三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回はファミリーコンピュータで発売されたアクションゲーム『ドンキーコングJR.』について紹介します。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回はファミリーコンピュータで発売されたアクションゲーム『ドンキーコングJR.』について紹介します。
『ドンキーコングJR.』とは
本作は『ドンキーコング』の続編で、マリオによってオリに閉じ込められたドンキーコングを、息子のジュニアが助けるアクションゲームです。もともとアーケードで稼働を開始し、ファミリーコンピュータ版は1983年7月15日に発売されました。
全4面のステージが1セットで、最初の3面では画面上部にある鍵を目指して進み、4面では6個の鍵を押し上げるとクリアです。
襲ってくる敵は、ステージ上に設置されたフルーツを落とすことで倒せますが、基本的にはジャンプやツルを移動して回避することになります。
2本のツルに捕まるとハイスピードで登れたり、1本のツルに捕まるとハイスピードで降りられるので、状況にあわせて捕まるツルの本数を変えるなどのテクニックがあります。
親子を引き離すなんて、マリオはなんて悪い人なんだ!?【ドンキーコングJR.の思い出】
1983年に発売されたファミリーコンピュータ。ちょうど兄の誕生日が近かったので、兄弟で一緒に遊ぶということで親に買ってもらいました。そのとき、筆者が買ってもらったソフトが、この『ドンキーコングJR.』です。
ゲームセンターでは1プレイ100円だったゲームが、ファミリーコンピュータならば、時間を気にせず遊べるのです。それはもう、たくさんプレイしまくりました。その結果、クリアを目指したり、長時間遊ぶことよりも、スコアアタックなどを目指すようになっていったのです。
ジャンプボードを使ったハイジャンプでショートカットしてタイムを縮めたり、1つのフルーツで複数の敵を倒してより多くスコアを稼いだりして、1点でも多く稼いでステージクリアを目指すことの楽しさを知った筆者。今考えると、本作のおかげで、いわゆるゲーマーになったのかなと思います。
そんな本作をプレイしたことで、勘違いしていたことがありました。買ってもらってすぐに取扱説明書を読むと、“マリオに捕まって檻に閉じ込められたドンキーコングを、息子のジュニアが助けにいく”みたいなことが書いてありました。
それを見て、「ステージの一番上にいてムチを持ってるこいつがマリオか! ドンキーコングを捕まえて、まだ小さい子どもと引き離すとは、このマリオってキャラは悪い人だ!」と思っていたのです。
筆者は前作の『ドンキーコング』自体は、ゲームセンターでプレイしたことがありました。しかし、イギリスのゲームセンターでプレイしたので、インストラクションカードとかが英語だったので、雰囲気でプレイしていたから、マリオと同一人物だと思っていなかったのです。
その後、マリオが主役の『マリオブラザーズ』を買ってもらって、“もしかしたら悪い人ではない?”となり、その次に『ドンキーコング』を買ってもらったことで、マリオに対する誤解が解けました。
まあ、マリオが敵役として登場するゲームは珍しいですし、そんな『ドンキーコングJR.』がある意味マリオとの出会いなので、悪役だと思っても仕方ないですよね!