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『ラブエリュシオン』レビュー:美女と温泉、水着に腹筋!? バカンスがハーレムすぎて最高過ぎるアドベンチャーゲーム【電撃インディー#677】

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はRedDeer.Gamesより6月20日に配信予定のNintendo Switch用ソフト『ラブエリュシオン ~女神たちの秘島~』のレビューをお届けします。

[IMAGE]※本記事はRedDeer.Gamesの提供でお送りします。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

幼馴染(美少女)とバカンスへ!


 本作の物語は受験を控える高校生の主人公・青木颯太が懸賞を当て、孤島でのバカンスへ向かうところから始まります。

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 この旅行には颯太が思いを寄せる幼馴染の石原結菜が同行しており、開幕から何やらいい雰囲気が漂っています。

 しかし、2人の関係は良好ですが、何やら複雑な問題も抱えている様子で……。

 また、颯太は過去に“記憶喪失”になったことがあるという情報など、今後の展開が気になる要素も続々登場します。

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▲幼馴染の結菜。基本的に明るい性格のようですが、家庭の問題と受験でストレスが溜まり気味な様子です。
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▲お弁当(中身は全部お菓子)を用意してくれるなど颯太との関係は良好ですが……。
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▲喜び方がちょっと独特な結菜。

 システムは画面構成の通り、オーソドックスなノベルタイプのアドベンチャーゲームで、任意のタイミングでのセーブがないなど、ちょっと特殊な部分もありますが、基本的には同系統のゲームを遊んだことがあればプレイに困ることはないはず。

 セーブとロードについてはチェックポイントまで進むとコンティニューポイントが解放され、タイトル画面からポイントを選び再開できる仕組み。

 任意でのセーブがないとはいえ、コンティニューポイントは多く、そのタイミングも場面転換やロードでプレイ中にもなんとなくわかるので中断と再開がしづらい、といったことも特にありませんでした。

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▲コンティニューポイントの選択画面。ゲームを進めると順番に解禁されていきます。

バカンス中、唯一の仕事は3人の美女から1番を決めること


 颯太と結菜が目的地に着くと、そこは孤城のような立派なホテルと黒い服が似合う素敵な美女が登場。

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 彼女は今回の旅行の案内人のようなポジションで名前は中野恵美子。凛々しい見た目と裏腹にかなりフランクな性格で、冗談を交えつつ島のことや今回の旅行の目的を説明してくれます。

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▲ジョークはすぐに嘘だとわかるタイプ。
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▲若干不穏な情報も……。

 懸賞で当たった旅行には1つ大きな目的があり、颯太はとあるコンテストの審査員をすることになります。

 そのコンテストというのが3人の女性が参加し競い合う“ビューティーコンテスト”。イメージとしては審査員が自分1人のミスコン、みたいな感じでしょうか。

 ただ、このコンテストはすぐさま審査して1位を決めて終わりというものではなく、参加者たちは審査までに颯太にアプローチをかけてきます。

 コンテストとは? 公平性とは? といった感じですが、どうやら主催側もある程度黙認している様子。

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 “賄賂”という不穏な言葉も聞こえてくるなど、想像よりずっとガチな雰囲気をまとったコンテスト。

 とはいえ、“ビューティーコンテスト”に参加するほどの美女3人からのアプローチ……期待が高まりますねっ!

 さて、さっそくですがコンテストに参加する3人の美女を紹介していきましょう。

 1人目は、ふわふわした雰囲気を纏う美少女“清水藍美”。主人公をおちょくるいたずらな性格も素敵な女の子です。

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▲フリルマシマシなメイド服風のワンピースが“可愛さ”を全力主張してきますが、冷静に見ると肩回り等なかなかセクシーです。

 2人目は、見事に割れた腹筋が眩しい“橋本巴”。

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▲これは文武両道! ラインの出るピッタリサイズのスラックスがイイ!

 「テコンドーで右に出る者はいない」といわれるほどの武闘派。見た目も言動もちょっとツンツンした雰囲気はありますが、話してみると意外と話しやすいというギャップがグッド! ただ、怒らせたらヤバそうな雰囲気はあります。

 3人目は、物憂げなたたずまいと彫像のような美貌に圧倒される“村上春”。古風で済ませていいのか若干疑問が残る服装に驚きつつも、「可愛いからいいか」でスルーしちゃいそうになります。

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▲女性を褒める表現として「女神のよう」という言葉がありますが、春にはそのまますぎる表現!

 こんな感じで、特に胸が“大きめ”が好きな方にお勧め! みんな大きいです。

 そして、主人公である颯太はこの3人から一番魅力的な女の子を1人選ばなければいけません。さらに言えば、それを意中の幼馴染もいる前でやらなければいけません。

 ちょっと無理難題過ぎて嫉妬と同情で心が爆発しそうになりますが、ここからさらに大きな問題が起こっていきます。

女の子たちからマジで賄賂!? さらに……


 3人の個性的な美女と出会い、てんやわんやな颯太ですが、その3人からコンテストを揺るがす提案を受けることになります。

 それが、恵美子も多少触れていた“賄賂”。

 冗談や比喩ではなく、割としっかりした取引を持ちかけられるので颯太もどうしたものがと悩むことになります。

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▲春からはかなり直接的な賄賂が……。

 さらに、そもそも幼馴染の結菜との恋の行方や、意味深なセリフの数々。

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 そして、颯太の記憶喪失に関する謎についても物語が進むにつれてだんだんと明らかになっていき、コンテストの勝者を決めるという颯太の役割にも複雑な意味合いが……!?

 正直に言うと、筆者は本作の可愛いイラストの印象から「女の子たちとイチャイチャできる素敵な美少女ゲームだろう。楽しむぞ!」くらいの安易なテンションでプレイを始めたんですが、見事に期待を超える作品でした。

 “期待を裏切る”ではないのがミソです! “女の子たちとイチャイチャできる素敵な美少女ゲーム”なのは事実なので、そういう作品を求めている方にもしっかりおすすめできます。

 さらに、女の子の魅力を楽しむゲームであることを邪魔しない形で、物語に意外な展開と奥行きが待っている。そんな作品でした。

 また、驚きのあるストーリーが冗長にならずコンパクトにまとまっているのも1つの魅力。1冊で完結する文庫の小説やライトノベルを読むような感覚で楽しむことができました。

魅力的すぎる立ち絵にも注目


 ゲームの要素としては少し脇道にそれますが、本作ならではの魅力としてあげたいのが、立ち絵のバリエーションとその内容です。

 本作の立ち絵は、2Dのイラストが呼吸などにあわせてアニメーションするタイプ。

 最近多い方式ですが、動かない立ち絵よりも、キャラクターの“生きてる感”が強くてうれしいですよね。

 さらに、コンパクトにまとまったストーリーに対して立ち絵のバリエーションが多めで、プレイ中の画替わりが多くて飽きません。

 しかもその立ち絵が凄いんです! イラストのクオリティが高いのはもちろん。女の子たちが超可愛い&セクシーでめちゃくちゃ魅力的なんですね。

 これに関しては実際に見てもらうのが早いと思うのでいくつか紹介します。

 ここで紹介するほかにも非常に印象的な衣装があるんですが、物語に深くかかわるものなので、ぜひ実際にその目で確認してみてください……!

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▲巴は自分の魅力をわかっているようで、腹筋をこれでもかと披露してくれます。
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▲水着姿や……。
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▲ドレス姿も披露してくれます。
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▲温泉に入るときはタオル姿に!

 さて、最後にここまで紹介してきた本作の物語を一度復習してみましょう。

 懸賞で当たった無料の旅行の宿泊先が高級ホテルで、唯一の仕事が美女3人と仲良くして、誰が一番魅力的か審査する審査員。

 しかも、1位を勝ち取るために女の子たちは主人公に全力でアピールを……。

 あれ、話しが……話がうますぎる!

 こんなのスパムメールでしか見たことない! これは絶対になんらかの詐欺!

 でも、もし詐欺じゃなかったら無料のハーレムバカンスを棒に振ることに!?

 ……よし、詐欺だった場合のことは後で考えましょう。これだけリターンがでかいんです、リスクどんとこい!! 後悔先に立たず? 知らないことわざですね。

 だってこんなに素敵な、

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 大自然が、

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 待っていますからね。

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 本当にいい島ですね。島というか丘というか、双丘というか……!

 こんな素敵な旅行を棒に振るなんてとんでもない。楽しみましょう。

 ついでに不可抗力的に女の子たちとも仲良くなっちゃいましょう。

 こういう旅は仲間が多い方が賑やかで楽しいですからね。

 ね!


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