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『ドラクエ3』リメイクTGS試遊版を先行体験。容姿、ボイスと選択のバリエーションが増えたキャラメイクがすご過ぎた【ドラゴンクエストIII そして伝説へ…/HD-2D】

文:編集O

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 2024年11月14日にNintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam※)で発売予定の『ドラゴンクエスト』シリーズ家庭用ゲーム最新作HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(DQIII)』。これまで何度もリメイクされてきた不朽の名作が、“HD-2D”の技術でフルリメイクされて登場します。

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 7月に行われたメディア向け試遊会のレポートでは、新技術で大きく生まれ変わったグラフィックス、テンポよくサクサク戦えるバトル、細かな設定ができる使いやすいユーザーインターフェース(UI)を中心に、HD-2D版『DQIII』の全体的な注目ポイントを紹介しました。

 先日行われた試遊会では、9月26日~29日に開催される東京ゲームショウ2024(TGS)で試遊できる範囲をひと足先に体験。セーブデータ1では前回体験できなかったゲーム冒頭のイベントとルイーダの酒場での仲間探し、セーブデータ2では出発地のアリアハンを抜けた先に広がるロマリア地方を中心に、新要素の“モンスター・バトルロード”やシャンパーニの塔でのカンダタ戦などに挑めました。今回はその中からファンの期待値をより高める要素を紹介します。また試遊動画も公開中です。


※Steam版のみ2024年11月15日(金)発売予定です。

勇者(主人公)のキャラクターメイクの性格診断は過去のリメイク版通りでいけそう!?


 まずは過去のリメイク版『DQIII』から登場し、いまや代名詞ともなっている主人公の性格判断についてチェック。性格はキャラクターのパラメータの成長に影響します。プレイしたところ過去のリメイク版を演出を含めて踏襲しているようで、謎の存在からいくつか質問を投げかけられ、答えた結果で性格が決まる流れは同じでした。

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▲診断前に“まことの名”を告げる要素も健在です。こちらは最後までプレイすると意味がわかるので、まじめに答えることをオススメします。
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▲試遊ではオススメ性格の筆頭候補でもある“タフガイ”になれるかどうか、過去のリメイク版のやり方を実践。
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▲手順は基本すべての質問に「はい」と答え、「どんな理由であれ~」だけ「いいえ」と答えるというもの。
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▲すると“タフガイ”の条件であった岩運びをするシーンに移行し、岩運びを40回こなすことで狙い通り“タフネス”(本作で名称変更)をゲットできました。今回の試遊は1回のみのプレイ制限がありほかのパターンは試せませんでしたが、過去のリメイク版の経験を生かせるかもしれませんね。
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▲ちなみに、岩はダッシュで運べるので過去のリメイク版よりスムーズにこなせます。また、10回ごとに会話が変わるので、足りないorやり過ぎる心配はご無用です。なお、老人から1回運ぶごとに10ゴールドもらえますが、ゲームを始めると所持金に反映されることはありませんでした。

「こうなったらいいな」という妄想が実現!! 仲間は容姿やボイスのタイプを細かく選べる形に超進化


 つぎはルイーダの酒場で行える仲間の登録についてお伝えします。ある意味今回の試遊でいちばん驚いたポイントがここで、これまで1職業につき男女(本作ではルックスAとルックスB表記)の2パターンのみの外見が、ルックスごとに4パターン用意されている形へ。

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▲酒場の2階にある“冒険者たちのとうろく所”で、仲間の名前、職業、容姿、ボイス、性格といった幅広いカスタムができます。性格は過去のリメイク版同様、たねを与えて増えたパラメータで決まる仕組みのようです。
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▲戦士の外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲武闘家の外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲魔法使いの外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲僧侶の外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲商人の外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲遊び人の外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲盗賊の外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)
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▲まもの使いの外見パターン(上がルックスA、下がルックスB)

 しかもそれだけにとどまらず髪色を14色、そしてキャラクターボイスを18パターンから選択可能です。

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▲キャラクターの髪色はだいじなオシャレポイント。ここもぜひこだわりたいですね。
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▲ボイスはタイプごとにいくつかのパターンを試聴できます。

 個人的にどれもHD-2D版『DQIII』が発表されてから「こうなったらいいな」と妄想していた要素で、いざ目にするとテンションが爆上がりでしたね(笑)。みなさんも公開情報からどんな仲間を登録するのかを計画して、冒険に出発できる11月14日を楽しみに待ちましょう!!

ボイスの追加でドラマシーンの解像度がアップ。バトル中のボイスも臨場感アップに一役買っている


 勇者を檜山修之さん(ルックスA)、皆口裕子さん(ルックスB)、勇者の父・オルテガを東地宏樹さんが演じられることが発表されており、今回の試遊では仲間のボイスパターンもかなり豊富に用意されていることが判明し、ボイスによる演出強化も見逃せないHD-2D版『DQIII』。
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 当然の如く、イベントシーンもボイスがあるだろうと期待するわけですが、試遊では16歳の誕生日に母に起こされ、アリアハンの城で王様に謁見するシーンでその真価を確認できました。母や王様といったキーキャラクターはもちろん、大臣のようなサブキャラクターにまでボイスが用意され、ドラマへの没入感がグッと増しています。また、過去のリメイク版ではなかった演出も追加され、知っているイベントでも一挙手一投足を見逃せませんよ。

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▲母が主人公(勇者)を起こしに行く前に1冊の本を本棚に戻すシーンに注目。これは『DQXI』のエンディングで見たあのシーンのオマージュ!?
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▲王様との謁見は威厳あるボイスで緊張感が高まりますし、壮大な冒険の始まりを予見させます。
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▲ルイーダの酒場を切り盛りするルイーダとの会話もボイスがあります。「へー、そうなんだ」と思わせる内容&包容力のあるいやしボイスなのでぜひご期待あれ!!

 なお、試遊ではノアニールの村を起点とするゆめみるルビーのイベントを進めてみたのですが、こちらもエルフの女王との会話を始め、重要シーンにはボイスがバッチリ用意されており、イベントの解像度がアップすることは間違いありません。

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▲ゆめみるルビーは地底の湖に隠されており、回収時に入る演出にも注目です。

きんのかんむりをめぐる憎めない悪役・カンダタとの対決イベントも見ごたえがアップ


 今回はロマリア地方を中心とした試遊で、大きなイベントであるシャンパーニの塔でのカンダタ戦を体験できました。シャンパーニの塔はカンダタ一味が根城にしているだけあり、彼らが暮らす階は宝物がギッシリ集められ、生活感が感じられるような描写がなされています。過去に散々プレイして構造を知っているダンジョンなのに、まったく違う印象を受けたのには驚きましたね。

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▲シャンパーニの塔は下層の荒れっぷりとアジトがある豪華な階の造りとの落差が、盗賊のアジトらしい雰囲気を醸し出しています。

 なお、カンダタと邂逅したのち落とし穴に落とされ、自分たちも塔から飛び降りて彼らを追いかけて戦闘し、勝利後に盗まれたきんのかんむりを取り返す流れはかわりませんでした。
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 ですが、過去のリメイク版までは必須のイベントではなかったのに、本作では関所の通行許可に関係する必須イベントに変更されているようでした。

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▲カンダタを追いかけてきたロマリアの兵士から、関所の通行には“まほうのかぎ”が必要で、南の砂漠にあるピラミッドに隠されているという情報が貰えるなど、物語の導線をフォローする演出も追加されているのを確認できました。
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▲ちなみにきんのかんむりを王様に返却すると、勇者が王様になることも。もちろん、今回の試遊でプレイしたPS5版ではトロフィーが用意されていました。

新職業“まもの使い”はオールラウンダー!? 攻撃から回復までこなせて使い勝手はいい感じ


 ここから新要素に注目。まずは新職業の“まもの使い”について。この職業は通常攻撃でグループ攻撃が可能なムチが装備でき、とくぎの“とおぼえ”で敵全体を4回攻撃したり、“やいばくだき”で敵の攻撃力を下げたりと大活躍。

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▲“とおぼえ”はグループではなく敵全体が攻撃対象なので、カンダタ戦のようにこぶんが1体ずつ分かれているケースで重宝しました。
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▲とくぎの“やせいのかん”は後述する新要素の“モンスター・バトルロード”で活躍します。

 また“やすらぎの歌”で仲間全員のHPを20~回復したり、“けづくろい”で仲間ひとりのHPを50~回復したりと、僧侶的な立ち回りができる点も見逃せません。初期職業として選択する価値は十分にありそうですよ。

新要素の“モンスター・バトルロード”はお金稼ぎや賞品目当てで挑戦する価値は高い!?


“モンスター・バトルロード”とは、原作などでモンスター格闘場のあったロマリアでプレイできた本作の新要素です。出場させるモンスターはフィールドやダンジョンにいる“魔性の消えた魔物”を捜して捕まえます。ちなみに、新職業の“まもの使い”のとくぎ“やせいのかん”を使うと、近くに“魔性の消えた魔物”がいるのかがわかるようです。

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▲バトルに参加できるのは最大3体で、試遊ではあらかじめ登録されていたホイミスライム、アルミラージ、スライムで挑戦。

 バトル中は具体的な指示が出せず、”さくせん”に応じて魔物たちが自分で判断して戦うため、上位ランクでは状況に合わせて“さくせん”を変更することも大事になりそうです。

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▲3回勝利すると該当ランクのクリアとなり、つぎのランクに挑むことが可能となります。

 クリア時の報酬はゴールドに加えて初回突破報酬もあるので、挑戦できる段階になったら積極的に挑みたいですね。なお、保護したモンスターは施設内にいるモンスターじいさんに預ける形となります。モンスターたちを成長させる仕組みなど不明な点が多いですが、こちらも相当なやり込みが期待できますね。

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▲”魔性が消えた魔物”は”はぐれモンスター”と呼ばれます。彼らを捜すのも冒険の楽しみのひとつとなりそうです。

すごろく場は? ちいさなメダルは? ファンが気になる要素も確認してみた!


 最後はスーパーファミコン版をプレイしている人ならば絶対に気になる要素についてご紹介。まずはすごろく場については、過去のリメイク版で最初に訪れることができるロマリアで確認できませんでした。

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▲すごろく場があった場所には、本作から追加されたアイテムが拾えるキラキラポイントを確認。とはいえ、すごろく場が本作に実装されていないと断言するにはまだ早い!?

 そして貴重な装備品が手に入るちいさなメダルについては、本作でもアリアハンの井戸にあるメダルおじさんの家で交換が可能です。過去のリメイク版よりもラインナップが増えているので、こちらもコレクション魂がくすぐられますね。

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▲ちいさなメダルの賞品コンプリートには全部で110枚必要。最後の賞品である“そうてんのトーガ”は、守備力もさることながら追加効果も最強です。ぜひ手に入れたい!!

 このようにHD-2D版『DQIII』のTGS試遊版は見るべきポイントが多く、発売を心待ちにしているファンの期待値を爆上げすること間違いなしの内容でした。紹介要素をまとめた動画も公開中ですので、そちらと合わせてこのレポートを読み込んでもらえたら幸いです。

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