6月1日に開催された、ライトフライヤースタジオ(WFS)設立10周年を記念したリアルイベント&音楽ライブ“ライトフライヤースタジオ10周年記念フェス”。
ベルサール秋葉原を舞台に、入場無料の展示ではライトフライヤースタジオの歴史を辿れる年表や人気タイトルの撮影スポットなど、ここでしか見られない&体験できないものをギュッと詰め込んで公開。
音楽ライブでは、現地&配信で『アナザーエデン 時空を超える猫』『消滅都市』『ヘブンバーンズレッド』のライブが3部構成で行われました。
ベルサール秋葉原を舞台に、入場無料の展示ではライトフライヤースタジオの歴史を辿れる年表や人気タイトルの撮影スポットなど、ここでしか見られない&体験できないものをギュッと詰め込んで公開。
音楽ライブでは、現地&配信で『アナザーエデン 時空を超える猫』『消滅都市』『ヘブンバーンズレッド』のライブが3部構成で行われました。
この記事では、音楽ライブの第3部“『ヘブンバーンズレッド』She is Legend スペシャルバンドセットライブ”の模様をレポートします。
She is Legendの名に偽りなしの伝説級の約60分! 『春眠旅団』に加え最新楽曲『闇夜のKomachi Vampire』も惜しみなく披露【ヘブバン(ヘブンバーンズレッド)】
ライトフライヤースタジオ10周年記念フェスのトリを飾ったのは、シーレジェことShe is LegendのXAIさんと鈴木このみさん。『ヘブバン』ファンにおなじみなのはもちろん、個人でも活躍しまくっているこのお二方が、熱気うずまく約60分のライブを繰り広げてくれました。
1曲目は『死にゆく季節でぼくは』。CMにも使われている、『ヘブバン』のなかでも有名な曲の1つです。
イントロから続くスクリームに合わせて舞台がパッと明るくなり、2人の姿が鮮明になったのですが、XAIさんはまさかのツインテール! 個人的にXAIさんのこの髪形は印象に全くなかったので、びっくりと同時に「かわ……」って(笑)。
アツいところやお茶目なところがあり、ライブでも色々な表情を見せてくれるのはわかってるんですけど、やっぱり初見時のハスキーボイスなクールビューティイメージがまだ強くあるので、ギャップにやられましたね。
サビの「きみだけが」からはゲーム内で聴いてもいまだに鳥肌が立つことがあるだけに、ライブでも当然全身ゾワッと。初っ端からめっちゃ昂らせてくれて、これはヤバいことになりそう、と興奮が止まりませんでした。
ここから続けて『Goodbye Innocence』だったのもエグイ。もちろんいい意味で。アップテンポで交互に言葉を紡ぐ部分も、生だとかなり大変というか難しいんじゃないかなって思うんですけど、しっかり歌い上げられていて。さすが過ぎます。
MCではライトフライヤースタジオを「ライトス……」って2回も噛んじゃうXAIさんかわいい。このみさん笑顔がかわいいと語彙喪失。ライトフライヤースタジオさんに対する想いなんかも語られて、こっちも少しジーンと来てしまいました。
続いて披露されたのは、5月31日にゲーム内に登場&デジタル配信が開始されたばかりの最新楽曲『闇夜のKomachi Vampire』! 公の場ではきっと世界最速で生歌が聴けたことになるのかしら!?
Wowの合唱、互いを押し合うラップパート、楽曲内では初となる芹澤優さんバージョンのカレンちゃんボイス、赤・青・紫のライティング演出などなど、なにもかもカッコよすぎてずっと鳥肌立ってました。盛り上がりもすごいし、ライブでは毎回やってほしい勢い! カロリー使うから演者のお二人はきつい気もしますが(笑)。
すごく正直に書くと、この時点でまだイベントを遊べておらず曲も聴けていなかった……ので、帰ってすぐプレイ&曲も聴いたのは言うまでもありません。
4曲目は爽やかな曲調で、サビで一緒にジャンプするのも楽しい『起死廻生』、5曲目は「録画中!」のフレーズで笑わせてくれた去年の夏のイベ……去年の夏!? 書いててもうそんなに経ってるのかって思ってしまった2023年の夏イベント“きみはこの夏のFairy、ぼくはその姿を瞳の奥にRec.”で初登場した『さよならの速度』と続いていきます。
声量を使う『闇夜のKomachi Vampire』から動作も激しい『起死廻生』とつなぐセットリストはなかなか鬼だなとも思いつつ、客側としてはテンションMAXのまま騒げたのがグッド。XAIさん、このみさんもすごく楽しくパフォーマンスされてたように見えたし、きっとWin-Win!
2度目のMCを挟み、ライブはラストスパートに突入。『Long Long Spell』、そして最後の曲『春眠旅団』と流れていきます。
ちなみに、ここのMCでは麻枝さんのモード的に今ラップが来ていることや、『闇夜のKomachi Vampire』のラップパートのディレクションがすごい熱量だったことなどが語られました。もしかすると、今後登場する曲にもラップパートが用意されているものがあるのかもしれませんね。
『Long Long Spell』『春眠旅団』ともに、終始舞台に用意された台の上で歌唱。身体を大きく揺らしたり手を広げたりといった動作はあるものの、舞台全体を使ってきた前5曲と比べると動き自体は控えめ。その分、ここまで激しいパフォーマンスもまじえて歌い上げてきたにもかかわらず、歌声は一番パワフルだったように感じました。
そしてやっぱり『春眠旅団』ですよ。まだライブで披露された回数もそこまで多くないはずのこの楽曲ですが、サビ前のはもりは生歌でもすごく美しかったですし、サビの盛り上げ方も完璧といっていいクオリティ。顔を向き合わせ笑顔になりながら歌われているところもあり、もう……目も耳も幸せでいっぱいでしたね。
大歓声のなか、お二人は一度降壇。約5分という少し長めのアンコールを経て、ライトフライヤースタジオ10周年記念フェスTシャツに着替えたXAIさん、このみさんが再び舞台上に帰ってきます。
アンコール1曲目はライブに来てくれた人、そして配信を見てくれている人に対するメッセージのようにも思えた『Thank you for playing ~あなたに出会えてよかった~』。
「Say!」で親指と小指を使ってL字に、続く「No!」でそれを下に向けたり、鳴き声に合わせた猫&犬ポーズをキュートに見せてくれたりなど、パフォーマンスの楽しさは今回のライブで一番だったかも。終盤、観客と一緒に手を大きく左右に振るのも一体感があって綺麗でしたね。
そして、本当のラストとして会場に響いたのは『ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~』。割と意表をついてきた選曲のように感じましたが、アツさ自体は保証済み。だって強敵戦にも使われてる曲なんですもの!
サビの「ゆーけー!!」などのフレーズを観客に任せるといったレスポンスを求める場面があったほか、ラストの曲として聴いているのもあるせいか、「美酒に~~」の部分はライブ後にこの瞬間を思い返しながら楽しんでって言っているようでしたし、「未踏の地へ~~」の部分なんかは自分たち、『ヘブバン』、ライトフライヤースタジオ、そして観客のみんなに対してなのかな、って風にも捉えてしまいました。
背中合わせで腕を伸ばし、指をさしていたところもカッコよかったなぁ……!
すでにアーカイブを何周かしている自分ですが、いまだに随所で鳥肌が立ってしまうぐらい、本当にすごすぎるライブでした。あとこれは現地にいたからこそですが、箱が狭かったのもすごく良かった! このみさん、XAIさんの表情を肉眼でしっかり見られましたし、音の圧も身体を押すぐらい半端なかったです。
『ヘブバン』に関わらず、基本ライブに行っても2~3階席だったり舞台から遠かったりと席運がない人間なんですけど、今回は「目が合った! キャー!!」みたいな気分を人生で初めて味わえたんじゃないかなって思います。贅沢な空間だったわ、ありがたやありがたや。
まだ観ていない方はぜひアーカイブをご覧くださいませ!
“『ヘブンバーンズレッド』She is Legend スペシャルバンドセットライブ”出演者&セットリスト
出演者
・She is Legend(Vo.XAI/Vo.鈴木このみ)
セットリスト
・死にゆく季節でぼくは
・Goodbye Innocence
・闇夜のKomachi Vampire
・起死廻生
・さよならの速度
・Long Long Spell
・春眠旅団
・Thank you for playing ~あなたに出会えてよかった~(アンコール)
・ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~(アンコール)