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『SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン』10話感想。覚悟決まりすぎのアマゾネスチームの作戦がすごい。ピトフーイ&レンの狂気も垣間見える神回(ネタバレあり)

文:Ak

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 7月5日より第1期の再放送がスタートしたアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』。その第10話の感想記事をお届けします。
[IMAGE]【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』第10話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

レンたちとアマゾネスチームの共闘が熱い!【アニメGGO感想】

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 前回のピンチをボスに救ってもらったレン&フカ次郎でしたが、ピトフーイの一件をボスに打ち明けて共闘関係を結ぶことに。リアルでの対人関係が活きましたね。まあ、ゲーム内で本名を呼んでしまっているのはどうかと思いますが(笑)。

 そしてピトフーイによる、KKHC(北の国ハンターズクラブ)との協定破りからの全滅。一見すると、というか何見してもピトフーイが外道なのは変わらないと思いますが、《GGO》ではゲームシステム上、奇襲も騙し討ちもやりたい放題なので、ここは少しKKHCが不用心だった気もしますね。
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 交渉終了後は、メンバーの何人かは銃口を突き付けた状態で下がっていったほうがよかったと思います。あれだけの戦いを繰り広げたプレイヤーである以上、警戒しすぎるに越したことはないですし!

 サラリとZEMAL(全日本マシンガンラバーズ)がやられていたり、戦いは着実に進行。残り6チームですが、この段階で最も警戒すべきはピトフーイチームはもちろん、近未来風のスーツに身を包んだT-Sでしょうか。改めて思いましたが、チーム全員で同じコスチューム用意するって、かなりの仲良しですよね……。

覚悟決まりすぎのアマゾネスチームの作戦がすごい【アニメGGO感想】


 続いては、アマゾネスチームとピトフーイチームが開戦! エムの口ぶりから察するに、どうやらピトフーイは万能型だけに、それぞれの武器の習熟度は極まっているわけではなさそうです。ある意味、そこに付け入るスキがあるのかも?
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 エムが超長距離武器を所持していることと、ラインなしでの狙撃をしてくることを読むアマゾネスチームの戦略眼は流石。

 覚悟を決めているとはいえ、アンナのやられっぷりが痛々しい。《GGO》って、重火器の威力や特性に応じたダメージ表現になるのがけっこうエグい!
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 エムの狙撃に対するアマゾネスチーム側の作戦。“ソフィーをあえて死体にして、それを壁&支えにして狙撃する”というのは、なかなか思い切った作戦です。死体と化したソフィーの満足気な表情……戦士って感じがします。死体を壁にするのはレンもやっていましたが、《GGO》ならではの発想。現実のゲームであったら、修正するしないで論争になりそうな仕様ですね。

 エグい作戦に対して、ほんわかムードで作戦会議をするアマゾネスチームの中身である女子高生たち。どうやら対物ライフルはシノンから情報を得て入手した様子。何気に、原作キャラとの直接的な絡みが初めて明言されたシーンです。

ピトフーイ追撃を決めるレンの判断が《GGO》プレイヤーすぎる!【アニメGGO感想】

 アマゾネスチームの様子に違和感を覚えるエムもエムで流石。しかしその真意を見抜く前に、レンがピトフーイに奇襲……かと思いきや、まさかのKKHCのシャーリーがピトフーイの頭を狙撃! ゲームを楽しく思えと思ったらレンに瞬殺される彼女が若干気の毒です(笑)。

 とはいえ、レン以外のプレイヤーに殺害されたらリアルで死ぬであろうピトフーイ。「これが私の死かぁ!」のシーンでの鬼気迫る表情、何度見ても怖すぎる!

 このシーンでは、ピトフーイが《GGO》にダイブするために使っているのがナーヴギアであることも判明。改めて考えると、なぜピトフーイはわざわざナーヴギアを? という疑問も浮かびますが、これはおそらく《SAO》へのこだわりゆえでしょうかね。もしかしたらピトフーイであればナーヴギアに細工して、《GGO》で死んだらリアルでも脳が焼き切れるみたいな仕様にしていてもおかしくない気もしましたが、その場合はもしSJ2でレンが勝っていても詰みだったかもしれません。
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 瀕死状態のピトフーイを追撃するか悩むレン。ここで一般的な主人公であればダメージの回復を待ってから正々堂々と戦う……という選択をするかと思いますが、そうせずに皆殺しを選ぶのが実にレンらしくて最高です。手段や経緯なんて関係ねえ、勝てば勝利だ! というスタイルは、実に《GGO》プレイヤーらしい精神!

 もちろん、手負いのピトフーイを見逃さないのは他チームも同様。強豪チームの宿命として、ピトフーイチームは超ピンチに! ここでビジネス的な契約関係だと思っていた、ピトフーイ&エム以外のメンバーが本気で奮戦するのがいいシーンですよね。おそらくピトフーイに人望はないので、エムの愛情を尊重したか、プロ根性的なものだと思います。

 そして再び始まるピトフーイ無双。ここでフォトンソードが切り札として登場するのは、『SAO』本編のファントム・バレット編のファンにとっては熱い!

 そんな感じで、レンとピトフーイの個性が爆発していた10話。しかし次回のタイトルは“イカれたレン”ということで、引き続きの激戦に期待ですね。

第1期 再放送情報

・TOKYO MX:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・BS11:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・群馬テレビ:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・とちぎテレビ:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30

・AT-X:7月8日(月)より毎週月曜22:00~
(リピート放送:毎週水曜10:00、毎週金曜16:00)

スタッフ

原作:時雨沢恵一(電撃文庫 刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白
監督:迫井政行
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
アニメーション制作:Studio 3Hz

キャスト

レン:楠木ともり
ピトフーイ:日笠陽子
エム:興津和幸
フカ次郎:赤﨑千夏

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