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『ヒロアカ』アニメ7期3話“ヴィラン”感想。デクと青山くんの対比に考えさせられる。それはともかく葉隠ちゃんの体で屈折した光を浴びてみたい(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 アニメ『僕のヒーローアカデミア』 アニメ7期3話“ヴィラン”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『僕のヒーローアカデミア』アニメ7期3話の物語に関する記述が多々あります。[IMAGE]

青山くんの葛藤があまりにもつらい


 前回までスターアンドストライプの活躍が描かれていましたが、今回からは1年A組が登場。それぞれがパワーアップしていていましたね! コラボ技も開発していて、みんなすごく強そう。とくに印象的だったのはかっちゃん(爆轟)。自分の個性を理解して技を強化して、しかも現状についてもしっかりと解説してくれて……かっちゃんって暴れん坊なイメージはありますけどじつはめちゃめちゃ頭がいいですよね。このギャップ、たまらん! 

 さて、この話の主人公はやっぱり青山くん。まさか青山くんが「雄英内の内通者」だったなんて。もともと無個性でオール・フォー・ワンに個性をもらっていたなんて、誰が想像していたでしょう。ただ、これまでいつもパッピーな青山くんがふとした瞬間に暗い顔をしている瞬間ってありましたよね。7期の公式サイトでのキャラクター紹介でも、なにかを思い詰めている顔をしているんです。アニメだけで『ヒロアカ』を追っている人にとっては今回でその理由が明らかに……というところなのですが、表面上取り繕いながら罪悪感でいっぱいになっていたのかと思うと泣けてきますよね。


 オール・フォー・ワンに頼ってしまった青山くんのママンやパパンは息子の幸せを考えて行動しており、青山くんはママンとパパンを守りたかった訳で、ステキな家族であることは間違いないんですよね。青山くんは自分をヴィランだと言っていましたが「そんなことないよ、つらかったね」と抱き締めてあげたい……。顔をぐちゃぐちゃにして泣いている青山くんを見て、胸が張り裂けそうでした。

 デクも話していたように、みんなをなんとか救おうとしていた場面もありましたし、青山くんが1年A組を大好きなことも明白。だからこそ、本当に苦しかったでしょう。おちゃらけキャラだと思っていた青山くんは、心の奥にいろいろなものを抱えていて「キラキラが止まらないよ☆」な明るさその裏返しだったんですね。これまでのことを思い返すと泣けてくるなぁ。

デクと青山くんの対比に考えさせられる


 もともと無個性なのはデクだけでなく、青山くんもだなんて驚きました。『ヒロアカ』の世界では誰しも個性を持っているのが当たり前で、無個性の2人はやはりつらい経験をしていましたね。私たちの世界には個性はありませんが、人と違うことを恐れる感情は理解できます。人は孤独を怖がりながら生きているのかもしれませんね。

 デクは運よくオールマイトと出会いワン・フォー・オールを受け継ぎましたが、オールマイトと出会うことがなかった青山くんはオール・フォー・ワンに頼るしかなかった……。もし、オールマイトと出会っていなかったらデクが青山くんのようになっていたかもしれませんよね。無個性という同じ始まりから、ヒーローと裏切り者という対比になってしまったのかと悲しくなります。

 ですが、デクが話していた通りオール・フォー・ワンを出し抜くことができるのは青山くんだけ! 過去ではなくこれからの未来で青山くんがどのようなヒーローになっていくのか、とても楽しみですね。

 こんな場面ではありますが、葉隠ちゃんの姿がチラッと見えてドキドキしました。ずっと透明だった姿がようやくアニメで確認できて……これって全裸に手袋という理解でいいのでしょうか(ゴクリ)。ぜひ、私に葉隠ちゃんの体で屈折した光を浴びせてくれ~!

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