2024年5月27日にサービス終了を迎えた全方位にハマる! ギリギリアクションRPG『キュービックスターズ(キュビスタ)』。そのメインストーリー集をお届けします。
この記事では、最終章“ひとりぼっちの惑星”1話“残された痕跡”~4話“最後の災厄”を掲載します。
この記事では、最終章“ひとりぼっちの惑星”1話“残された痕跡”~4話“最後の災厄”を掲載します。
最終章 ひとりぼっちの惑星 1話~4話
1話 残された痕跡
ロビン:よーし、そろそろ次の星が見えてくるはずだぜ。
ノストラダムス:次の星はいったいどんな星かな~♪
パンドラ:へへ~♪ 今回もきっと素敵な冒険が待ってるドラ~!
ホームズ:……おや?
ホームズ:この信号は……もしかして……。
ソロモン:それって……第一部隊のシップの信号じゃない!?
ロビン:……間違いない。第一部隊の反応だ。
ホームズ:信号はあっちの小惑星からみたいだね。
ノストラダムス:本当!? 行ってみるダムス~!
パンドラ:第一部隊のみんなに会えるドラ!?
ロビン:メンバーの反応までは解らねぇが、行ってみる価値はありそうだな。
パンドラ:そうと決まればさっそく向かうドラ~!
ソロモン:誰かの罠かもしれないし、十分注意しようね…!
ロビン:それじゃあ船の進路を変えるぜ!
ソロモン:うん! お願い、ロビン!
ノストラダムス:出発進行ダムス~!
2話 船外調査
ロビン:着いたぜ。何があるかわからねぇから注意しろよ。
ソロモン:みんな見て! あれ……!
ノストラダムス:第一部隊のシップダムス! でもすっごくボロボロになってる……。
ロビン:待て! なにか様子がおかしい。
ホームズ:……しばらく使われた形跡がないように見えるね。何かトラブルに巻き込まれたのかもしれない。
ソロモン:でも信号はあそこから来てるんだよね?
ロビン:ああ。ソロモンが言ったように、誰かの罠なのかもしれないな。
ソロモン:うん! 警戒していこう……!
パンドラ:う、うん……。
ホームズ:どうやらシップの様子からするに、不時着したわけではないみたいだね。
ノストラダムス:じゃあ故障とかしたわけじゃないってことダムス?
ソロモン:だとするとこの星のモンスターに襲われたとか……?
ホームズ:どうかな。より詳しく調べるには中も見てみないとね。
ノストラダムス:ならさっそくシップの中に――。
ロビン:――おっと。噂をしてりゃあ、相手から来てくれたみたいだぜ。
ホームズ:囲まれてしまったかな。
ノストラダムス:やっぱり罠だったダムス~!?
ホームズ:それにしては待ち伏せされていたような雰囲気ではないけれど……。
ロビン:何にせよ、これ以上数が増えるのはまずいな。
ソロモン:そうだね! みんなで手分けして殲滅しよう!
ノストラダムス:まっかせるダムス~♪
3話 パンドラの箱
ロビン:どうやら船のシステムは無事だったみたいだな。
ソロモン:結局第一部隊のみんなは居なかったけど、船だけはずっと動き続けてたのかな……?
ロビン:……いや、おそらく俺たちの船が近づいたことで復旧したんだ。何かがあってとっさにそんな処置を施したんだろう。
ソロモン:どうしてそんなことを……?
ロビン:さあな。俺たち第二部隊以外にはまだこの船が動くことを知られたくなかったのか……。
ロビン:なんにせよ、それを知るにはもう少し解析が必要だな。
ロビン:……って他の奴らはどうした?
ソロモン:コックピット以外の場所を調べてるみたい。
ロビン:まったく、緊張感のない奴らだぜ。
ノストラダムス:ふっふー♪ この辺に何かがあると恐怖の大王の勘が告げてるダムス~!
ノストラダムス:あっ! この箱とか怪しいかも……! えーい!
ノストラダムス:……あれ? これって……。
パンドラ:――どうしたの? ダムスちゃん。
ノストラダムス:うわあっ!?
ノストラダムス:びっくりした~。いつからそこにいたダムス?
パンドラ:ちょっと前からドラ♪
パンドラ:それで――何を見つけたのかな?
ノストラダムス:えっと……これ……。キューブ……なんだけど。
ノストラダムス:……でもこれがここにあるのって……おかしいような……。
パンドラ:それはどうして?
ノストラダムス:だ、だって……これ……!
ノストラダムス:パンドラのキューブ、ダムス……。
パンドラ:…………。
ノストラダムス:ストライクワールドのみんなが、この世界に吸い込まれてキューブにされたもの……それがキューブだったはずダムス……。
ノストラダムス:ここにキューブにされたパンドラがいるなら――。
ノストラダムス:あなたは……誰……?
パンドラ:……あーあ、見つかっちゃったドラ~
パンドラ:――さよなら、ノストラダムス。
ノストラダムス:ひっ――!?
ホームズ:そこまでだよ
パンドラ:……ホームズ。
ノストラダムス:助かったダムス~!
ロビン:おいどうした!?
ソロモン:これって…どういう状況!?
ノストラダムス:ここにパンドラのキューブが落ちてたダムス!
ホームズ:さあ、応えてもらおうか。キミはいったい誰なんだい?
パンドラ:…………。
パンドラ:パンドラは……パンドラ、だよ?
ノストラダムス:パンドラのキューブがあって、だから目の前のこの子はパンドラじゃなくて…だから、えーっと!
ロビン:シップのシステムは俺たちが来るまで起動していなかったはずだ。
ソロモン:じゃあ、私たちと一緒に旅をしていたのは……。
ホームズ:改めて問おう、キミは一体何者かな?
パンドラ:そんな怖い顔しないで欲しいドラ……。
パンドラ:……どうせみんなキューブになるんだし、最後まで一緒に楽しく遊ぶドラ~♪
ロビン:こいつ……!
ノストラダムス:パンドラを……返すダムス~!
第4話 最後の災厄
ロビン:外に逃げたぞ!
パンドラ:シップの中じゃ狭いダムス……
パンドラ:あっ、間違えちゃったドラ。
ノストラダムス:もう隠す気もないダムス! 正体表すダムス~!
パンドラ:……いいよ。
???:……私はエルピス。このキューブワールドを……創りし災厄……。
ノストラダムス:パンドラをどこにやったダムス!?
エルピス:何言ってるのダムスちゃん! 私はここに居るドラ~!
ノストラダムス:うわ! ビックリした…! ってそれはもういいダムス!
エルピス:ひどいなー。今までずっと一緒に旅をしてきたじゃんか。
ノストラダムス:そんな…だってパンドラは私たちと一緒にこの世界に来たはずダムス!
エルピス:そうだね【最初は】確かにそうだった…。
ホームズ:いつから…なんて聞くのは野暮な質問かな、パンドラが単独で行動していた時なんて、いくらでもあった訳だし。
エルピス:さすが名探偵さん、聡明で助かるよ。
ロビン:パンドラになりすましてずっと一緒に旅してたって事か…お前の目的はなんだ……!
エルピス:……この世界を、本物のストライクワールドする。
ソロモン:本物のストライクワールドにって……? どういうこと……?
エルピス:私はさ「厄災」だから箱の外には出られない決まりでね…でも箱の中から見てた外の世界は毎日楽しそうで、羨ましかった。
エルピス:それで閃いたんだ。出られないなら、外のみんなを中に入れちゃえばいいじゃん!って
ソロモン:だから、外の世界のみんなを箱に吸い込んだの……!
エルピス:そう。この世界に散らばるキューブは、吸い込まれたみんながこの世界で生まれ変わった時の残滓なの。
エルピス:でも一つだけ誤算があって、全員は吸い込めなかった…
エルピス:したら無事だった連中がのこのこやってきてくれたんだよ! 笑っちゃうよね。
ロビン:ちっ、俺たちはまんまと嵌められたって訳か…
エルピス:後はゆっくり私の手でキューブに変えていけばいいだけだったんだけど…
ホームズ:キミの計画は狂ってしまった。私たちに真実を伝える為に残された第一部隊の信号によって。
エルピス:そうだね……でも大丈夫。大した問題じゃない。
エルピス:今から全員で生まれ変わろうよ。このキューブワールドの新しい君たちに。
ホームズ:他の惑星で出会った彼らも、みんな君が作り出した偽物という事でいいのかな?
エルピス:そうだよ、ストライクワールドの本物を元に作った模造品(コピー)。
ノストラダムス:ど、どうやったら皆を元に戻せるダムス!?
エルピス:さぁね? 教えてあーげない。
エルピス:まぁでも、あなた達の旅はここで終わり。
ロビン:『はい、そうですか』……なんて、素直には従えねーな。
ソロモン:キューブになったみんなの戻し方! 教えてもらうよ。
ノストラダムス:パンドラを……返すダムスー!
エルピス:残念だけど……あなたたちは私に勝てない。……私はこの世界のルールだから。
エルピス:いままで楽しかった、最後まで一緒に遊ぼう。
エルピス:この世界は私が作った世界……
エルピス:あなた達が戦っているのは……この世界、そのもの……。
ノストラダムス:そんなの知らないダムス! みんなを元に戻すダムス~!
ロビン:ちっ、埒が明かねぇな…
エルピス:第一部隊の皆も、今頃は生まれ変わってこの世界で楽しく暮らしている筈だよ?
ノストラダムス:そんな……ナポレオンや龍馬達が……。
ソロモン:ゼウスやユグドラシルも……。
エルピス:あぁなるほど、ひとり取り逃がしたあいつか……だからここにそのキューブが落ちてたんだね……
エルピス:まぁ、それも今更どうでもいいか……。
ロビン:何をブツブツ言ってやがる…!
ソロモン:やあああああ!
エルピス:ははっ、楽しくなってきたよ!
ホームズ:おや……?