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『エルデンリング』DLC感想レビュー。攻略に役立つカンスト周回の難易度やボリュームを本編プレイ200時間超の褪せ人が語る【シャドウ オブ ジ エルドツリー】

文:Ak

公開日時:

 6月21日に配信される『エルデンリング』のDLC『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE(エルデンリング シャドウ オブ ジ エルドツリー)』。
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 DLCのレビュー用コードを提供いただいたので、ストーリークリアまでガッツリプレイした先行レビュー記事をお届け。正式配信前なので、オフラインのみでのプレイとなっています。

 ネタバレ防止のため記事中にはDLC序盤~中盤の写真のみを使用。またストーリーのネタバレなどもありませんのでご安心ください。

育成:カンスト周回でも“影樹の加護”のおかげで新鮮な気持ちで楽しめる!【エルデンリングDLCレビュー】

 今回のレビューでは本編8周目以降、いわゆるカンスト周回と呼ばれるエネミーの強さが最大になるデータを使用。DLC開始時のレベルは290です。
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 DLCの舞台となる“影の地”は、完全新規マップ。星砕きのラダーンおよび血の君主モーグの撃破が開放条件となっているだけあって、基本的な難易度は本編後半以上となっています。

 影の地のエネミーはかなり強く、とくに耐久度は本編後半と比べてもかなり高め。初期状態ではボス戦にかなり苦戦するバランスです。
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 その力量差を埋めるのが、DLCの新システムである“影樹の加護”および“霊灰の加護”。それぞれ“影樹の破片”および“霊灰”を消費することで、プレイヤーor霊体&霊馬の攻撃力とカット率を高めることができます。

 いわば影の地限定のバフ効果であり、これらのアイテムを集めることで戦闘がかなりラクになっていきます。

 “影樹の加護”および“霊灰”はさまざまな場所で入手可能。マップ上に配置されているほか、“影樹の加護”は“ミケラの十字”の近くや一部のボスドロップなどでも入手できました。
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 カンストまで周回したデータでは、正直本編ではボス戦であってもほぼ楽勝でしたが、それでもしっかりDLCでは苦戦するバランス。序盤のボスである“神獣獅子舞”であっても、“影樹の加護”が2~3段階ないと厳しいです。

 それを補う“影樹の加護”のおかげで探索が非常に重要になっているので、まるで本編1周目のような感覚で冒険できます。

 ボスを倒せないときに、そのまま挑むか探索して戦力を強化するのかしっかり悩めるのが本当に新鮮!
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 ちなみに“影樹の加護”および“霊灰の加護”の強化段階は周回で引き継ぐことも可能。もちろん、“影樹の破片”や“霊灰”も持ち越せます。そのため、DLC1周目で取り逃してもそこまで気にしなくても大丈夫です。

 あくまで最終手段ですが、カンスト周回でどうしてもボスに苦戦する場合は、集められるだけ“影樹の破片”や“霊灰”を集めてから、いっそ本編を周回してしまうのもアリかもしれません。

 筆者の場合は2周目の途中で“影樹の加護”および“霊灰の加護”を上限まで強化できたので、おそらくDLCエリア1周目を隅々まで探索するとほぼ上限までの強化アイテムを入手できるものと思われます。なお、“影樹の加護”および“霊灰の加護”を上限まで強化した状態の難易度は、体感的に本編と同等か少し上くらいの印象でしたね。

マップ&探索要素:DLC全体のボリュームは事前情報通りの30時間以上! マップの構造も複雑で探索しがいがある【エルデンリングDLCレビュー】

 今回のレビューでDLCストーリークリアまでにかかった時間は、およそ27時間ほど。その時点で未発見のエリアもあったので、DLCの全体的なボリュームは30時間以上と思っていいでしょう。
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 マップは本編以上に高低差のある複雑な構造になっており、しっかり探索しないと到達できないエリアも存在します。それだけに、抜け道などが発見できたときの達成感は本編以上!

 まさかの方法で到達できるエリアやダンジョンもあります。筆者の場合は次の目的地が分からなくなって迷うこともしばしばでしたが、配信後はオンラインで他プレイヤーのメッセージがヒントになるので、もう少しスムーズに探索できるかと思います。
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 影の地のマップ全体の広さは、およそ狭間の地の3分の2ていど。ただし入り組んだ地形もあって密度がすさまじいので、体感的な広さは同等以上です。

 ダンジョンも多数存在していますが、どれもかなり個性的で探索しがいがあります。本編を前提としたサプライズとなるエリアも存在し、満足度であれば間違いなく本編以上ですね。

 とくにとあるエリアでは今までとは異なる方向性のエネミーも出現するので必見です。もはやそのエリアの探索だけ別ゲー感覚でした!

武器:新武器種はどれも個性的で使いこなしたくなる魅力アリ! 追憶交換武器はカッコよすぎる【エルデンリングDLCレビュー】

 新武器種は、先行体験会でも判明した通り全8種類。新武器は各武器種で1つのみというわけではなく、基本的にそれぞれ2~3個以上は入手できました。

 投擲剣、格闘、獣爪は1つしか発見できませんでしたが、単に筆者が見落としているだけかもしれません。
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 新武器種のなかでも、やはり個人的な最注目は大刀ですね。

 刀と比べると鈍重ですが使い勝手は大剣などに近く、リーチが長いので使いやすいです。何より見た目のカッコよさ! でかい刀がキライな人間などいません。

 新武器種は既存の武器種の上位互換というよりは、新たな切り口の武器といった印象。FP消費なしで遠距離攻撃が可能なものもあり、サブ武器として運用しやすいものも豊富でした。
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 DLC序盤に大刀を入手後は基本的に大刀を使っていましたが、ストーリーを進めてボスの追憶が入手できた段階で武器を切り替えました。

 DLCボスの追憶と交換できる武器は、本編以上にロマンにあふれた武器が多く、とにかく見た目がカッコよすぎる! 「こんなの欲しかった」と言える武器ばかりで、ファンサービスにあふれています。

 とくにとある追憶交換武器は、本編をプレイした人にとってはロマンの塊のような武器。ネタバレの塊でもあるのでくわしくは書けませんが、戦技も強力でオンラインでも人気武器になると思います。自分もDLC2周目以降はほぼその武器を使っていました。

ストーリー:本編の設定を掘り下げまくるサービス精神豊富なストーリー!【エルデンリングDLCレビュー】

 気になるDLCのストーリーですが、事前情報通りミケラを主軸にしたストーリーが展開します。
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 もちろんネタバレなので詳細は伏せますが、期待通りのコースに期待以上の剛速球を投げ込まれたような……インパクトのある満足度の高いストーリーでした!

 意外な名前が意外な場所にあったり、本編を読み込んでいる人ほど多くの発見ができる作りになっている印象です。

 自分のなかでの世界観考察の定説がくつがえるような展開もあり、本編も含めて世界観を改めて考察し直したくなりましたね。
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 本編に匹敵するほどのボリューム感と、本編あってこその本編以上の満足感を味わえる今回のDLC。とくにストーリーでのサービス精神にあふれているので、本作の世界観が好きな人は超必見です。

 ちなみに筆者の現時点でのDLC総プレイ時間は44時間ほど。けっこうな時間をプレイしましたが、実はいまだに探索できていないエリアがあったりします。

 おそらくとある場所でギミックを解く必要があるのだと思いますが、その方法がどうにも分からず立ち往生しています。もはやDLC配信後に誰かがいい感じのヒントをメッセージで残してくれるのを期待するしかない! そういう意味でも、DLCの配信日が待ち遠しいですね(笑)。

『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』事前ムック本が6月17日発売


 名作アクションRPG『ELDEN RING』のDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』の配信に併せ、『ELDEN RING』本編の膨大なアイテム・会話・イラストをテーマ別に抜粋・要約して掲載したムックが発売中です。

 かつて狭間の地であったことやゲーム体験を振り返るほか、もちろんDLCの関連情報も収録。付録はDLCのキーアートをあしらった、B2ファブリックポスターです。もしよろしければ、ゲーム本編の体験や設定を思い出し、影の地での新たな冒険を全力で楽しむためにお役立てください。

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 また、ebtenでは購入特典としてイラストカードを1枚お付けしています。※サイズ:A6サイズ(約105mm×148mm) ※なくなり次第終了となります

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▲ebten購入特典のイラストカード ※画像はイメージです。
【書名】The Overture of SHADOW OF THE ERDTREE ELDEN RING fan book
【発売日】6月17日(月)
【定価】2750円(税込)
【付録】B2ファブリックポスター
※電子書籍の価格は1650円です
※電子書籍にはB2ファブリックポスターは付属しませんが、絵柄を画像として収録しています。

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▲付録はDLCのパッケージアートをあしらったB2ファブリックポスター

※エビテン公式サイト一時停止に関するお知らせ
KADOKAWAからの発表にあります通り、ECサイト エビテン【ebten】もサイバー攻撃を受けた可能性があるため、サイトを一時停止させていただいております。そのため現時点(6月18日時点)では、こちらでご紹介している商品の販売ができない状態になっています。現在、調査と対策等を進めておりますので、状況が確認出来ましたら改めて公式X(Twitter)等でアナウンスさせていただきます。ご購入を希望されている方にはご不便をおかけして申し訳ありませんが、なにとぞご了承のほどよろしくお願いします。

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