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『SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン』5話感想。衝撃展開連続からのスクワッド・ジャム決着。ラストのさわやかさがたまらなくイイ!(ネタバレあり)

文:Ak

公開日時:

 7月5日より第1期の再放送がスタートしたアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』。その第5話の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』第5話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

アマゾネスチームとレンチームの空気が違いすぎる!【アニメGGO感想】

 冒頭は、レンたちに対峙するアマゾネスチームこと、チーム“SHINC”の団らんの様子から。実にアットホームなパーティですが、中の人たちのことを考えると妥当な空気感です。

 そんな相手チームと対称的に最悪な空気のレン&エムのコンビ。エムの号泣にそれほどひるまずに銃口を向け続けるレンは、やっぱり肝のすわり具合がヤバい……!
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 とはいえ、エムの迫真の「死んでしまいます!」にはさすがに戸惑っている様子。ここまでとても冷静だったエムが突然エム汁をまき散らし始めて命乞いを始めたら当然の反応です。その号泣の理由を知っている筆者的には、この時点でエムには同情の余地しかないですけどね(笑)。それにしても……ここの興津和幸さんの演技、本当にすごいですね。何度でも見たくなります。

 しかしエム、ピトフーイからの手紙の「自殺はダメ」「敵に殺されても殺す」という内容から、すぐにレンへの奇襲に成功してリーダーになれば条件から外れるという判断ができるあたり、やはり頭が回りますね。

ピトフーイに恐怖するエムには同情しかない【アニメGGO感想】

 冒頭のエムの命乞いが濃すぎて、オープニング前のシーンだと忘れてました(笑)。

 ピトフーイのヤバさを理解していないレンに半ばキレながらの、エムの情けない演技。興津和幸さんの名演が光りますね。
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 そんなエムの泣き姿を見て、見捨てつつ単騎で試合に挑むことにしたレン。去り際の「私が倒されたら降参すればいい」というセリフがカッコいいです。

 超速で駆けながら、敵とすれ違った際に振り返ったりせず、そのまま走って物陰に隠れてから狙撃に移るという判断力もすごい!

 こういう乱戦になったときは、中距離戦に強く的の小さいレンの本領発揮といったところですね。相手からすると、かなりうっとうしい相手のように思います。

戦いのなかで成長していくレン……でも一転大ピンチ!【アニメGGO感想】

 装備にナイフを確認したときに「自決用かな」とサラリといっちゃうレンが怖い。ゲームシステム的に、敵に倒されるよりも自決したほうがメリットあったりするんでしょうか? もしくはゲーム展開がグダらないためのマナーみたいなものでしょうか。
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 戦いの最中にピトフーイのアドバイスを思い出し、実践に生かそうとするレン。しかしそれでも、狙撃でダメージを受けつつ弾薬を失う展開に!

 これはレンのミスではなく、相手がかなりのベテランで、射撃位置のブラフをうまく利用したからですね。

 射撃で敵の位置を把握したり、逆にそれを利用して敵をおびき出したり、やっぱり《GGO》はゲームとしての戦略性と没入感がすごい。この辺の駆け引きを完全に再現した、対人特化のVRゲームの《GGO》も、リアルでいつか遊んでみたいものですね。

覚悟決まりすぎのエヴァと覚醒レンのバトルが熱すぎる!【アニメGGO感想】

 戦略性といえば、SHINCメンバーが遮蔽物に隠れたレンにマシンガンで射撃を続けたのも、そこから出てこれないようにしておいて、グレネードを投げ込む作戦だったのでしょうか。そこからグレネードの爆発に隠れて、脱兎のごとく逃げ出すレンの判断力もすごい!

 からの……ついにレンが覚醒。愛銃のPちゃんの声が聞こえるようになりました。ストレスの反動でしょうか。

 Pちゃんの声に衝撃を受けてそのまま走り去ったかと思いきや、敵チームに襲撃を仕掛けるレン。「探してた?」にはベテランの風格がありますね。

 やるかやられるか、ギリギリのタイミングでエムが参戦してくるのも熱い展開! 前回までと異なり、素の気弱な口調がちょくちょく出るのがギャップ萌えです。
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 「私ごと撃て」と覚悟が決まっている、SHINCリーダーのエヴァもカッコいい。とはいえ、マガジンが当たったときに、少しだけ中の人が見えてましたね。

 最後の最後はフィジカル勝負。お互いの意地と意地とがぶつかり合うシーンは超絶カッコイイ。挿入歌の『Independence』がそのアツさに拍車をかけてくるんですよねえ……。こっちも脳汁が出ちゃいました。

 ……しかし冷静に見てみると、これ無意識にとはいえ、Pちゃんを盾にしたのレン自身ですよね?(笑) そこからのガチギレはカッコいいんですけど「レンさんアナタ……」と思わなくもありません。

最後の2人の握手は作中でも屈指の名シーンで強者感がすごい【アニメGGO感想】

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 まあ最終的な決着はエムが決めたわけですが、それでも大半はレンの活躍によるもの。間違いなく、このスクワッド・ジャムで一番成長しましたね。

 エンディング後のCパートでは、レンの中の人である香蓮もバッサリと短髪に。ゲームで暴れ回ったことでいろいろ吹っ切れたのとのことで、ゲームでもリアルでも成長を感じられます。 正直ロングヘアーも好きではあったのですが、短髪のほうもカッコよくて、何より編み込み部分が個性的でいいですよね。

 そして今まですれ違っていた女子高生たちが、まさかのスクワッド・ジャムで決戦を繰り広げたSHINCの中の人たちという展開。世間が狭い!

 最後の「ちび助」「デカ女」のやり取りも、作中屈指で好きなシーンのひとつ。お互い相手の正体をわかったうえで確認もとらず、軽口をたたき合うのが猛者同士のやり取りって感じでカッコいいし、戦闘シーンがどうしても殺伐としてしまう中で、このやり取りはとってもさわやかで、非常に後味がいい終わり方(アバンのエムの悲痛すぎる姿まで考えるとマジで温度差がスゴイ)。ぜひ皆さんももう一度配信サービスなどで見直してみてください。

 この5話までで、アニメ1期前半の一区切りになっているんですよね。原作小説的にもほぼ1巻の内容。ちなみにここまでのまとめの5.5話として総集編動画もアップされているので、次回6話前にチェックしておくのもオススメです!

作品概要

第1期 再放送(リロード)PV

第1期 再放送情報

・TOKYO MX:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・BS11:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・群馬テレビ:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・とちぎテレビ:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30

・AT-X:7月8日(月)より毎週月曜22:00~
(リピート放送:毎週水曜10:00、毎週金曜16:00)

スタッフ

原作:時雨沢恵一(電撃文庫 刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白
監督:迫井政行
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
アニメーション制作:Studio 3Hz

キャスト

レン:楠木ともり
ピトフーイ:日笠陽子
エム:興津和幸
フカ次郎:赤﨑千夏

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