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ドラマ『アンチヒーロー』6話感想と考察。情報漏洩事件の冤罪を証明しようする明墨たち。その本当の目的は、判事の瀬古!?(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 TBS系列にて毎週日曜日21時より放送中のドラマ『アンチヒーロー』の感想と考察を紹介します。

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“アンチ”な弁護士は正義か悪か――!?


 有罪率99.9%と言われる日本の刑事裁判において、たとえ犯罪者である証拠が100%揃っていても、無罪を勝ち取る“アンチ”な弁護士の活躍を描いた『アンチヒーロー』。

 長谷川博己が演じる本作の主人公は、まさにヒーローとは言い難い、“殺人犯をも無罪にしてしまう”限りなくダークで危険な人物。

 そんな彼を通し、“正義とは何か?” “世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかける本作。

 スピーディーに展開する逆転リーガルエンターテインメントがいよいよ放送開始。事前情報のほとんどない状態で始まった物語の感想を、今後の考察も含めで紹介していきます。

『アンチヒーロー』第6話 感想

緋山と明墨は、何を探っているのか?


 明墨の目的も見えてきた『アンチヒーロー』。明墨と第1話で無罪にした緋山は今も繋がっており、何か関係があることもわかりました。

 そんな2人の会話から始まるのですが、江越という人物について話しているようです。まだ詳しくはわかりませんが、どうやら明墨は、緋山に誰かを探させているみたいですね。

 その会話をこっそり覗いていたのが赤嶺ですが、そのことは明墨も見抜いていました。

 一方、紫ノ宮は、父である倉田に面会。倉田の弁護は彼女がするようですが、倉田はすべての罪を背負うといいます。これはやはり冤罪の罪も認めるということなのでしょうか。

 そこへ伊達原検事正も登場。いつもの嫌味な顔で嫌味な言葉を投げかけます。いやー今回も嫌な奴ムーブが炸裂してますね。ここに現れたということで、紫ノ宮は、伊達原と倉田の関係を疑うようになります。

今回の事件は出版社の情報漏洩事件


 今回、明墨が担当するのは元大手出版社の沢原。個人情報漏洩事件で逮捕されていました。本人は無罪を主張していますが、一審は有罪となります。

 本人いわく、IDを盗まれ、それを使って真犯人が情報を盗み、罪を沢原になすりつけたということらしいです。用意周到に指紋まで用意されており、証拠が揃いすぎているという明らかなフラグ。

 浮かび上がったのは、元上司だった上田という部下。沢原が一気に昇進したのでこういう状況になった模様。しかも、上田は沢原逮捕後、副編集長になっていました。

 さらに編集部で調べを続けると、沢原が副編集長だった時代、法務副大臣の加崎のスキャンダルが特集されていましたが、上田に変わってからはパッタリなくなっていることが判明。

 この加崎と上田に関係があると感じた赤嶺たちは、上田を追うことになります。また、紫ノ宮は、情報収集会社を脅してデータをゲット。

 テキパキと調査が進み、証拠があがっていきます。こういうところはチーム感がでていていい感じ。裏では色々あるのでしょうが、ちゃんと仕事はするって感じがプロフェッショナルな感じでいいですね。

新証拠は採用されるのか


 上田と加崎の第一秘書が会っていた写真や、紫ノ宮が入手したデータなどで、新証拠を揃えた明墨たち。あとは、瀬古判事が証拠を採用するかどうかなのですが……。

 しかし結果は不採用。GPSや盗撮で入手した証拠ということで、すべて採用されませんでした。劇的な逆転負けで、まさに胸糞展開。

 明墨は何か考えがある様子。今まで通り、背後の不正を暴きたいと思っているのなら、明墨のターゲットは加崎ということになるのですが……。


『アンチヒーロー』第6話 考察


 今回は沢原の事件を中心に、メインのお話もガッツリ進みました。まず紫ノ宮の情報収集により、糸井一家殺人事件の担当検事が伊達原だったことが明らかになります。

 そしてさらに、明墨の本当の目的が、志水に死刑判決を出した瀬古判事にあることもわかり、一気に全体の構図が見えてきました。

 今回の沢原の事件も瀬古判事が担当しているほか、赤嶺が抱えたトラウマの裁判も瀬古が担当していると、かなり物語の中枢にいる人物の模様。なんだか、ラスボスっぽい感じがしてきました。

 加えて今までずっと正体が分からなかった少女、沙耶。その正体が志水の一人娘であることも判明。

 明墨の周囲というか、登場人物すべてが糸井一家殺人事件と何かしら関係しています。それも、明墨による計画だったのでしょうか。

 ダークな印象が強かったですが、折り返しを過ぎて目的がハッキリし始め、一気に闇を暴くヒーローっぽくなってきました。今後の展開が楽しみです!

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