現在では主流となった異世界召喚ファンタジーの先駆け的な作品のひとつ『ドリフターズ』。歴史の登場人物が一堂に会してバトルロイヤルを繰り広げるというロマンあふれる設定はもちろん、作者の平野耕太さんらしい芝居がかった大仰なセリフ回しだったり、シリアスとギャグの絶妙なバランスだったりと、この作品でしか味わえない魅力がたくさんあります。
また、紀元前であるハンニバルやスキピオのほか、1900年代の山口多聞や菅野直まで幅広い時代の人物が登場するのも見どころ。しかも、どの人物も主役級に濃いので、次にどんなキャラクターが登場するのか、どういった活躍をするのかすごく楽しみになります。
『ドリフターズ』は歴史上で生死不明のまま行方不明になった人物や実在したか不明な人物による漂流者(ドリフターズ)と歴史上で非業の死を遂げた廃棄物(エンズ)のふたつの陣営の戦いが描かれることになりますが、今回のLINEスタンプは漂流者と廃棄物のキャラクターたちが勢揃い。さらにオルミーヌなど、舞台となるファンタジー世界の住人までラインナップされています。
また、紀元前であるハンニバルやスキピオのほか、1900年代の山口多聞や菅野直まで幅広い時代の人物が登場するのも見どころ。しかも、どの人物も主役級に濃いので、次にどんなキャラクターが登場するのか、どういった活躍をするのかすごく楽しみになります。
『ドリフターズ』は歴史上で生死不明のまま行方不明になった人物や実在したか不明な人物による漂流者(ドリフターズ)と歴史上で非業の死を遂げた廃棄物(エンズ)のふたつの陣営の戦いが描かれることになりますが、今回のLINEスタンプは漂流者と廃棄物のキャラクターたちが勢揃い。さらにオルミーヌなど、舞台となるファンタジー世界の住人までラインナップされています。
『DRIFTERS』ラインナップ
今回のラインナップは原作の最新エピソードに登場したキャラクターなどはいないものの、メインどころが集合した豪華なものに。キャラクターの顔がコロコロと変わるのが『ドリフターズ』の見どころですが、かなり崩れたギャグなども多くて見ているだけで楽しく、家族や友人に送りたいスタンプがたくさんあります。
与一がエルフたちに言わせた「ゲンジバンザイ」や、ハンニバルが木いちごをもらったときの「ほうびにお前にはガリアをくれてやろう」など、おもしろいけど使いどころが難しいスタンプが混じっているところは、むしろファンとしてはうれしいところです。
『DRIFTERS』
価格:250円(税込)
「首置いてけ!! なぁ!!!」はどこで登場した? 使い方の例は?【DRIFTERS】
戦国時代の武将で『ドリフターズ』の主人公である島津豊久の口癖で、エルフたちを襲っていた大将首の廃棄物に言ったセリフ。
その後に廃棄物がエルフたちを殺戮していたことに気付いた豊久が「やっぱりお前の首などいらねえ」と伝えることで彼の正義感が優しさが分かるとともに、倒したあとのトドメはしっかりエルフたち自身でつけるように促すシーンが描かれることで、本作が少年漫画とは異なる戦記モノとしてのシリアスさがあることも分かるようになっていましたね。廃棄物を殺めたエルフたちに「よか」と優しく微笑む豊久は『ドリフターズ』の中でも屈指の名シーンです。
日常で「首置いてけ!!」というシチュエーションはなかなかないですが……相手がミスをしてこちらに謝っているときにこのスタンプを送って和ませたりはできるかも。また、買い出しなどでなにが欲しいか聞かれたときのひとボケにも使えますね。
なお、このスタンプを使いすぎると、豊久みたいに“妖怪首置いてけ”のあだ名が付けられてしまうかもしれないので注意。
「テメェ コノヤロウ」はどこで登場した? 使い方の例は?【DRIFTERS】
この記事を書いている筆者のお気に入りのキャラクターで、ほかにも嫌いな人はいないであろう菅野直の名セリフ。もともとは大日本帝国海軍の戦闘機パイロットで、本作で描かれたドラゴンを紫電改で撃墜するシーンに心が躍った人は多いことでしょう。なお、スタンプの「てめぇ…この野郎」はドラゴンの虐殺を見た直が空襲で焼かれる日本を思い出し、怒りに震えるシーンで発せられました。
原作の最新エピソードでは犬族や猫族たちと行動を共にしていますが、そのやり取りも笑えて和むので必見ですよ。
スタンプの使いどころは約束をすっぽかされたりしたとき。ただ、菅野直は口癖で「コノヤロウ」や「バカヤロウ」を連呼しますが、なにも知らない人からすると本当に怒っているように感じてしまうかもしれないので、きちんとフォローを入れましょう。
「俺たちに明日なんてねぇよ」はどこで登場した? 使い方の例は?【DRIFTERS】
19世紀の強盗団であるワイルドバンチ。『ドリフターズ』では生死不明となっているブッチ・キャシディとサンダンス・キッドが漂流者として登場。このセリフはブッチが廃棄物の王である黒王とその軍隊を国境の要塞で待ち受けているときに放った「どこに行ったって俺たちに明日なんてねぇよ」「ワイルドバンチ強盗団には今日しかねぇ」と答えたときのもの。
どんなときでも余裕をもって悪態をつけるのが格好いいですね。ちょいネタバレですが、ワイルドバンチを題材にした映画『明日に向って撃て!』のラストシーンを彷彿とさせてよかったです。
なお、『明日に向って撃て!』は1969年に公開されましたが、その2年前である1967年にはこのセリフの元ネタになっているであろう『俺たちに明日はない』という映画が公開されています。こちらは大恐慌時代のアメリカに実在した強盗のボニーとクライドを題材にした映画。本作の壮絶なラストシーンは必見なので、ぜひ多くの人に観てみて欲しいです。
使いどころは大勝負に出るとき。スマホゲーのガチャでどれぐらい回すか相談されたときや、仕事の作業が終わってないのに仮眠したいときなどは、このスタンプを使って強がりましょう!
以上、記事のなかでは原作でも印象深いシーンのスタンプを紹介しましたが、そのほかにも黒王の「参集せよ」や信長の「オツー!」など日常的に使いやすいものもたくさんあるのでぜひチェックしてみてくださいね!
カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。