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名刀“本作長義”、“山姥切国広”2振同時展示特別展『伯仲燦然』が2025年に開催。『刀剣乱舞』とのコラボ企画も実施

文:電撃オンライン

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 徳川美術館と栃木県足利市は、徳川美術館の所蔵する重要文化財“本作長義”と公益財団法人足利市民文化財団の所蔵する重要文化財“山姥切国広”の相互貸与による、2振同時展示企画『伯仲燦然(はくちゅうさんぜん)』を2025年に開催することを発表しました。

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 本企画は2振を並べてご覧いただくことで、所有者・刀工・歴史・造形・逸話など刀剣の持つ多様な魅力をご紹介し、日本文化の継承に寄与することを目的としたものです。また、本企画でのPCブラウザ・スマホアプリゲーム『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも決定しました。

2振同時展示企画『伯仲燦然』にこめられた想い

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 『伯仲燦然』という言葉は、輝かしい2振の名刀が同時に展示されることをあらわしています。

 “本作長義”と“山姥切国広”は、その姿が非常に近しいことから、本歌(本作長義)と写し(山姥切国広)であると伝わり、双方が今日まで現存しつつ、ともに重要文化財に指定されている唯一の存在です。

 “本作長義”を主君より拝領した足利長尾家6代当主・長尾顕長がそれを名誉とし、刀工・国広にその旨の銘文を刻ませ、また“本作長義”の写しとして作らせたのが“山姥切国広”だと考えられています。

 顕長の所持からおよそ100年後、“本作長義”は尾張徳川家の所蔵となり今日まで名古屋に、“山姥切国広”は2024年に作刀の地とされる足利市で継承されることとなりました。

 この2振がそれぞれのゆかりの地である、名古屋市と足利市で同時展示される今回の企画は、刀剣の歴史と文化を幅広い層に向けて発信する絶好の機会になると捉えています。

2025年2月より足利市立美術館にて、特別展『山姥切国広展』を開催

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 見どころは“本作長義”と“山姥切国広”が約435年の時を超え、足利の地に相並ぶことはもちろん、刀工国広にスポットを当てその軌跡を、国広ゆかりの刀剣とともに紐解いていきます。

 『縷縷プロジェクト』による国広取得後初めてのお披露目となる本企画は、ご支援いただいた皆さまをはじめ多くの方々にお楽しみいただけるよう準備を進めてまいります。

特別展『山姥切国広展』概要

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名称:山姥切国広展
開催日程:2025年2月8日~3月23日
場所:足利市立美術館(栃木県足利市通2丁目14-7)
※詳細は随時お知らせいたします

重要文化財“山姥切国広”について

名称:刀 銘 九州日向住國廣作 天正十八年庚寅貮月吉日平顕長
制作年:天正18(1590)年
刀工:国広
寸法:長70.6cm、反2.8cm
指定種別:重要文化財(昭和37(1962)年6月21日指定)
所有者名:公益財団法人 足利市民文化財団

2025年6月より徳川美術館にて、特別展『時をかける名刀』を開催

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 徳川美術館の所蔵する国宝・重要文化財などの名刀、約60振を総ざらいする大規模な刀剣展です。複数の天下人に愛された、あの戦で使われたなど、名刀ならではの“物語”に着目することで、由緒と造形美の両面から刀剣をお楽しみいただきます。

 “本作長義”は通期、“山姥切国広”は前期日程(2025年6月14日(土)~7月27日(日))にてご紹介します。

特別展『時をかける名刀』概要

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名称:徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念夏季特別展『時をかける名刀』
開催日程:2025年6月14日~9月7日
※うち、前期にあたる6月14日~7月27日に『伯仲燦然』を実施
場所:徳川美術館(愛知県名古屋市東区徳川町1017)
※詳細は随時お知らせいたします

重要文化財“本作長義”について

名称:刀 銘 本作長義 天正十八年庚寅五月三日ニ九州日向住國廣銘打
   長尾新五郎平朝臣顕長所持
   天正十四年七月廿一日小田原参府之時従 屋形様被下置也
制作年:南北朝時代
刀工:長船長義
寸法:刃長71.2 反り2.4 茎長16.7
指定種別:重要文化財(昭和25(1950)年8月29日指定)
所有者名:公益財団法人 徳川黎明会 徳川美術館

『伯仲燦然』開催を記念して、『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも決定!

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 徳川美術館と足利市の相互貸与による2振同時展示企画開催を記念して、『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも実施が決定いたしました。詳細については随時お知らせいたします。どうぞご期待ください。

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