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アニメ『ザ・ファブル』6話ネタバレあり感想。出所した武闘派の小島が怖い――。ミサキの下着を頭から被る貝沼はもっと怖い――

文:電撃オンライン

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 TVアニメ『ザ・ファブル』の第6話“出所祝い”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ザ・ファブル』第6話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]


ミサキの過去が明らかに……。アニメ『ザ・ファブル』6話感想


 “ファブル”と呼ばれる伝説の殺し屋が、1年間、誰も殺さずに一般人として大阪で暮らす姿を描く『ザ・ファブル』。アニメ版は『装甲騎兵ボトムズ』で知られる髙橋良輔さんが監督を務めます。

 前回の第5話でアキラがミサキに紹介される形で仕事をゲット。時給800円で小さいデザイン事務所のオクトパスで働くことになりました。そのため、今回の第6話はオクトパスを中心にしたストーリーでしたが、序盤は海老原の弟分である小島が刑務所から出てきて、ふたりが出所祝いの焼肉を食べているシーンから描かれました。

 この小島は殺人を犯して服役していた武闘派で、アキラに立ち塞がることになります。物語前半の重要人物となる小島をアニメ化にあたってどなたが演じるのかと思っていましたが、まさかの津田健次郎さん! コミックでも怖かった小島の迫力がさらに増しましたね。


 小島は15年間、刑務所に入っていたこともあり、考え方も当時の時代のまま。海老原も武闘派であるものの時代の変化を感じ取っていますが、小島はなにも知らないので歯止めが効きません。アキラと衝突するとどうなってしまうのか……ぜひ、引き続きストーリーに注目してみてください。

 なお、海老原と小島の会話では、海老原が部屋で鍋を作っているシーンもありましたね。海老原も本来は怖いキャラクターであるはずなのですが、アキラと和解してからはどんどん萌えキャラのような感じになっていますね。大塚明夫さんの演じる海老原がかわいいと感じるなんて……。

 なお、大塚明夫さんはご自身のXでアキラの「トントン」を披露していましたが、見事な顔芸だったのでまだ観ていない人はチェックをしてみて欲しいです。


 一方のアキラは自転車で配達をしていました。往復で40分かかる距離を20分で終わらせ、さらに先方でコーヒーまで御馳走になるという超人っぷりを発揮していましたね。事務所の社長がアキラのニセの経歴である元・運送屋を信じて簡単に納得してしまうところも面白かったですね。

 その後、オクトパスでアキラの歓迎会が行われることに。ミサキに想いを寄せている貝沼が彼女のスカートのなかを盗撮していましたが、すぐに異変を察知したアキラがひっそりと手羽先の骨を飛ばしてカメラの向きを変えていましたね。頼りになるアキラの姿が描かれる一方で、えだ豆を皮ごと食べるような常識から外れた面も浮き彫りに。

 幼いころはナイフ1本だけ渡されて山中に放置されていたこともあるとサラリと語ったアキラですが、彼の回想で見つけた幼虫を栄養のために食べていたシーンはなかなかにショッキングでしたね。アキラの過去は本編ではほとんど語られないので貴重なシーンでもありました。

 また、歓迎会が終わったあとに、社長とアキラがバーへ行くシーンでは、アキラにあこがれるクロが再登場。社長とアキラの会話に聞き耳を立てていたクロが、アキラのマネをして皮ごとえだ豆を食べるものの、そのえだ豆は……という内容で、このシーンはクロがとてもかわいかったですね。海老原といいクロといい、なぜか萌えるキャラクターが多いのはズルい。

 後半は貝沼がミサキのアパートに潜入。ミサキの下着を頭に被りながら彼女の部屋を物色する彼は原作でも不気味でしたが、アニメでは細かい動きや息遣いにより、さらに怪しい雰囲気をまとっていましたね。演じている朝比奈拓見さんの怪演が光っていたので、今後も注目していきたいです。その後はミサキの過去が明らかになりますが……こちらはアニメを見てからのお楽しみということで。


 小島と貝沼という違うベクトルのヤバいキャラクターが一挙に登場して盛り上がる『ザ・ファブル』。次回の放送にも注目していきたいですね!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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