電撃オンライン

【ライブアライブ】声優トーク…『MEGALOMANIA』に影山ヒロノブさんの『GO! GO! ブリキ大王!!』熱唱ライブ…まだわからんか……神イベントじゃよッ!【LIVE A LIVE 30周年大感謝祭 蒲田編】

文:電撃オンライン

公開日時:

最終更新:

 スクウェア・エニックスは、RPG『ライブアライブ』の30周年を記念したトーク&ライブイベント“LIVE A LIVE 30周年大感謝祭~蒲田編~”を、2024年8月25日に日本工学院アリーナにて開催しました。

[IMAGE]

 今年のイベントは、1994年9月2日に発売された『LIVE A LIVE』の発売30周年を祝う2部制のスペシャルイベント。第1部では、プロデューサーの時田貴司氏を中心に、作曲家の下村陽子さんやHD-2Dリメイク版の声優陣によるトークショウとなっており、ゲームの思い出やこれまでの歴史が語られました。

 そして第2部では、ゲームの楽曲を各編ごとのメドレーで演奏。前半と後半に分かれた長丁場のライブで、声優陣によるセリフ再現もあり、会場を訪れた多くのファンとともに盛り上がりました。本記事では、そのイベントの模様をレポートしていきます。

[IMAGE]

※オフィシャル写真撮影:中田 樹

『ライブアライブ』とは?


 本作『ライブアライブ』は1994年に発売された、8つの時代を舞台に描かれるオムニバス的なRPG。キャラクターデザインを、青山剛昌氏、石渡治氏、小林よしのり氏、島本和彦氏、田村由美氏、藤原芳秀氏、皆川亮二氏という豪華作家陣が担当。

 それぞれの主人公が、それぞれの時代で、それぞれのテーマに沿った物語を紡いでいきます。

 その物語性や独自のシステムなどで人気となりましたが、大きな魅力の1つとして今も語り草になっているのが、下村陽子氏による情緒溢れるサウンドでした。

 2018年の“鶯谷編”、翌年25周年記念の“新宿編”と定期的にライブが行われるほど、根強いファンを持っています。

 そして30周年を迎える今年は、HD-2Dリメイク版に参加した声優陣も招き、これまで以上の大スケールによるライブイベントが開催されることになりました。

[IMAGE]

キャラクターデザインを手掛けた先生方の原画展示も!【LIVE A LIVE 30周年大感謝祭 蒲田編】


 イベント会場のロビーでは、30周年を記念し、当時の貴重な原画が約34点公開されました。

 さらに、当時キャラクターデザインを担当した先生方の原画や30周年のお祝いメッセージも展示。多くの人が立ち止まり、熱心に鑑賞していました。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]
▲物販コーナーでは、パンフレットやTシャツ、オリジナルトートバッグなどが会場で先行販売されました。

裏話がてんこ盛りのトークセッション【LIVE A LIVE 30周年大感謝祭 蒲田編】


 イベントが開催されると、まずは、プロデューサーである時田貴司氏をMCにしたトークセッションが開始。

 ここでは、HD-2Dリメイク版で声優を担当した、おぼろ丸役の橋詰知久さん、アキラ役の赤羽根健治さん、ストレイボウ役の程嶋しづマさん、そして、ジャッキー・イヤウケアなど全編で登場する杉田智和さんが登壇。ゲームの思いを語ってくれました。

[IMAGE]

 30年前の作品だけに、子供の頃に遊んだという橋詰さんと赤羽根さん。友だちと一緒に遊んだ思い出は尽きないようで、長く喋りすぎてしまい、なんと2人だけで予定時間オーバー!? 非常に熱量が高いトークとなっていました。

 そして、実は当時はオリジナル版をプレイしていなかったという思わぬ告白をしたストレイボウ役の程嶋しづマさんは、今回の30周年を一緒にお祝い出来る事を嬉しく思いながらも、全力で“詫び続ける”ことに(笑)。

 さらに本作の大ファンで、HD-2Dリメイク版全編に出演している杉田智和さんは、溢れるゲームへの思いが暴走したのか、なぜか最後は『半熟英雄』の話になっていました(笑)。こちらも時田貴司さんの代表作ですよね。

 続いて、音楽を手がけた下村陽子さんがオリジナルグッズのトートバッグにキューブのぬいぐるみを入れて登場! 本作の思い出として、8音しかないSFCの音源に苦労したというお話をしてくれました。その8音のなかで何音かは効果音に使われるわけで……そんな制限の中でも、あれだけの名曲が生まれたわけですね。

 ちなみにゲーム中のボイスは社内でオーディションがあったそうで、下村さんはレイ役にエントリーしたところ、残念ながら落選したという裏話も聞けました(笑)。

[IMAGE]

 そしてトークセッションの最後には、本日の映像が完全受注生産のBlu-rayになることが発表。イベント終了後にいきなり予約が始まることが発表されました。『ライブアライブ』愛が詰まった熱いトークだらけだったので、詳細はぜひBlu-rayで堪能してください!

[IMAGE]

完全受注生産 公演Blu-ray Disc

・Blu-ray予約販売期間:8月25日(日)17:00~11月15日(金)23:59
・映像特典:出演者によるコメント映像(対象出演者:橋詰知久、赤羽根健治、程嶋しづマ、杉田智和、影山ヒロノブ、HIDE×HIDE、YOKO、時田貴司、下村陽子)※順不同
・特典:舞台写真入りブックレット
・価格:14,300円(税込)
・発送予定:2024年12月頃

※お届け日は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

前編・後編2部構成のライブセッション【LIVE A LIVE 30周年大感謝祭 蒲田編】

和楽器に口笛と、バラエティに溢れる前半戦


 ライブイベントでは、まずはキャラ選択画面である“SELECT・A・LIVE”から始まり、橋詰知久さんによるおぼろ丸の生セリフを合図に、幕末編メドレーへ。

 ここで、昨年の29周年ライブでも登場した2人のイケメン和楽器演奏者HIDE×HIDE(石垣秀基さん、尾上秀樹さん)が登場! 三味線と尺八による最高のハーモニーで、一気に会場のボルテージもアップすることに!

[IMAGE]

 その後、中華サウンドが印象的な功夫編メドレー、疾走感のあるSF編メドレー、西部劇風サウンドの西部編へと続いていきます。

 ここで、『ライブアライブ』イベントではすっかりお馴染みとなった、口笛奏者のYOKOさんが登場! 相変わらずの圧倒的迫力の口笛で、会場を湧かせます。一気に西部劇の世界に引き込んでくれるのだから、もう流石としかいいようがありません。

 ちなみにこのとき、演奏中に時田さんがステージを歩き、演奏者にフライパンやロープなどのアイテムを奏者に渡していくという演出もありました。

 これは、西部編での、住人にアイテムを渡して罠を仕掛けさせ、敵の数を減らすというイベントを再現したもの。渡した住人とアイテムの組み合わせで、減る敵の数が変わりましたが、果たしてこのライブでの結果は?

[IMAGE]

 前半戦のラストは、赤羽根健治さんによるアキラの掛け声とともに近未来編へ。とにかく熱いと評判の近未来編楽曲で盛り上がったところで、最後は影山ヒロノブさんが登場!

 本作を代表するといっても過言ではない名曲“GO! GO! ブリキ大王!!”の生熱唱で、会場はオールスタンディングで盛り上がりました!

[IMAGE]

 なお、余談ですが、今回のチケットについてきた特典のオリジナルペンライトは完全自動制御で、音楽に合わせて自動的に色が変わるという演出付き! 状況にあわせて一斉に色が変わる様は、一体感を高めてくれました。(ちなみにイベントが終了したあとは、普通に点灯可能でした!)

[IMAGE][IMAGE]

怒涛の勢いで展開する後半戦!


 20分の休憩を挟んで後半戦。“LIVE・A・LIVE”から始まり、躍動感のある現代編、ポップで親しみやすい原始編へと続いていきます。個人的に一番好きだった原始編の陽気なメロディーに、一気に心を持っていかれました!

 そのままメドレーは中世編へと突入! 後半に入ってからは途中MCではなく、声優さんの生セリフのみで曲間がシームレスにつながれていき……没入感がケタ違いでした!

 そして来ました、ストレイボウのあの名台詞! 程嶋しづマさんの生セリフで、今や非常に有名になったセリフ「あの世で俺にわび続けろオルステッドーッ!! 」が渾身の演技で会場に響き渡ります。会場にいた人のほとんどが震えたかと思います。この迫力、本当に半端なかった!

[IMAGE]

 今ではネットミームとしてネタ化されており、本イベント序盤でもコール&レスポンスされて笑いを誘っていましたが(笑)、こうして聞くとどれだけ凄まじいセリフだったかを再確認できます。声優さんの本気、スゴ過ぎる!

 最後は最終編メドレーへと突入し、“Live for Live”で締め! 鳴りやまないカーテンコールのあと、アンコールでは、さまざまな曲のメドレーで、時田さん、HIDE×HIDEさん、YOKOさん、影山ヒロノブさんも再登場して盛り上がります。

[IMAGE]

 出演者勢ぞろいのお祭り騒ぎの締めくくりは、やっぱりこれ! 本日2回目の“GO! GO! ブリキ大王!!”! こうして、テンションはまさにクライマックスを迎え、ライブは無事終了したのでした。

 自分はオリジナル版から遊んでおり、今回ライブは初参戦だったのですが、まさか30年前のゲームのサウンドでここまで熱くなれるとは思っておらず、ライブの熱量に感動しました。

 そして何より驚いたのは、ファン層の若さ! これもHD-2Dリメイク版のおかげなのでしょうか。もちろん、ベテランゲーマーの姿も多々ありましたが、自分の想像よりも若い方々&女性の方々がいらっしゃったのが印象的でした。ファン層が幅広い!

 やはり、これだけ長く愛されていると、ファンも世代交代していきながら続いていくのでしょうか。名作って、こうしていつまでも語り継がれていくのだと、感慨に浸れる最高のイベントでした!

[IMAGE]

セットリスト紹介【LIVE A LIVE 30周年大感謝祭 蒲田編】

前半パート


SELECT・A・LIVE

幕末編メドレー
・密命
・忍音
・殺陣!

功夫編メドレー

・鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳
・老拳師下深山
・在中国的戦闘

SF編メドレー

・Unseen Syndrome
・CAPTAIN SQUARE
・星屑のキャプテン

西部編メドレー

・WANDERER
・Under the Fake
・Sancho・de・Los・Panchoz
・THE WILDS

近未来編

・Wait for Truth
・PSYCHOで夜露死苦!!

GO! GO! ブリキ大王!!

後半パート


LIVE・A・LIVE

現代編メドレー

・最強 -VICTORY ROAD-
・猛者達…
・Versus!
・KNOCK YOU DOWN!

原始編メドレー

・NATIVE LIFE
・いいお天気でしょ!
・Kiss of Jealousy

中世編メドレー

・魔王への叙曲
・届かぬ翼
・凛然なる戦い
・魔王山を往く

魔王オディオ~MEGALOMANIA~ARMAGEDDON

・魔王オディオ
・MEGALOMANIA
・ARMAGEDDON

最終編~GIGALOMANIA

・絶望の都
・Silent Labyrinth
・ILLUSION…
・PURE ODIO
・GIGALOMANIA

Live for Live

アンコール

・『ライブアライブ』メドレー~GO! GO! ブリキ大王!!





    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります