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『龍が如く8外伝』開発者インタビュー。脅威のスピードで新作を出し続ける“龍が如くスタジオ”の強み、そしてTGS体験版でアピールしたかった新作の注目ポイントとは?【TGS2024】

文:編集O

公開日時:

 2025年2月28日にPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox ONE/PC(Steam)で発売予定のアクションアドベンチャー『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii(龍8外伝)』。東京ゲームショウ2024では、一部のエリアやプレイスポットが試遊可能なイベント体験版が展示され、真島吾朗初の単独主人公となった本作を一足先にプレイしようと、多くのファンが試遊台に列をなしていました。

 そこで今回はTGSのイベント体験版で確認できた要素を中心に、ファンならば気になるであろうポイントを横山昌義氏(総監督)、阪本寛之氏(チーフプロデューサー)、堀井亮佑氏(チーフディレクター)のコアメンバーへのインタビューをお届けします。

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横山昌義『龍が如く』シリーズ総監督

阪本寛之『龍が如く8外伝』チーフプロデューサー

堀井亮佑『龍が如く8外伝』チーフディレクター


 なお、イベント体験版のレポートやイベント体験版の動画も公開中。ぜひ、こちらもあわせてチェックしてみてください!

“組み換えの美学”があるからこそのスピード感で新作が制作可能に【龍が如く8外伝インタビュー】


――まずは日本ゲーム大賞【優秀賞】のダブル受賞(『龍が如く8』『龍が如く7外伝 名を消した男』)おめでとうございます。それも踏まえてファンの新作に対する期待値は爆上がり中だと思いますが、TGS体験版をプレイしたユーザーの反応はいかがですか?

横山
みなさんのプレイ画面を見ていてもしっかり技を出せているし、アクションの部分を楽しくプレイしてくれているのでよかったです。『龍が如く』シリーズも作品によって敵の硬さとか手応えを変えていますが、今回は爽快さを感じる方向へけっこう寄せています。そこが手触り的にもすごくいい感じになっているんじゃないかなと。ただ、分身(“狂犬スタイル”の技)が強すぎだから調整を入れないといけないですね(笑)。

――たしかにかなり強力ですよね。

横山
ボス戦もこれさえ使えばいいみたいな感じなので、そこは調整すると思います。

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――阪本さんは体験版の反応を見ていかがですか?

阪本
まずどの部分をみなさんにたしかめてもらおうかと考えたとき、『龍8外伝』は真島が主人公だしやはり最初はアクションからだろうと考えました。前作の『龍が如く8』がコマンドRPGだったので、アクションとしての最新作は本作になりますし、このアクションがおもしろくないと、ゲーム的にもストレスを溜めながら遊ぶことになりますからね。もちろんほかにも多くの要素を用意していますが、「まずはアクションの手触りを体験してもらってなんぼでしょ」と。だから、この体験版はそこが狙い通りになったと感じています。

堀井
僕も阪本と同じ感想ですね。体験版自体が“アクションを試してほしい”をベースに構成しているので、そこがちゃんとうまくはまってユーザーに伝わったようでほっとしています。体験版は『龍8外伝』のほんの一部ですし、本作の需要拠点となる“マッドランティス”も歩けるのは少しの範囲だけですが、いい塩梅でみなさんにワクワクしていただけたようで、すごくよかったなと感じています。

――とにか“制作が早い”と驚かされるスパンでの新作の発表でしたが、“龍が如くスタジオ”がここまで早く新作を出せる理由や強みとはなんでしょうか?

横山
これまでに制作してきたアセットの使い方がうまいんじゃないですかね。

阪本
それは確実にありますね。

横山
僕らは新しくストーリーや枠組みをどんどん作りますが、実現するために必要な構成要素はすでに持っているものを使うことが多いんです。だから『龍が如く』シリーズはそれを否定するつもりはありません。

 『龍が如く7外伝 名を消した男』もそうですが、舞台となる大阪・蒼天堀はすでにあるわけです。“キャッスル”という新ステージがあるにせよ、そこは閉鎖空間でマップから切り離されているし、しかも構成するビルやコンテナなどベースとなるアセットはすでにあると。『龍8外伝』に登場する“マッドランティス”も“キャッスル”と同じですね。これは言うならば“組み換えの美学”だと考えています。

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 あとは現代劇というのがかなり要因として大きいと思います。これが『龍が如く 維新!』や『龍が如く 見参!』などになると、本当にイチから取材をして制作に取り掛かるので、開発スパンが長くなります。

 だからといって、ほかのスタジオがアセットのベースがあるからこの開発スパンで新作を出せるのかと問われると、たぶん“龍が如くスタジオ”でしか作れないと思います。「作るぞ!」と決めてからの工程のラインの引き方、最終に至るまでのラインの引き方がやはり強いです。

――ちなみに「作るぞ!」となったのはどれくらいのタイミングでしょうか?

横山
作ると決めたのは去年の“RGGサミット”の開催より前ですね。

――そんな早いタイミングからですか!?

横山
『龍が如く8』の前に『龍7外伝』を出しましたが、それが発売する前にすでに『龍8外伝』の話は出ていたんです。会社の承認はまだ受けておらず、わりと口頭レベルで社長などに「じつは次はちょっとハワイを舞台に海賊ものをやろうと思っています」と伝えたら「えー!? もう少し間を置いたほうがいいんじゃないの? それおもしろいの?」みたいな感じでした。たしか去年のTGSくらいだったよね? 「来年のTGSはどうするの?」と聞かれて「お話していた海賊ものですよ」と。

阪本
ちょうど1年前、こうやってTGSで取材を受けているときですよ(笑)。

横山
表では『龍が如く8』の話をしながら、裏では『龍8外伝』の話はしていましたね。ただ、開発がスタートしたのは『龍が如く8』が発売されるくらいです。

――『龍が如く8』がヒットした要因を探りつつ『龍8外伝』へという感じでしょうか?

横山
あまりそこは考えていませんね。だってヒットの要因なんてわかりませんから。ヒットする前につぎの手を打つという。

阪本
するであろうと(笑)。

――でもその確信はあったわけですよね。TGSでの反響や体験版などもありましたし。

横山
作品がおもしろいのかという部分では、おもしろいという確信を持てているんですよ。ただ、売れるか売れないかは外的要因も絶対あると思うんです。とはいえ最低ラインはわかるので、『龍が如く8』を中心として2つの概念ができるのは、そういうものなのかなと。

海賊のコンテンツをモチーフにし過ぎず『龍が如く』的な作り方を遵守【龍が如く8外伝インタビュー】


――なるほど。では今回スタッフ間で共有したコンセプトなどはありますか?

横山
とくにこれというものはないですね。これまでもコンセプトにはこだわらないですから。

堀井
そうですね。ただ、今までとは逆に“海賊”というわかりやすいコンセプト的な要素があるじゃないですか。

横山
たしかにめずらしくね。

堀井
僕からはそこに頼り過ぎないようにしたいと話しました。たとえば「人気の海賊に合わせてみました」というのは避けたいと。

横山
それはダメだと言ったね。

堀井
ほかのコンテンツをモチーフにするのは“龍が如くスタジオ”ではないし、僕らなりの解釈で考えて作ろうとは意識していました。

横山
具体的な話になると、体験版のラストで戦ったキースという男がいますが、かなり古典的な海賊の格好をしているんですね。でも、こんな格好をしているやつは現代の海賊にはいなくて、キースが特別に変な奴なんです。

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 『龍が如く』シリーズは現代劇である以上、基本的に登場する海賊は現代にいるような奴ばかりです。何せ真島がキースを見て「コスプレか?」なんて言いますからね(笑)。その後は真島も海賊の格好をするようになりますが、彼は楽しいからあの格好を選んでいるだけで、ほかにはあんな姿の海賊は基本的にいませんからね。

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――なるほど。真島らしい理由ですね(笑)。てっきり出てくる敵もこの路線で行くのかと思っていました。

横山
最初にキャラクターデザインを出したときも、海賊っぽい格好のタイプばかりだったので、そこを全部変えていきました。

堀井
気を付けようとは言っていても、やはりコテコテの奴が出てきていたんですね。

――サブストーリーまわりも海賊のイメージに寄らない、いわゆる今までの『龍が如く』のノリが継承されていると?

堀井
現代は海賊が常に当たり前にいる世界じゃないですよね。だからそれを前提としたようなお話は入れないなど心がけています。

“真島らしさ”をタップリ味わえる“狂犬”と“パイレーツ”のスタイル【龍が如く8外伝インタビュー】


――真島は“狂犬”と“パイレーツ”のスタイルを使い分けますが、それぞれどんなシチュエーションで使い分けて戦うことを想定していますか?

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▲“狂犬スタイル”
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▲“パイレーツスタイル”
堀井
「このスタイルのときはこいつに強い!」というような、明確に定義することを前提として作ってはいません。“狂犬スタイル”ならば、真島らしい魅力や『龍が如く』らしい気持ちいいアクションをしっかり表現したいと考えてデザインしています。また“パイレーツスタイル”は“狂犬スタイル”と対を成すような、違った気持ちよさを入れたいと考えてデザインしました。

 “狂犬スタイル”はやはりスピード感があり、真島なりの避け方などをすごく強調しているので、避けることがうまい人ならば、いわゆる強敵戦ではこちらのスタイルが向いているかもしれません。「この時はこのスタイルで戦ってください」というように、プレイヤーを縛るようなゲームデザインではありません。「“パイレーツスタイル”のほうが絶対やりやすい」というように、得意不得意は出てくると思います。それはTGSの体験版をプレイしたユーザーさんを見てもありましたね。それでいいと思いますし、ご自身で極めたいスタイルで自由に遊んでいただければと。

――フックで高い場所に登ったり、戦闘中にジャンプが可能になったりと“高さ”を意識した要素が導入されていますが、こちらは真島らしさの演出で必要だったからでしょうか?

堀井
そうですね。ジャンプのアクションは“システム的に入れたいという理由よりも、真島らしさを演出する”という狙いのほうが大きいです。また、『龍7外伝』が発売されてから間もないので、主人公である桐生一馬とのアクションの差別化をする必要がありました。本作もアクションアドベンチャーで、キャラクターを操作したときのフィーリングに変化が必要です。だからそこは明確に違う要素を入れたくて、今回はジャンプにトライしました。

 ワイヤーフックについては海賊道具という流れで出てきたアイデアですが、入れるならばアドベンチャー中でもいろいろ使ったほうが楽しいよね、宝探しも使えるよね、ということで採用しています。

――実際ジャンプができると真島らしいトリッキーさが感じられますし、どんどん空中攻撃を決めたくなりました。

堀井
ジャンプをしなければいけないゲームではありませんが、やはりこれが入ることで今までとは違うプレイ感になります。ハワイ自体が道路も広くて街の空も開けている作りなので、そこで空中コンボなどを決めると“映え”ますし、ある意味ハワイに適したアクションになってすごくいい感じに落とし込めたと思います。

――先ほど真島は海賊衣装を楽しんで着ているというお話でしたが、海賊要素としてはそれ以外に何か大きなものはありますか? 体験版ではクローズされていましたが、“パイレーツ・コロシアム”がそれに相当するのかと期待していますが。

堀井
そこはあえて伏せているので続報をお待ちいただければ。

――楽しみにお待ちしています。ちなみに『龍が如く』シリーズではメインストーリーと対をなすくらい、大きな柱となる要素が登場するのが定番ですが、こちらはそれくらいガッチリしたものになりそうですか?

阪本
サイドコンテンツではないです。

堀井
体験版では“マッドランティス”を歩けましたが、あれは本当にエントランスの入口くらいの部分なんですよ。“パイレーツ・コロシアム”以外にもいろいろポイントが残っているので、そこは続報を期待してお待ちください。

――わかりました。体験版でのエリアのクローズに関連してうかがいますが、ハワイの街も製品版では大きく広がりますか?

堀井
そうですね。ハワイは基本的に『龍が如く8』で移動できた部分は、すべて移動できます。

――となるとかなりボリュームがありますよね。

阪本
店舗については更新されている部分があります。

――体験版で遊べた“クレイジーデリバリー”では、モールの中を爆走できるようになっていて、すごく新鮮でした。とくにエスカレーターの部分は、ハチャメチャな感じでよかったです。

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堀井
やはり『龍が如く8』を発売してからあまり時間が経っていないので、もう一度ハワイを楽しんでもらうためには、そういったできる範囲のパワーアップを行っています。カラオケは新曲が入っていますし、拠点だったリボルバーも真島がそこに行ったらどうなるかなど、登場人物たちの会話にもお楽しみ要素を用意しているので、前作でハワイを満喫したファンもまた楽しめるはずです。

――カラオケのお話が出た流れでうかがいますが、体験版では新曲を体験できました。製品版では真島以外の仲間が歌うようなサプライズなどはありますか?

堀井
体験版の収録曲はほんの一部で、新曲も用意していますし、詳細はお話できませんが楽しんでいただける仕掛けはいろいろ考えているので、そこはご期待ください。

ある意味なるべくして主人公に選ばれた真島吾朗【龍が如く8外伝インタビュー】


――物語は『龍が如く8』の戦いから半年、そして真島がハワイに流れ着いてから半年経過した約1年後の時間軸となります。『龍が如く8』で活躍した仲間などは登場するのでしょうか?

横山
物語に絡まないキャラクターは出てきません。今回は春日たちの物語とは別軸の話なので、たとえば(エリック・)トミザワが出てくるといったことはないです。TGSのステージでミュージカルを上演しましたが、あれは序章に入っているオープニングムービーなので、それぞれがなんの役をやっているのかは書いていませんが、出演した人たちがメインキャストになります。

――『龍が如く8』をプレイせずにいきなり本作から遊ぶ人は少ないとは思いますが、前作を知らずとも遊べるわけですね。

横山
そうですね。真島が記憶を失っているので、彼と同じ気持ちでプレイできるんですよ(笑)。世界の設定として『龍が如く8』のエンディングからの地続きの話がありますけど、たとえばパレカナという組織があり、核のゴミ問題があるという設定部分は残っています。

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 それを別の主人公目線で描く、その後の後日談になります。だから真島と接点がない、設計上で必要のないキャラクターはまったく出てきません。そこはそういうものだと割り切って作っていますから。

――“別の主人公目線で描く”という狙いがあったとのお話ですが、真島にスポットを当てた理由をうかがえますか?

横山
『龍が如く8』では核のゴミ問題などが最後に残されていて、これを放置するわけにはいきませんよね。ただ、この問題を解決するのは春日(一番)ではないんです。それで問題の解決に向かって動き出す人は誰かと考えた時、桐生からメッセージを受け取った(堂島)大吾、冴島(大河)、真島の3人しかいないなと。そしていろいろと検討を重ねた結果、今回はやはり真島がふさわしいだろうとなりました。

――たしかにちょうど還暦を迎えたお祝い的な意味も込めてピッタリかなと(笑)。宇垣(秀成)さん(真島役)も発表イベントで単独主人公にものすごく喜ばれていたのが印象的です。

横山
還暦祝い作品になったのはたまたまですね。宇垣さんご自身はもう還暦は過ぎていますけど(笑)。

――あとは今後体験版が配信されるなどの予定はありますか?

横山
配信は今後考えると思いますが、いわゆるツアーみたい形で体験会はやります。やはりTGSだけだとどうしても来場できない方も多いじゃないですか。『龍が如く』シリーズはものすごい数のファンに支えられているプロジェクトなので、TGSを皮切りに物販を含めて全国を回っていく予定です。ただ、TGSで上演したミュージカルまでは持っていけませんけど(苦笑)。

――ミュージカルは本当に贅沢な演出でした。

横山
シリーズも20年ですからね。そういったファンサービスは続けていくべきだと考えています。

――真島といえば蒼天堀なので、大阪の体験会ははずせないですよね。では最後に発売まで約半年ありますが、発売を期待して待っているファンにメッセージをお願いします。

堀井
TGSでは体験版を遊んでいただいた方もいらっしゃると思いますが、真島らしさを納得していただけるおもしろいアクションを用意して、真島の魅力を提示できたと感じています。作品自体も海賊というちょっと突飛な設定でビックリされたと思いますが、ノアという少年との人間ドラマだったり、仲間たちとの熱い絆だったりを描くことで、真島の新たな一面を知っていただけるんじゃないかなと。

 また、主人公でないと描けないような細かい部分もあるので、真島の魅力を再発見できる作品になりましたし、“龍が如くスタジオ”としてもおもしろい挑戦ができたタイトルになりました。今後も発表される新情報に期待してもらえたらうれしいです。

阪本
物語は『龍が如く8』のストーリーラインに乗っていて、これまで通りドラマ部分はしっかり楽しめますし、それにプラスして遊びの部分ではチャレンジも多く組み合わせています。プレイしたあとに「あ、これはまぎれもなく『龍が如く』だったよね」と感じていただけるはずなので、『龍が如く』シリーズの1つの形として受け止めていただければ幸いです。

横山
20周年は『龍8外伝』だけにとどまらず、Amazonプライムのドラマ配信が10月25日から始まりますし、『龍が如く』シリーズがいろいろな方向から見られていくと思います。たとえば『龍8外伝』も真島という別の切り口から本編を見ているものになります。「『龍が如く』とはなんぞや?」という問いに対して、これまでは桐生一馬や特定の何かに支えられてきたわけですが、今はそれが変わってきている激変のタイミングなんですね。

 ゲームはよくリマスター化をしますが、Amazonプライムのドラマはある意味ゲーム版を本気で“フルリメイク”しているじゃないですか。世界中の人がこれまでみなさんが持っていた桐生、錦山(彰)、真島のイメージとかけ離れた新しい像を抱いてもらえるかなと。だから、ゲーム以外の分野でもシリーズの再解釈が始まっていると感じています。

 それで“龍が如くスタジオ”はゲームを作る真ん中にいますから、これから何をやっていくのかというものを、20周年という節目では『龍8外伝』を皮切りにいろいろとお見せできると思います。“RGGサミット”でも少しお話しましたが、ゲームだけでないイベントやグッズもそうですし、いろいろな切り口で新しい『龍が如く』を見せられるので、ぜひ気を抜かないでご注目ください。

――意味深な発言ですね! ずっと『龍が如く』を感じ続けられる20周年になりそうで楽しみです。

横山
冒頭でも『龍が如く8』のインタビュー時は、裏で『龍8外伝』が動いていたという話をしたのでいろいろ察していただけるかなと(笑)。

――たしかに今も「このインタビューの裏で何が動いているんだろう?」と気になって、若干混乱しています。

横山
仕事ってそういうものですよね。考えていない状況はヤバいですから。わりと今も古い話をしている感覚なんですよ(笑)。

――いちファンとしては新作がバンバン出るのはうれしいですが、作り手側の苦労も知ると軽いことは言えませんね(笑)。20周年の展開にぜひ期待したいと思います。本日はありがとうございました。

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