アトラスより10月11日発売予定のPS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Windows、Steam)用新作RPG『メタファー:リファンタジオ』のプレイアブルが、TGS2024のセガ・アトラスブースにて出展されました。
この記事では、プレイアブルを実際に触ってわかったことをレポートしていきます。
『メタファー:リファンタジオ』TGS2024版プレイレポート
TGS2024版のプレイアブルには3つのモードが収録され、ユーザーはここから1つを選んでプレイできました。このうち1つは完全新規のモードで、ほかの2つは以前の体験会などでもプレイできたものです。
今回は、新モードを中心にそれぞれの内容に触れていきます。
海洋都市での遠征 RANK ◆◇◇
完全新規のモードで、主人公たちの移動拠点である鎧戦車での行動や移動先の選択、ダンジョン攻略などが楽しめる盛りだくさんのモードです。
目的地はグラシア密林と嘆きの墓の2カ所から選択可能。どちらも到着まで2日かかる距離にあり、それまでは鎧戦車内での行動を楽しめました。
鎧戦車では、仲間との交流や料理、読書、掃除、洗濯などさまざまなことができます。仲間との交流と読書は“王の資質”と呼ばれる主人公専用のステータスを強化可能。ヒュルケンブルグとは信頼関係のランクが上がるところも見られました。
料理は戦闘などで役立つ料理アイテムを作成でき、同時に仲間が調理する姿も見ることができます。料理の得手不得手はもちろん、相手の食へのこだわりが語られることもあり、見ごたえは十分。写真はハイザメが生地作りに取り組んでいるものですが、なかなかこだわりが強いようでした。ほかの仲間が食に対してどんな姿勢なのかも気になりますね。
掃除は主人公の最大HP、洗濯は最大MPが少しだけアップ。効果は微々たるものですが、回数を積み重ねれば大きな差が出てきそうです。ほかにやることがないならこれらを選ぶのもありですね。
目的地までの道中は、鎧戦車に襲いかかってくる敵に対処したり、野営で樽風呂に入ったりもできました。入浴はアーキタイプの履修などに必要なMAGがもらえるほか、入浴剤を入れれば主人公のステータスアップが可能。旅気分が存分に味わえるのはもちろん、ゲームを有利に進めるうえでも役立ってくれそうです。
目的地はグラシア密林を選びましたが、こちらではクエスト“秘薬の材料を探せ”に挑戦可能。森のフィールドのあちこちに生えている“竜棘草の実”を一定数集めるのが目的となります。
ただ、フィールド内には植物や昆虫などの敵が多数おり、空中から急降下してくる鳥系の敵もいました。油断していると不利な状況でのエンカウントをされるので注意が必要ですね。実際自分はえらい目に遭いました(涙)。
なおパーティは主人公、ストロール、ヒュルケンベルグ、ハイザメの4人。槍で突属性の攻撃ができるヒュルケンベルグが活躍してくれました。敵の陣容に応じて装備やスキルを調整するのも大切になりそうですね。
ちなみに、もう1つの目的地である嘆きの墓には行けませんでしたが、そちらはクエスト“盃に取り憑く嘆きの亡霊”に挑み、賞金首のファストリッチという敵を討伐するのが目的でした。
墓場というだけあってアンデッド系の敵が多そうですし、炎や光属性のスキルが有効かも? 製品版で戦うときには、ぜひ試してみたいですね。
占拠された大聖堂 RANK◆◆◇
序盤のダンジョン・大聖堂を途中まで探索できるモード。探索や戦闘だけでなく、人探しの依頼なども楽しめました。パーティは主人公、ストロール、ヒュルケンベルグの3人。
依頼は入口付近で出会うパリパス族の女賞金稼ぎ・キャゼリナから受注。達成すれば彼女との信頼関係が芽生え、アーキタイプのモンクが覚醒します。
終盤では強力な敵である凶獣グプタロスが徘徊。正面から戦いを挑むだけでなく、迂回ルートを進んで戦闘を回避するといった手も選べました。こういった、力押し以外の手段が選べるのも助かりますね。
大海獣・強襲 RANK◆◆◆
ボスである大海獣ホモ・サバラとのバトルが楽しめるモード。鎧戦車の内部からスタートし、仲間との交流や料理もできますが、最初の行動が終わるとすぐにボスバトルが発生します。
なお、パーティは主人公が固定で、ほか3枠にはストロール、ヒュルケンベルグ、ハイザメ、ジュナの4人から自由に選べました。
敵は本体のほかに4本の脚を持つ難敵。全体斬撃が使えるストロールと、同列の味方全員が対象の回復魔法が使えるヒュルケンベルグが活躍してくれました。
とはいえ敵の足は倒しても一定ターンで回復しますし、さらにはこちらのHP回復を阻害する“病魔”状態を付与する特殊攻撃も使ってきて、非常にやっかい。難易度が最高RANKの◆◆◆というのもうなずけます。
自分はなんとか倒せたものの、適当に戦うとあっさり倒されてしまいそうな手ごたえでした。やはりアトラス作品だけあり、バトルをなめてはいけませんね。まあ、そこが魅力でもあるのですが。
以上、TGS版のプレイレポートでした。本編のほんの一部を抜き出した3モードだけでも、これだけ遊びごたえのある『メタファー:リファンタジオ』。製品版の発売日がホント待ち遠しいですね!