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アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!3』5話ネタバレあり感想。まさかの入れ替わり回! アイリスのなかにカズマを降臨させた高尾奏音さんの演技が素晴らしかった【このすば】

文:カワチ

公開日時:

 TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!3』の第5話“このイケメン義賊に天誅を!”の感想をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『この素晴らしい世界に祝福を!3』第5話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

声優の演技が最高だった入れ替わり回! アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!3』5話感想


 『この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)』は、角川スニーカー文庫より書籍が刊行中の、暁なつめ先生によるライトノベルを原作としたアニメ。第4話のラストで意気揚々と魔王軍に挑んだカズマたちですが、今回の第5話はそんなカズマが死んでいるシーンからスタートします。このテンポ感が素晴らしい。やはりギャグはテンポですよね!

 第5話は死んでしまったカズマが異世界で死んだものを導く役割を担っているエリスさまと再会し、どうしてこうなってしまったのか振り返る内容。カズマとエリスさまはカズマが死ぬたびに顔を合わせており、今ではすっかり仲が良くなっていますが、第3期で登場するのは初。あいかわらずかわいくて最高でしたね。カズマは死にやすいとはいえ、そんな簡単にホイホイと死ぬわけではないのでエリスさまが登場するのはレア。早めの第3話で登場してくれたのはラッキーでしたね。
 さて、今回のストーリーはカズマが魔王軍に挑むために戦いに志願するところからはじまりましたが、ここのツッコミどころとしては彼がレベル30以下だったのでクエストの参加条件を満たしておらず、断られてしまうところ。まぁ、はじまりの地であるアクセルの町に居座り続けているのでレベルが上がっていないことは想像できますが、アニメも3期に突入しているのにまだ駆け出しのレベルであることには驚きました。王都は高ランクのクエスト揃いとはいえ、まさかの足切りとは……。

 レベルはクエストの参加条件に満たしていなかったものの、これまでの活躍から特別に参加を許されたカズマ。持ち上げられて調子に乗る彼がウザくてよかったですね。やはりカズマはこうでなければ。

 魔王軍との戦いでは泣け叫んで役に立たないアクアにほっこりしつつも、ダクネスやめぐみんが意外な活躍を見せます。ドMなので敵の攻撃を食らいたいダクネスは仲間から感謝されますし、いつものように爆裂魔法をぶっ放しためぐみんもその強大な力で仲間たちの希望になったようです。いつもの行動をしているだけのふたりですが、周囲の勘違いがおもしろかったですね。

 この戦いでコボルトの群れに突っ込み、死亡してしまっていたカズマ。その後に彼はエリスさまと再会するわけですが、そこで彼は転生者チートアイテムの神器を回収を頼まれることになります。カズマが死んで復活している間にダクネスやめぐみんの活躍で戦いには勝利しており、彼は動けなくなっためぐみんを背負って王城へと戻ります。

 ここで気になるのはめぐみんの態度。王城で暮らしていたほうが居心地がいいというカズマにめぐみんはみんなで冒険しているほうが楽しいと伝えますが、その表情や声はとても柔らかいもの。なんというか…とってもヒロインです。第3期はめぐみんとのラブコメっぷりがすごいことはこれまでの感想記事でもお伝えしましたが、ここまで露骨だとなにかしらオチがあるのではないかと不安になってきます。いや、普通にかわいいんですけどね。
 また、その後はアイリス王女が来訪してきますが、彼女がカズマをお兄ちゃんと呼んでいることを知っためぐみんの反応も注目。嫉妬をしている彼女もめちゃくちゃよかったですね。ロリ枠を取られる不安もあったんですかね(笑)。

 その後にめぐみんがアイリスの魔道具に興味を示しますが、その魔道具こそエリスさまが探していた“入れ替わりの神器”。カズマとアイリスが入れ替わってしまうことになります。ここからが今回の第5話の真骨頂。カズマ役の福島潤さんがアイリスを、アイリス役の高尾奏音さんがカズマを演じることになります。

 福島さんの演じるアイリスは安定して気持ち悪くて最高でしたが、さらに注目だったのは高尾さんの演じるカズマ。クズムーブをするアイリスは、しっかりカズマらしさを再現しながらも声は(高尾さんなので当たり前ですが)かわいらしくてよかったですね。頭を撫でただけのミツルギを死刑にしようとしたりと、展開もハチャメチャで笑わせてもらいました。
 そして、いちばんの見どころはカズマになったアイリスが側近のクレアをお風呂に誘うシーン。アイリスのことになると暴走するクレアですが、いっしょにお風呂に入れると分かったときの興奮はヤバかったです。演じている矢作紗友里さんの吹っ切れた芝居も、いい怪演でした!

 お風呂シーンに関してはクレアだけでなくダクネスも登場。ふたりは豊満なボディの持ち主なので画面の迫力がすごかったですね……! 作画も気合い入りまくりでクオリティが高く、深夜にリアルタイム視聴するには刺激が強すぎ。目がギンギンになってしまい、次の日は寝不足になってしまいました。これから観る人は近くに家族がいないことを確認してじっくり鑑賞してくださいね!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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