ネクソンより2025年初頭に発売予定のPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)用ソフト『The First Berserker:Khazan』の試遊レビューをお届けします。
本作は、幕張メッセで9月26日~9月29日に開催される東京ゲームショウ2024でプレイアブル出展されます。多くの新作ゲームを遊べるイベントなので、ぜひチェックしてみてください!
なお、こちらは試遊版のレビューとなりますので、製品版とは異なる場合があります。
難しいけど繰り返しチャレンジするのが楽しい! 自分の成長も感じられるハードコアアクションRPG
本作は、ネクソンのMORPG『アラド戦記』の世界観をベースにしたハードコアアクションRPG。『アラド戦記』から数百年前のアラド大陸を舞台に、ペル・ロス帝国の大将軍“カザン”の物語が描かれます。
帝国を救った英雄であるはずのカザンは、反逆者の濡れ衣を着せられ、非道な拷問を受けたのち、帝国の外へ追放されてしまいます。
プレイヤーはこのカザンとなって、帝国軍の追跡をかわしつつ、自身を陥れた帝国への復讐のため、そして陰謀の真相を探るための戦いに身を投じることになります。
リアルな背景と3Dアニメーション風のキャラクターの組み合わせが特長で、独特な雰囲気のグラフィックを堪能することができます。
今回の試遊では、序盤のストーリーが遊べる“ミッション”と、ボスとのバトルが楽しめる“ボスチャレンジ”をプレイできました。
まずは、ストーリーモードとなる“ミッション”に挑戦。拷問を受けてボロボロに傷ついたカザンが、雪山を運ばれていくところからスタートします。
移送の途中で、雪崩が発生。カザンはかろうじて生き残りますが、謎の声が聞こえるように……。この声の主“ブレードファントム”の力を借りながら、まずは帝国軍の追跡から逃れることを目標に動いていきます。
基本アクションとして、弱攻撃や強攻撃、ガード、回避などが行えます。こうした行動ではスタミナを消費し、これがなくなると一定時間動けなくなってしまうため、完全に無防備な状態に。
そのまま攻撃を受けると一気に戦闘不能に陥ってしまうこともあるため、HPはもちろん、スタミナの残量もしっかり管理することが大切です。
この時点では、3つまで“冥界の力”という回復アイテムを使うことができました。正直、ぜんぜん足りない! と思ってしまうのですが、プレイしていくうちに不思議と慣れてくるのがアクションゲームの面白いところですね。
とはいえ、ジャンルがハードコアアクションというだけあって、道中で遭遇する一般兵士であっても十分に手強いです。最初のプレイでは、まだ操作に慣れていないということもあり、簡単にやられてしまいました。油断は禁物です。
フィールドを進んでいくと、強化と回復ができる“鬼剣”が見つかることがあります。こちらは起動することでカザンのHPを回復することができるのですが、その代わり道中の敵が復活してしまうため、使うタイミングには注意が必要です。
敵を倒すことでゲットできる“ラクリーマ”を一定まで溜めていれば、ここでカザンの能力を強化できます。ラクリーマは、敵にやられてしまうとその場に落としてしまうので、忘れずに回収に行きましょう。
ラクリーマでの強化の他に、防具やアクセサリーなどの装備品を身につけることができます。装備品は、敵からのドロップやあちこちにある宝箱からも手に入れられるので、フィールドをくまなく探索するのがおすすめです。
敵の動きをよく見てスキを突く! 一気に攻撃を叩き込む瞬間が気持ちいい!
バトルでは、二刀流でのスピード感あるアクションがとても楽しいです! 敵の攻撃は強力ですが、分かりやすいスキがあるため、まずは敵の動きをよく観察することが重要になってきます。
がむしゃらに自分から攻撃するより、相手の動作のスキを狙いつつ、カウンターのように戦うほうが上手くいくことが多いように感じました。
本作では、ジャストガードやパリィ(反射)、カウンターが狙えるため、慎重に立ち回りつつ攻撃を叩き込んでいきましょう!
ミッションの最後には、強大なボス“イエトゥガー”が登場。雪をまとった猿の姿をした敵です。自分の拳で殴ったり、大きな氷のかたまりを投げたり、氷のブレスを吐いたりと攻撃方法は多彩。
ですが、やはり大きな攻撃のスキが生まれる瞬間があるため、そこをガンガン突いていきましょう。例えば、このボスは拳で殴りつける攻撃をしてくるのですが、その最後に地面へ拳を叩きつけると、勢い余ってその手が地面に埋まってしまいます。
そうなるとしばらく動けなくなってしまうため、無防備な状態に。すかさずここを狙って、ガンガン連続攻撃をすると大きなダメージを与えることができました。
ボスとのバトルに挑戦する“ボスチャレンジ”モードに登場する敵も、同じように大きなスキを見せてくることがあります。
大きな金槌を持った“ボルバイノ”は、連続攻撃の後に動きを止める瞬間があるので、そこを狙いつつ。
“ランガス”は、なんと戦闘中に飲み物(おそらくお酒のように思えますが……)で回復する瞬間が! ここは狙うしかない、というわけでスキルをバンバン撃ち込んじゃいましょう。
残念ながら、試遊時間のあいだに倒しきることはできなかったのですが、あとちょっとのところまで行けたのが本当に悔しい!
とはいえ、最初は道中の一般兵士にすら苦戦していた筆者がここまで来れたことを考えれば、本作のアクションのバランスの良さが分かっていただけるかと思います。
初めは倒すのが難しいと感じていた敵でも、何度もチャレンジしているうちにだんだんと攻撃のスキが分かってきたり、ガードのタイミングが掴めてきたりと、あとちょっとでイケる! が見えてきたときの面白さ。
それを繰り返し味わえるのが、本作のいいところ。自分の成長が感じられるのも、本当に楽しいです。
アクションゲームが好きな方や、難しいことに繰り返し挑戦するのが好きな方にぜひおすすめしたい作品になっていますので、東京ゲームショウの会場でプレイしてみてください!