iOS/Android/PC用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』のプレイ日記をお届けします。
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
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啖呵を切る真希が格好いい!【ヘブバン感想】
8月23日に実装された、黒沢真希が主役のストーリーイベント“BAD GIRLS DESTRUCTION”。
ストーリーイベントはこれまでのイベントを追っていなければ内容が分かりづらいときもありますが、今回は真希の過去を掘り下げることがメインとなっているので、とくに気にせずプレイしてOK。
ただ、今回はイベントストーリーの“進めちびっ子大作戦 U140”に登場した“丸山部隊”も活躍するので、このイベントだけは先にプレイしていたほうがいいかもしれません。どうして彼女たちが普段も一緒に行動しているのか知ることができますよ。
また、松岡チロルの交流イベントをプレイしておくことで後半のあるシーンを理解しやすくなるのかなと。
さらに、“Dear My Little HERO”や“美人温泉物語~湯けむり千紫万紅~”をプレイしていれば、フィールドを移動中の隊員たちのつぶやきの意味が分かります。こちらも合わせてチェックしてみてください。
今回のストーリーは基地で突如として発生した停電を解決するため、31Fのメンバーが送電元の工場地帯へ調査に向かうことになる展開。物語の冒頭で暗闇になるシーンでは奏多が怯えるだけでなく、ヤンキーの真希もかわいらしい声をあげるという流れになっていて、普段は見れない彼女の素顔がかわいかったです。
廣島暴走連合・金星騎士(ピースナイツ)の二代目総長である真希ですが、もともとは有名私立女子校の図書委員をしていた過去があるなど、不思議な経歴な持ち主。なにか過去があるのではないかと思っていましたが、今回のイベントでついにその素性が明かされることになります。
また、真希が暗闇で悲鳴をあげるシーンでは、声をあげたのは自分であると、さりげなく真希をフォローするチロルも。彼女の優しさが伝わってよかったですね。今回は真希のストーリーであるのと同時に、真希とチロルの絆を描く展開でしたが、改めてイベントを振り返ると序盤からふたりの物語であることが示唆されていました。
なお、31Fメンバーのひとりである華村詩紀は耳がいいキャラクターなので、彼女は暗闇で叫んでいたのが真希だと気付いていたようですね。チロルがフォローしたから言及しなかったのかな?
工場地帯の調査に関しては、この工場を丸山グループが製造していたという理由で31Fが調査することに。さらに、物語を進めるなかで、じつは真希も遠征の途中でここを訪れていたことが判明します。
そんななか、真希がキャンサーに襲われている子犬を発見。助け出そうと飛び出します。“子犬を助ける不良”。なんてベタなシチュエーションなんだ……と思いながら文字をクリックしましたが、その次のシーンで奏多が「ここで暴走族いいひとムーブかーー!」と思いっきりツッコんでいて笑ってしまいました。ここの奏多のツッコミはユーザーの声を見事に代弁していて最高でした。
工場地帯の子犬は最初こそ縄張りに入ってきたことで真希を威嚇していましたが、わざと噛みつかせることで敵ではないことを証明。その後のシーンで真希は“格好よくて、強くて、速くて、義理人情に厚い伝説になれるような暴走族”を目指していることを明かしますが、この子犬のシーンが挟まれているおかげで説得力が増しましたね。
真希は以前にも“ハナ”という子犬を拾って飼っていたことも判明。金星騎士の一員として、バイクの横に付いて一緒に駆けていたそうですが、想像するとかわいいですよね。サイドカーみたいなところに乗っていたのでしょうか? 実際のシーンも観てみたかったなぁ……。
31Fが基地に戻ってからは停電の状況でも月歌たちがライブが出来るよう、丸山部隊が一生懸命、自家発電で電気を貯めるシーンも。健気なメンバーがかわいかったですし、面倒くさがりの四ツ葉がドエムの六宇亜に代わりに走らせたりするネタもあり、笑わせてくれましたね。
一方でその後のシーンで明かされる真希の過去は重いもの。家庭は崩壊しており、ろくでなしの父親がいる家に帰りたくなりため、図書館で本を読んでいたことが描かれます。真希が図書委員だったことも現実から目を背けたかったからかもしれませんね。
また、彼女は金星騎士の二代目総長という設定から、初代総長からチームの想いを受け継いだのかと思っていましたが、初代は人間として尊敬できない人物で、理不尽な部分を変えたかったことが明かされます。なぜ、新しいチームを作るのではなく、金星騎士を継ぐことになったのかという部分は今回のシナリオの大事な部分。後半で詳しく明かされていくのでぜひチェックしてみてください。
2日目も初日と同じく工場地帯を探索することになりますが、真希に触発されてヤンキーのようなしゃべり方になる奏多が必見。河野ひよりさんのかわいらしい声でヤンキーみたいな言葉を発するのでギャップが最高でした。
任務に向かう前には各自が自由行動することになり、チロルが広場でストレッチをしているところに真希も混ざることに。お互いに背中合わせで屈伸をする仲のいいシーンですが、こちらも終盤の展開につながる重要なポイントになります。
工場地帯の探索では停電の原因がキャンサーであることが判明。炎を扱うキャンサーに虚を突かれて撤退を余儀なくされます。ここでは時間を稼ぐために真希がキャンサーの進行を食い止めることになりますが、暴走族らしい啖呵の切り方で迫力がありました。今回のイベントは後半にいくほど声優陣の迫真の芝居が楽しめますが、この啖呵のシーンはその皮切りになるものでしたね。
最終日は工場に残る犬たちを救うため、真希が司令部の命令に背いて現地に救いに行こうとする展開に。「規律なんか破ってなんぼの生き方してきたんじゃ!」とぶち破られた門から工場に戻ろうとするところは、真希にしか出せないアツさが詰まったシーンなのでぜひボイス付きで観てみて欲しいですね。
また、ここでアツいのは彼女を止めようとするチロル。演じている小島ゆいさんが迫真の芝居をしているので、こちらもぜひゲームで!
真希とチロルの決闘は今回のイベントでかなり盛り上がるシーンですが、終盤はさらに燃え上がります。ストーリーの展開や声優陣の芝居もいいのですが、そこに最高の演出も加わるので本当に素晴らしいものになっています! まだ遊んでない人はプレイしてみてください!!
カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。
『ヘブンバーンズレッド』公式画集の第2弾が10月11日に発売!
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