2024年9月6日21時。「プレイボール!」という元気な声がYouTubeに響きわたりました。五十嵐梨花さんの3Dお披露目です。
デビューからおよそ1年と8ヵ月。彼女のライバー活動を思い返すと、順風満帆であったとは言いがたいこともあります。
この記事では、3Dお披露目を終えた彼女のおもだったライバー活動について振り返っていきたいと思います。
【 #りかしぃ3D 】せーのっ!プレイボール!【にじさんじ/五十嵐梨花】
初配信での出来事
実は、五十嵐梨花さんは最初期から山あり谷ありのライバーでした。
なぜかと言うと、初配信のアーカイブを間違えて消してしまうということがあったからです。
【初配信】はじめまして!正々堂々と試合開始っ!【五十嵐梨花/にじさんじ】
初配信は2023年1月19日。同期のidios(イディオス)の中でトップバッターを務めました。なぜかお尻のよさについて熱く語るなど、“にじさんじらしさ”も出しながら、つつがない進行をする“お手本”のような初配信を行っていました。
しかし、その配信が終了した数時間後、初配信のアーカイブがYouTubeのチャンネルから一時消えてしまう事態に。
2回目の配信の冒頭で、初配信の様子とはまったく異なる焦りを隠せない五十嵐梨花さんが現れ、そのギャップに釘付けになったリスナーも多いことでしょう。私もその1人でした。2回目の配信終了後、すぐに初配信のアーカイブは戻りましたが、その印象は強く植え付けられることとなります。
【Heavy Rain】サイコスリラーを体験する#01【五十嵐梨花/にじさんじ】
以降、蓋を開けてみれば、初配信のイメージはどこへやら、“しっかりもの”とは少々かけ離れた言動が多く見られるようになりました。
特に、お酒を飲みながら配信を行っているときや、同期などの親しい間柄のライバーとかかわるときに見せる姿は、まさに“自由奔放”です。
【宅飲みお泊まり会】私の家でろこめるそふぃりか飲酒配信!(※鏑木はソフドリ) member:鏑木ろこ、倉持めると、五十嵐梨花、ソフィア・ヴァレンタイン#ろこめるそふぃりかお泊まり会【にじさんじ 】
にじさんじ甲子園で見せた2粒の涙
2023年、毎年夏の恒例企画である“にじさんじ甲子園2023”にて、監督に抜擢されます。 野球シミュレーションゲーム『パワフルプロ野球2022』の“栄冠ナイン”というゲームモードを使用し、自分のチームを育成して、監督同士の本戦を行う企画で、他9人の監督とともに育成期間と本戦を過ごしました。
育成配信では、10人の監督の中で唯一、甲子園出場が一度もできなかったという悔しい結果に。それによる他チームとの育成の差が本戦でも響き、最終結果としては9位となりました。
最後の育成配信の終了間際には、涙を堪えるような声で配信を締めくくる様子もあり、本人としても悔しい結果であったことがうかがえます。
【 #にじ甲2023 】聖アザラシ学院高校 3年目夏の県大会~ #8 【 五十嵐梨花 / にじさんじ 】
その悔しさを晴らす舞台を用意されたかのように翌年2024年の夏、“にじさんじ甲子園2024”で再び監督を務めることとなりました。
“にじさんじ甲子園2023”と異なり、発売されたばかりの『パワフルプロ野球2024-2025』を使用して開催されました。“栄冠ナイン”の難易度が大きく調整され、甲子園出場が難しいと言われるなか、昨年の雪辱を果たし、甲子園出場を成し遂げます。前年とは違う、うれし涙を流す姿が配信に映っていました。
そのまま勢いは止まらず、本戦では全勝して優勝する、完璧な“リベンジゲーム”を果たしました。
その結果は、リベンジに向けて努力した五十嵐梨花さんの努力の賜物だったように思います。
【 #にじ甲2024 】#07 私立梨海高校3年夏県大会準決勝~を理解する【にじさんじ/五十嵐梨花】
リベンジゲーム / 歌ってみた【にじさんじ/五十嵐梨花】
にじさんじGTAでの活躍
五十嵐梨花さんのライバー活動を振り返るにあたって、やはり“にじさんじGTA”の話は欠かせません。
“にじさんじGTA”は、『グランド・セフト・オートV(GTA V)』のオンラインモードを舞台にして行う10日間の企画でした。
救急隊、警察、ギャングなど、にじさんじライバーがさまざまな役割に分かれてRP(ロールプレイ)を行いました。参加人数はなんと110人超。そんなにじさんじ史上最大の”お祭り”で、五十嵐梨花さんは波乱万丈な物語を描きます。
1日目は警察に所属。同期の石神のぞみさん、倉持めるとさん、獅子堂あかりさん、ソフィア・ヴァレンタインさんとともに仕事を覚えていきました。
しかし2日目、警察の人数が多かったこと、ギャングを志望していたこと等を理由に警察を辞職。この時点ではギャングには所属しておらず、いわゆる半グレでした。その中で、ミラン・ケストレルさんや叢雲カゲツさんなど、半グレ同士で固まり、警察に捕まりながら犯罪を繰り返しました。“悪友”同士の掛け合いは、“にじさんじGTA”でしか見られない、面白いものとなっています。
4日目から6日目は、竜胆尊さん率いる“鬼灯組”に所属。“ヘリコプターを操縦したい”という願いのもと、涙ながらに”鬼灯組”を離れる決断をします。竜胆尊さんは五十嵐梨花さんの願いに理解を示しており、話を聞く姿はさながら母親のようでした。
6日目の途中から半グレに戻り、ヘリコプターを購入する資金を集め始めます。特に、“パレト銀行”の襲撃を1人で行えるようになったことで、資金を効率的に集められるようになりました。
資金が貯まり始めた8日目、“にじさんじGTA”内最大のギャング、“CLUB.3”に所属した元半グレ仲間の叢雲カゲツさんから1本の電話が。大型犯罪を行うために、ヘリコプターを操縦できる人を探しており、風の便りで操縦できると聞いた、という旨の電話でした。
若干足りなかった資金は叢雲カゲツさんに工面してもらい、ヘリコプターを購入して大型犯罪を成功させます。その後、“CLUB.3”のボスである不破湊さんからの勧誘を受け、最終日まで”CLUB.3”の一員として活動します。
最終日は、“パシフィック銀行”の襲撃という大型犯罪をギャング総出で行うこととなり、そのなかでも、お金を持って逃げるという特に重要な役割を、“CLUB.3”に所属した元半グレ仲間のミラン・ケストレルさんと行うことになりました。
1回目はゲームの同期ズレによって失敗。この失敗直後に、落ち込んでいる五十嵐梨花さんにミラン・ケストレルさんが「頑張ろう」と声をかけた場面がとても印象的です。ここまで五十嵐梨花さんに対して敬語を使用していたミラン・ケストレルさんが突然タメ口を使用したこと、半グレ時代をともに過ごした際の苦労が想起されたことによって、胸を打たれる場面でした。
2回目、3回目も同様に失敗となり、お金を持った想定で警察から逃亡することとなります。結果的に逃亡は成功し、大団円を迎えます。
この10日間を五十嵐梨花さんは「楽しかった。このひと言に尽きる」と振り返っています。
他にも目立ったライバーはもちろん数多くいるのですが、五十嵐梨花さんほど所属コミュニティを転々としたライバーはほとんどいません。ある種の“猪突猛進”さが描いた人間模様は、とてもドラマチックなものとなりました。
【 #にじGTA 】10日間ありがとうございました!クリップ見ながら振り返り雑談【にじさんじ/五十嵐梨花】
およそ1年と8ヵ月。私も五十嵐梨花さんの配信の多くを視聴してきました。
時に涙を流しながら、笑顔を振りまくその姿に、私は虜になっています。
3Dお披露目から興味を持った方は、彼女の配信をぜひ見てみてください。きっと惹かれる部分があると思います。
それでは五十嵐梨花さんの益々の発展を願って、本稿はこの言葉で締めさせていただきましょう。
「ゲームセット!」
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