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『トワイライトモンク』TGS体験版レビュー:メトロイドヴァニア+RPG風マップによる探索とアクションの融合作【電撃インディー#787】

文:電撃オンライン

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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、グラビティゲームアライズのSteam用メトロイドヴァニアアクションゲーム『Twilight Monk(トワイライトモンク)』のTGS体験版レビューをお届けします。

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 『Twilight Monk(トワイライトモンク)』は、ダンジョン+昔なじみのワールドマップを探検するメトロイドヴァニアアクションアドベンチャーゲーム。主人公は古き修行僧の最後の継承者として、闇に包まれてしまった世界を探索し、世界の脅威である存在"ダークスプライト"を倒すことが目的です。

 本作は“東京ゲームショウ2024”に出展予定とのことで、そこで遊べる体験版をプレイした様子をお届けします。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

※本記事はグラビティゲームアライズの提供でお送りします。

『トワイライトモンク』は昔ながらのRPG+2Dダンジョン探索の融合


 本作は、アメリカで発売されている小説やコミックで展開中のカンフーファンタジーのメディアミックス作品。東洋風のオリジナル武術がアクションのベースとなっており、闇に包まれた世界を冒険というオーソドックスなファンタジーな世界観でありながらも、カンフーや竹林、アクションなどオリエンタルな要素も随所に感じられる作りとなっています。

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 ゲームは"メトロイドヴァニア"ライクの2D横スクロールダンジョンに加え、昔ながらのRPG風マップ(オーバーワールドマップ)を探索するモードが融合した独特なスタイル。

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 オーバーワールドマップでは敵と接触することで専用の2Dマップに移される、いわゆるシンボルエンカウントになっていました。戦闘用ダンジョンは敵の全滅ではなく、エリア端に到達することで戦闘が終了し、再びマップに戻される仕組み。

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 オーバーワールドマップでは拠点となる村やダンジョンの入口。セーブポイントなどが点在しており、昔ながらのRPG経験者には親しみの感じる画面でした。とくにセーブポイントを軸に探索エリアを広げていく、あの感覚は懐かしく良い刺激。

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 オーバーワールドから探索可能エリアを発見し、そこから2Dダンジョンに移行していく。”メトロイドヴァニア”でありつつも、RPG要素も多く取り入れられているところが特徴です。

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柱とアクション


 アクションは2段ジャンプに空中ダッシュなど、”メトロイドヴァニア”で基本のアクションは揃っています。攻撃は鎖付きの支柱を前方に突き出すような手段がメイン。支柱は前方にしか伸ばせず、上下左右の打ち分けはできません。

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 その代わりに連続で投げられるクナイや放物線を描いて飛ぶ斧、広範囲に及ぶ爆弾などのリソースを消費して行う攻撃手段”戦技”も用意されており、これらを使い分けて敵に対処していくのが面白さがあります。

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 なかでもとくにオリジナリティな部分として、古代の武器”幻影の柱”と呼ばれる人型サイズの支柱を用いているところがポイント。この柱は時には足場として利用したり、スイッチを押すために設置したり、時には蹴り飛ばして攻撃に利用したりとかなり万能な使い方を披露してくれます。

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 柱はその場にのみ設置でき、高所へのアクセスやジャンプ飛距離を伸ばすために利用したりとさまざまな活用法が用意されています。ちなみに”幻影の柱”が操作キャラから一定距離離れると自動で戻ってきてくれる機能付き。なお、柱を置いている最中は非常に攻撃範囲の狭い蹴りを連続で繰り出すことができます。

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 体験版ということもあり、アクションはごく一部。おそらく柱を利用した叩きつけや落下攻撃など、柱による高さを利用した何か、重さを利用した攻撃方法など多彩な使い方が想像でき、期待が膨らむばかりです。

隠し部屋と探索のご褒美も


 ダンジョン探索によるアップグレードというご褒美は”メトロイドヴァニア”に欠かせない要素。本作にも最大HPや”戦技”で消費するリソースの最大量を増やすアイテムなど、お馴染みの要素が満載。

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 また2段ジャンプやダッシュ/空中ダッシュの解禁によって、探索エリアが広がっていくのもあるあるではないでしょうか。マップでは確認しにくい隠し部屋の存在や攻撃で破壊できる壁など、探索欲を掻き立てられる部分も外していません。

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 マップが地続きではなく独立した小さなダンジョンである点や地図を購入するとエリア全体の繋がりがすぐ確認できる点など、”メトロイドヴァニア”要素としては比較的易しめに感じました。

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 個人的に気になったのは2段ジャンプやダッシュといった常設のアクションとは別に、アクセサリのように付け外し可能な拡張アクションがある点。これらは"護符"と呼ばれ、TGS体験版では2つしか確認できませんでしたが、20種類以上のものが用意されているようです。

 これら以外にも"ポーション"や"ファミリア"、"召喚"など気になる要素が満載。かなり拡張性のあるゲームが楽しめそうで、製品版が今から楽しみです。

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 "メトロイドヴァニア"ライクのダンジョン+RPGライクのオーバーワールドが合わさったアクションRPG『Twilight Monk(トワイライトモンク)』。

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 ダンジョン探索の面白さに装備が拡張していく楽しさだけでなく、”護符”という装備の入れ替えやレベルアップによるステータスアップもあるRPG要素もあるいいとこ取りな本作。オリエンタルな雰囲気漂う独特な世界観と”幻影の柱”を活用したオリジナリティのあるアクションに、今後も注目です!!!!

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