしれないね。"
ソロモン:パラレルワールド……って言うと、別人ってこと?
ホームズ:ああ。記憶がないだけじゃなくて、この星で暮らしている記憶がちゃんとあるようだしね。平行世界の住人のような、別の存在……ということじゃないかな。
ノストラダムス:なんだか不思議! こっちの世界のこと、もっと聞いてみたいダムス~!
ランスロット:……何やら複雑な事情があるようだな。必要であればこの国のことを少し説明しようか。
ロビンフッド:ああ、そうしてくれると助かる。俺たちもこの国に来て間もないんだ。
ランスロット:この国では王都の中心に聖杯が安置されている。「真の王の器を見せた者の前に降臨する」という伝説で知られる、神聖なこの国の象徴だ。
ランスロット:聖杯は祈りに応じて祝福を与え、人々の体を癒やして治療する。だからきっとこの国はこの辺りで最も幸せな国だ。我々円卓の騎士もいるし、聖剣エクスカリバーもあるしな。
ランスロット:だが豊かな国にはそれを狙う外敵も付き物だ。最近、この国の周辺では古代兵器の目撃が増えている。
ソロモン:古代兵器? それってどんな物なの?
ランスロット:小型の偵察機のようで、不用意に近付くと襲ってくるから君たちも気をつけた方がいい。それらの出どころは今も調査中だ。
ランスロット:ところで君たちは、どうしてこの国に?
パンドラ:キューブを探しに来たドラ~!
ランスロット:キューブ?あの顔が付いた四角いアイテムの事かな? たしかに古代兵器が現れる少し前からこの辺でも増えているな。
ランスロット:……よし、それなら私が周辺を案内しよう。古代兵器たちに襲われたら危険だしな。
ロビンフッド:そりゃ助かる。俺たちだけじゃ迷っちまうかもしれないからな。土地勘がある人間がいると心強い。
ランスロット:なに、気にするな。民たちの危険を守るのも騎士の仕事だ。案内するからついてきてくれ。
3話 王都への襲撃
パンドラ:キューブ集めもじゅんちょうドラ~!
ロビンフッド:キューブに古代兵器の出現か……。この星もいろいろなことが起こっているようだがそれらの事件に何か関連はあるのか……?
ノストラダムス:あんまり繋がりがあるようには見えないけどな~……。
ランスロット:すまない、みんな! 緊急事態だ! 少々マズいことが起こった!
ソロモン:どうかしたの? そんなに慌てて……。
ランスロット:伝令の兵から、街が古代兵器に襲撃されたとの連絡があった! 急いで救援に行かなければ……!
ロビンフッド:なんだと!? そりゃ一大事だ!
ランスロット:もちろん防衛の為の兵はいるが、よりにもよって王が留守のときを狙ってくるとは……!
パンドラ:そういえばさっきアーサーと会ったドラ!
ランスロット:王は古代兵器の現地調査の為、街を出ていたんだ……。
ランスロット:案内の途中で申し訳ないが、私は先に王都へ戻る!
ロビンフッド:待ちな! 俺たちも行くぜ!
ソロモン:そうだよ! 街の人に何かあったら大変だし!
ランスロット:……協力してくれるならありがたい! 君たちの実力なら、きっと頼りになることだろう。
ロビンフッド:いいって事よ! 案内してくれたお礼だ!
ランスロット:それでは急いで王都へ戻る! ついてきてくれ!
4話 古代兵器強襲
ランスロット:くっ……! 遅かったか! 古代兵器がすでに街の中まで……!
ノストラダムス:外からもまだ攻めてきてるダムス~!
ランスロット:兵たちが浮足立っている……! このままでは……!
アーサー:──ランスロット!
ランスロット:アーサー王! お戻りになられましたか!
アーサー:ああ! それより、奴らはすでに街の中心部へ侵入したらしい! 私はそれを追う!
ランスロット:はっ! ここはお任せを! 戦線を立て直します!
ランスロット:……君たちの腕を見込んで頼みがある! 私はここで兵たちの指揮を執る為、動けない! アーサー王を手伝って欲しい!
ロビンフッド:ああ、任せときな。もとよりそのつもりだ。
ランスロット:恩に着る!
アーサー:……君たちは先程、街の外であった者たちだな。ランスロットから事情は聞いているか?
ソロモン:なんでも古代兵器が襲ってきたとか……。
アーサー:そうだ。進行の方向からすると、街の中心……もしかすると聖杯を狙っているのかもしれない。
ホームズ:聖杯……たしか市民を治療する機能があるとか。
アーサー:ああ。あれがあるおかげで民たちは病気や怪我をすぐに治すことができ、命も救われている。
アーサー:もし聖杯が目的なら、奪われるわけにはいかない……民の為に、全力で阻止しなければ!
5話 謎の巨大兵器
ソロモン:今のは!?
アーサー:聖杯の方からだ! ……あれは……!?
???:…………。
アーサー:巨大な古代兵器……それに少女……!?
???:現在の出力では…破壊が不可能と判断。作戦目的を聖杯の回収に変更する。
アーサー:聖杯が……!? やめろ!
???:目標の回収完了。帰還開始……。"
アーサー:くっ……! 飛んで逃げたか……! このままでは聖杯が……!
ノストラダムス:ど、どうしよう!? 追いかける!?
アーサー:……追いかけたいのは山々だが、民たちの避難が優先だ。建物の倒壊に巻き込まれでもしたら、取り返しがつかない。"
ソロモン:じゃあ見逃すしかないの……?
アーサー:……マーリンなら何とかできるはずだ。彼女はこの国一番の大魔導師。少ない手がかりからでも、行方を追ってくれる。
アーサー:君たちを巻き込んですまないが、もう一度お願いしたい。このことをマーリンに伝えてくれないか? 私は民の避難誘導を優先する。
ロビンフッド:ああ、乗りかかった船だ。遠慮するな。あのデカブツの追跡はこっちに任せとけ。
アーサー:……すまない、恩に着る。
アーサー:たしかマーリンは今日、街の北にある街外れの薬草店に占いに使う素材を買いに行くと言っていた。きっとその辺にいるはずだ。
パンドラ:それじゃあ早速マーリンを探しに行くドラ~!