9月29日、人気VTuberの赤見かるびさんが、プロeスポーツチームの“Crazy Raccoon”(CR)への加入を発表しました。
この発表直後、Twitchでの生配信を実施し、“CRかるび”となる決断への経緯や、音楽レーベルであるユニバーサルミュージック所属になっていることへの棲み分けなど、詳細な説明を実施しています。
この発表直後、Twitchでの生配信を実施し、“CRかるび”となる決断への経緯や、音楽レーベルであるユニバーサルミュージック所属になっていることへの棲み分けなど、詳細な説明を実施しています。
CRに加入しました!!!!ユニバーサル ミュージックからもデビューしました!!おはなし!https://t.co/IVrv4zee2l
— 赤見かるび🥩 (@AkamiKarubi) September 29, 2024
TGSで驚きの発表
赤見かるびさんのCR加入については29日の東京ゲームショウ(TGS)にてサプライズ発表されました。
参加者が度肝を抜かれたその模様について、またCRメンバーも続々登場する“茶番”の告知動画については、かるびさんのYouTubeチャンネルに切り抜き動画が上がっていますので、そちらをぜひチェックしてみてください。
あらためて生配信で経緯を説明
加入の経緯については、あらためて本人の口からファンに向けて説明する配信がTwitchにて実施されました。
まずは「おめでとう」コメントの乱舞に対して、「ありがとう。本当にありがとう」とお礼を何度も述べたかるびさん。
「みんなどうですか? まだ違和感ありますか? 私がどこかに入るということ。意外だったって、みんなたぶん思っていると思う」
そう切り出した上で、個人勢として活動をしてきて人気を博してきただけに、「私も途中までずっと無所属のままでいようと思っていた」と明かします。また、「個人であることを誇りに思っている人、すごいと思っている人がいるっていうのも私は知っていた。気持ちはわかるよ。私もね」と続けつつ、あらためてファンの不安や誤解をひとつひとつ解いていくような配信になりました。
まず「変なことを言えなくなるね」といったファンの言葉に対しては、「どっかに入ることで、変なこと言っちゃって……という不安もあったんだよ」としつつ、「よく考えたらさ、わたしあんまり変なこと言ってないなって」と、そうした不安を一笑に付します。
「規制のかかるラインって個人とか個人じゃないとかで変わらない。個人でも(言ってはいけないことを言ったら)終わるから。(CRに)入ったから規制が厳しくなるとかはマジでない。そこはマジで変わらない。私、もともと変なこと言ってないし。私はTwitchがバンされないことを何より心がけていたから、そこは変わらない」
もちろん、ライン設定を越えていくような個人勢もいるとは思いますが、そもそもかるびさんはチャンネルが吹き飛んだり、企業から即座に契約を打ち切られてしまうような発言や行動をしてきたといったこともありません。CRの基準とこれまでの活動を照らしたときに何かできなくなる、縛られるといったことはないということを明言します。
CRへの加入については、CR.おじじ(Crazy Raccoon代表)さんから直接のオファーがあったことを明かしつつ、率直に「どこかに入ることへの不安」も伝えたそうです。「所属することで(何かやらかしたときの)罪を負わせてしまう」という点について話すと、CR.おじじさんは「いや、俺がやらかしているから」という答えが返ってきたそうで、「あ、たしかに。そんなこと考える必要ないわ。すごい説得力あった」と腑に落ちるものがあったようです。
「どこかに入って迷惑をかけてしまうんじゃないという肩の重みみたいなのは完全になくなった」
もともと「いろんなとこに誘ってもらったりもしていた」ということもあって、個人勢でなくなる選択肢自体は持っているという状況もあったのでしょう。あとは、「個人であることにこだわりを持っている人がいるのは知っていたし、自分もそういうこだわりを持っちゃっていた」という心情的な部分が大きなネックでした。ただ、「果たしてそのこだわりって大事なのか? と思って、よくよく考えてみた」そうです。
「別に正直、個人勢のメリットはない。別にないんだよ。本当にプライドのみだった」
CR側からはこれまで通りの活動で問題ないという話も聞かされているようで、「加入して今まで違うことはない。むしろできなかったことをできる可能性がある。何か縛られることは何もない」とも断言しました。
かるびさんは「安心したかったというのはある」とも率直に語り、「私のリアルママ」からもCR加入について「安心する」と言われたことも明かしました。そして、こうも言います。
「ちょっと自己中になって考えてみたら、入らないからこそ恐ろしいこともあるじゃん? 守ってもらえないとか。自分を守るためにはやっぱりどこかに入ったほうがいいのかなというのは元々ちょっとは考えていたから」
また人気を博して活動の幅を広げていく中で、やはり自分以外のサポートが欲しかったという面はあったようです。
「ひとりじゃあ、活動範囲が狭いというか、全部はできないし、時間がどう考えても足りないっていうのはあるじゃん。やっぱ信頼できるところがあるって、心的(こころてき)に良くない?」
あらためて、CRに加入することで、むしろ活動の幅を広げていける可能性を感じたという趣旨でした。
ちなみに、VTuber最協決定戦で“CR寿司”のチーム名になったときは、すでに加入が内定している段階だったそうで、「裏でニヤニヤしていた」そうです。
CR寿司は伏線だったって・・こと!?
— 猫汰つな🍒✨ (@tsuna_nekota) September 29, 2024
ユニバーサルミュージックについて
ユニバーサル ミュージックからデビューするにあたって新しくアーティスト写真用イラストをなちょに描いてもらったよ🥩
— 赤見かるび🥩 (@AkamiKarubi) September 28, 2024
アイドル衣装アレンジ!がちかわ!
甘城なつき/Nachoneko🐈@amsrntk3 pic.twitter.com/P7Vzjc4V0y
28日に音楽レーベル、ユニバーサルミュージックへの加入が発表された点についても補足する説明をされました。
「CRに入るのにユニバーサルミュージックにも入るってどういうこと?って思うかもしれないけど、配信活動的にはCR、音楽活動はユニバーサルミュージック」
かるびさん自身も「結構いるけどね」と触れていましたが、VTuberの中には音楽レーベルと契約しつつ、特定の事務所に所属しているというのはまったく珍しいことではありません。
オリジナルソングも準備されていること、「この前レコーディングに行ったし、ボイストレーニングにも通っている」ことも明かしており、音楽方面での新展開も着々と準備を進めているようです。
深い絆も感じる配信に
ファンにとって気掛かりな要素としては他にグッズの展開などもありますが、かるびさんは「私のキャラクターコンテンツもCRなら大事にしてくれるかなというのは思った」点を最終的な決断理由のひとつとして挙げます(ほかにも「CRは赤いから」というのも理由として挙げてたりしますが)。
「CRのイラストの私と、自分自身の私というのがあるから。これに関しては。完全にどっちかに移行みたいなのはないかも」
つまり、今回のCR加入に際してあらためて書き起こされたイラストを元にしたグッズなどがCRサイドから販売になるという展開は可能性としてあるものの、これまで出してきたグッズがNGになることはないということでしょう。
また、配信でXなどでの反応も探る流れになる中で、自らをかるびさんの「厄介ファン」と定義したスタンミじゃぱんさんが、TGSの会場でCR.おじじさんを直撃して問い詰めるクリップを視聴することに。
スタンミさんの質問に対し、CR.おじじさんが「生半可な覚悟で入れていない」と断言し、かるびさんの自由を奪うようなつもりは毛頭ないことを強く語る様子を見たかるびさんは「泣けてきちゃう。涙出そう。おじじの言葉より、スタンミに感動している」と感動の場面となりました。
かるびさんは「配信者と会うことに抵抗がある」と語ってきましたが、今回の加入にあたっても「おじじとは会っていない」そうです。CR加入を決断できたのは、かるびさんとそういった方針も尊重してもらえたこともひとつの理由だったようです。
あらためて「みんなにおめでとうと言われるの本当に嬉しいです」とした上で、「昔の夢はCRカップに出ることだった。本当にそれが夢だったの」と感慨深げに語った、かるびさん。さらに活動の幅が拡がる中での飛躍を楽しみにしたいですね。
Twitchでの配信アーカイブではコメントを寄せたCRメンバーとの絡みや、クリップの視聴、加入動画撮影の経緯、パスタを食べるかるびさんなど、この記事で書いた以外にもまだまだ面白い話が盛りだくさんですので、ぜひチェックしてみてください。
赤見かるび、CRに加入しました🥩
— 赤見かるび🥩 (@AkamiKarubi) September 29, 2024
これからよろしくお願いします🥩 https://t.co/H1x95D6REz
関連記事
VTuberの皆さま。告知、インタビュー、企画など記事化します!
自薦・他薦を問わず、VTuberに関する記事化や取材希望がありましたら、注意事項を確認のうえ、下記の受付フォームバナーからお送りください。
注意事項
- 1投稿につきおひとりのVTuberのみとなります。なお、同一内容の重複投稿はおやめください。
- 自薦・他薦を問いませんが、他者に成りすましての投稿はおやめください。
- 第三者の権利を侵害する内容および公序良俗に反する内容など、株式会社KADOKAWA Game Linkage(以下、当社といいます)で不適切と判断した内容が含まれる場合は投稿をお受けできません。
- 投稿に際し発生する通信料などは、お客様のご負担となります。
- 投稿いただいた情報は、編集部で精査のうえ、公開の可否を判断いたします。お送りいただいたものが、必ずしも公開されるわけではありません。
- 掲載可否についての個別のお問い合わせにはお答えできません。
- 自薦での掲載要望について、本人確認をさせていただく場合があります。 掲載が決定した場合のみ、「kgl-dengeki-vtuber@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りメールでお知らせいたします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください(送信先は、日本国内に限ります)。
- 本企画は、当社が主催しています。
- システムなどのやむを得ない事情により、本企画を予告なく変更・中止させていただく場合があります。
- 投稿に際しご提供いただいた個人情報は、当社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。