マウスコンピューターは、7月28日(日)に長野県飯山市の同社飯山工場にて“親子パソコン組み立て教室”を開催しました。この記事では、14時より行われた午後の部のレポートをお届けします。
索引
親子で協力してパソコンの組み立てに挑戦! 開校式では子どもたちへ応援のメッセージが
親子パソコン教室は、小学6年生の子どもたちと保護者がマウスコンピューターの飯山工場を訪れ、工場見学やパソコンの組み立てに挑戦するイベントです。
午前の部と午後の部でそれぞれ30組ずつ、合計で60組の親子が参加しました。
初めに行われた開校式では、マウスコンピューターの軣秀樹社長、飯山市の伊東ゆかり副市長が登壇し、子どもたちに歓迎と応援のメッセージを送りました。
続いて、今回の教室の校長であるマウスコンピューターの高橋和樹氏が激励の言葉をかけ、イベントがスタートしました。
まるでお宝探し! ワクワクのパーツ集めで準備も楽しく!
組み立てに取りかかる前に、まずはパソコンのパーツについての説明がありました。
実際に使われているパーツを見ながら、それぞれの役割や組み立てるときの注意事項などを教えてもらいます。
子どもたちにも分かりやすいような、身近な例えを使って熱心に教える姿が印象的でした。
HDDとSSDの違いを説明するときには、HDDを少し離れた本棚、SSDを机の引き出しに例えることで、容量や読み書き速度の違いを分かりやすくするなど、かなりの工夫が感じられました。
説明を受けたあとは、実際に自分たちが使うパーツを集めて、組み立ての準備に取りかかります。
倉庫の中を回りながら、必要なパーツをピックアップしていく様子は、まるお宝探しのよう。子どもたちも楽しみながらパーツを集めていきます。
必要なものが揃ったら、さっそく挑戦! といきたいところですが、さすがにぶっつけ本番は厳しい。ということで、まずは“親子トライアル”として、特に難しい作業の練習からスタートしました。
筆者も自分のパソコンを組み立てた経験がありますが、完成までの過程には、難しい作業がいくつもあります。子どもたちも真剣な様子で、集中して取り組んでいました。
“親子トライアル”では、5つの賞と賞品を用意して、がんばった子どもたちを表彰していました。
いよいよ本番がスタート! ドキドキの動作確認では思わず歓声が!?
休憩をはさんで、いよいよ本番。パソコンを自分の手で組み立てていきます。
専属のサポーターが各組についているため、分からないところや難しいところは相談しながら進めていました。
ノートPCとデスクトップPCでは、組み立て方も違います。難しい作業は親子で協力しつつ、時にはサポーターも含めた3人で1つのパーツを支えながら、一生懸命に取り組んでいました。
完成したら、ドキドキの動作確認タイム。きちんとパソコンが動くかどうか、実際に電源を入れて確かめます。
起動した瞬間には歓声が上がったり、キレイなLEDライトをみんなで眺めたり、楽しそうな姿があちこちで見られました。
大人顔負けの真剣な様子で取り組む子どもたちの横顔が、とても頼もしく、忘れられないイベントとなりました。興味を持たれた方は、ぜひ親子で参加してみてくださいね!
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どこが楽しくて難しかった? NEXTGEAR(ノートパソコン)を作っていた野球少年にインタビュー
授業(パソコン組み立て)終了後、実際にノートパソコンのNEXTGEARの組み立てに挑戦していた男の子にインタビューを行いました。千葉ロッテマリーンズの帽子をかぶっていた野球好きな少年の感想は?
――どこで親子パソコン組み立て教室を知りましたか?
パパに聞きました。3割引でパソコンを買えるので、パパが自分でゲームや仕事用にも使おうと狙っていたみたいです。僕にも使わせてくれるということで利害が一致しました。
――ノートパソコンのNEXTGEARを組み立てていましたが、どうしてそれを選んだんですか?
マウスのゲーミングPCということで最初はハイスペックなG-Tuneを狙いましたが、パパとの予算交渉でコスパも重視してNEXTGEARをベースにパーツを選んでいきました。PC Game PassでPS5とかSwitchで出てるゲームを遊びたかったので、NEXTGEARならスペック的に問題なさそうでした。
セキュリティソフトも含めて20万円以内にはおさめようと思って、パパと一緒に選びました。3割引きで5~6万円ういたので、長野に1泊して観光もして美味しいものを食べさせてもらおうと思います。
本当はデスクトップで白くて光るかっこいいヤツにしたかったんですが、パパから「デスクトップは組み立てが難しいからノートパソコンにしなさい」って言われて。たぶん、パパ自身が家の中で持ち運んで遊べるからノートパソコンを選んだんだと思うんですけど。でも、パソコン組み立ては難しかったんで、ノートパソコンを選んでおいてよかったです。
――親子パソコン組み立て教室に参加して、楽しかったですか?
工場見学もできたし、パソコンを組み立てる際の注意点も聞けて楽しかったです! 地図を見ながらのパーツ探しは宝探しみたいで面白かったです。
ただ、親子トライアルコーナーの序盤で、無線LAN用のパーツにアンテナ線をセットする部分が難しすぎて、「いきなりラスボスがきた!」となりました。パパと2人で休憩時間もつぶして何十回もやったんですけど、2回くらいしか成功しなくって、去年のロッテのチーム平均打率より低いくらい苦戦しました。アンテナ線がどうにもならなくって、親子トライアルコーナーの後半は何もできなかったのが悔しかったです。
完全に「終わった……」と思ってたんですが、実際に自分のパソコンを組み立てるときは、最初から無線LAN用のパーツにアンテナ線がセットされていて「よっしゃー!」でした! 自分でアンテナ線をセットしないといけなかったら、時間内に終わらなかったと思います。
――パソコン組み立ては難しかったですか?
アンテナ線以外はそれなりになんとかなりました。設計図を見てもよくわからないところもあったけど、先生が教えてくれたんで。自分は手先が不器用なんで、シールを貼るときに曲がっちゃったりしましたが、なんとか起動してよかったです。10万円以上のパソコンを組み立てるプレッシャーで手汗が出そうになったけど、ちゃんと手袋をはめて、静電気防止バンドもつけてたので大丈夫でした。
でも、周りでデスクトップを組み立ててるのを見たんですけど、ケーブルの複雑さが鬼みたいで、自分だったらギブアップしていたかもしれません。
あと、パソコン組み立て中はずっと立って作業だったので、足が疲れました。途中、椅子に座りに行っちゃいました。
――長野県では何を観光していきたいですか?
カヌーとかそば打ち体験もできるようなんですけど、予約してないので今回は難しそうです。工場の近くに黄金のトイレがあるので、そこは見てみたいです。あと、信州の蕎麦は絶対に食べて帰りたいです。長野県のブランド牛も食べたいけど、パパの財布と相談します。