1000人ものプレイヤー武将が全員主人公! 武将プレイが楽しみな『三國志8 REMAKE』の武将紹介第2回は呉編となる。今回紹介するのは、孫呉の興隆を支えた周瑜、魯粛、呂蒙、陸遜の四大都督に、その系譜を継ぐ陸抗と呉随一の勇将・甘寧の6人だ。
周瑜【字:公瑾】
盧江の名門、周家の出身。孫策と義兄弟の契りを結び、その江東制圧に協力する。孫策死後は孫権に仕え、孫呉の要として戦略を主導。曹操の南下が始まると劉備軍と共闘し、大都督として曹操軍を赤壁で大いに討ち破った。のち曹仁との江陵攻防戦での戦傷がもとで若くして没した。後年、孫権は「周瑜がいなければ帝位には就けなかった」と彼を絶賛している。演義では諸葛亮に嫉妬し、殺意を抱いた小人物的描かれ方をしたが史実では寛大な人格者で、最初は年下の彼を侮った程普もその人格を知り心服している。
統率の高さは全武将でも曹操、司馬懿に次ぐ3位。中期シナリオでは高い階級で大兵力を運用し、まさに孫呉の最大戦力となるエース格だ。奇才効果で火矢、烈火、火箭、爆船の効果が大きく跳ね上がり、とくに水上においては無類の強さを発揮する。ちなみに水上戦は中原や荊州から呉越方面に攻める際の戦場に多く、孫呉の水軍が守る呉越地方は史実通りに極めて頑強だ。
奇才:火神
戦意100以上の時、火を用いた戦法の攻撃120上昇
魯粛【字:子敬】
徐州の豊かな豪族の出身。周瑜から支援を頼まれると、2つの倉のうち1つを丸々差出して彼を驚かせた。それを契機に周瑜と親交を結び、彼の推挙で孫権に仕官する。荊州を巡る戦略では親劉備派として両家の同盟を進め、周瑜死後はその後継者となった。演義では孫権と劉備の板挟みとして右往左往する役回りだったが、史実では気骨ある交渉で関羽と渡り合い荊州南部の割譲を引き出すに至った。しかし両家の橋渡しでもあった彼の病没により孫劉同盟は破綻し、呂蒙陸遜の関羽征伐へと孫呉は進んでいく。
高い統率、知力、政治、魅力を有する一流の武将。前任の周瑜に戦闘面では及ばないものの、艦船や弓兵の兵法、兵科特技は十二分に主力を務められるものだ。奇才「深謀遠慮」は移動、呼寄に戦略Pを消費しないという一見地味な効果だが、君主都市の軍師を務めると自国全土の武将を戦略P消費無しで自在に移動指示可能となる。自国が大きくなればなるほどそのありがたみが分かる効果で、プレイヤー武将が君主や太守なら是非軍師に招きたい人物でもある。
奇才:深謀遠慮
自身が太守または軍師を務める都市で、戦略Pを消費せずに「移動」「呼寄」が実行できる
呂蒙【字:子明】
孫策、孫権2代に仕えた呉将。最初は無学で武勇のみを頼りとしたが、孫権に学問を勧められたことから勉学に励んだ。鋭い見識を得て生まれ変わった彼を、魯粛は「呉下の阿蒙(蒙ちゃん)に非ず」と称え、「男子三日会わざれば、刮目して相待すべし」と答えた逸話は有名である。周瑜と魯粛死後、その後継となって魏呉共同で関羽を征伐したが、直後に病死。演義では関羽の亡霊に祟られ全身から血を噴いて死んだとされる。
すべての能力が高いレベルでバランスよく高い名将で、統率は90の大台。歩兵、弓兵系の戦法、特技に長けるほか、荊州攻略の実績からか特技「破城」はLV3と対施設攻撃が得意。奇才「刮目」は他武将との交流を進展させやすくなるというものだが、必要知力80という条件は呉下の阿蒙イベント前提のものだろう。イベント後は奇才効果によって魯粛、陸遜らから何度も心得を得やすくなるので、自身の技能をさらにグイグイと伸ばしていける。
陸遜【字:伯言】
「呉の四姓」と言われた名家の出。孫権の代に仕え、呂蒙が関羽討伐の方策に苦しんだ際それを助けて攻略を成功させた。関羽の死に激怒する劉備が呉を攻めると、呂蒙の後継者として夷陵の戦いでこれを大いに破り、蜀と国交が回復すると石亭の戦いで魏に大勝する。魏蜀の大軍を撃退した呉きっての名将だったが、のちに孫権の後継者争いに巻き込まれて悲運の憤死を遂げる。孫権はこののち陸遜を死なせたことを大いに悔やみ、子の陸抗に自身が送った陸遜への詰問の書状を焼き捨てるよう泣きながら頼んだという。演義では身長八尺、美玉の面とその偉丈夫ぶりを称されている。
統率96は孔明と並んで全武将中でも4位の高さ。軍略戦法は周瑜を上回るほどで、プレイヤー武将であれば早期に上位兵法の「同討」まで習得できるだろう。奇才「冷炎」は相手の戦意が高いときに火矢、爆船などの火系戦法威力が高まるというもの。夷陵の戦いの再現といったところで、陸上水上問わず敵部隊に大ダメージを期待できる。
奇才:冷炎
攻撃する敵の戦意が70以上の時、火を用いた戦法の攻撃100上昇
陸抗【字:幼節】
陸遜の次男で、孫権から孫晧まで呉の4代に仕えた。荊州戦線の軍事を任され、西陵の歩闡が晋と結んで叛くとこれを見事に鎮圧。襄陽に赴任した晋の羊祜とは互いに認め合った好敵手で、互いに酒を贈りあったほか、相手に治世で勝ろうと領民を慰撫しあった結果、戦乱多かった荊州に一時の平穏をもたらした。のち、孫晧に襄陽攻略を強いられ、拒否したところ軍権を奪われ不遇のうちに没する。史実では攻略を強いられた話はなく、荊州で病没。羊祜は陸抗の死を知ると呉征伐を上奏し、こののち時代は晋の大陸統一へと流れてゆく。
呉末期随一の名将。諸葛亮や司馬懿死後、統率90を超える人物は魏の鄧艾、蜀の姜維と彼しかいない。奇才こそ持たないものの歩兵、弓兵、艦船の戦法LVが高く、周瑜や陸遜の系譜を継ぐ水上戦の名手である。とくに築城は最大のLV3。迫る魏晋の大軍を、強固に築いた長江の要害で撃退するプレイが捗るだろう。
甘寧【字:興覇】
もとは長江の水賊の頭目。劉表軍、黄祖の部下となるが冷遇されたため孫権に降って部下となった。黄祖軍時代に凌操を討ったことから子の凌統に恨まれたが、魏戦で窮地の彼を救って和解する。濡須口の戦いで決死隊百人を率いて魏軍を夜襲、大戦果を挙げて魏に張遼あれば呉に甘寧ありと称えられた。
太史慈と並ぶ呉きっての猛将。もと水賊だけあって艦船兵法を得意とし、陸上戦でも歩兵、弓兵戦法は一流のもの。呉では貴重な一騎討ちに強い武将で、蜀や魏の猛将たちと堂々渡り合える「膂力」「果敢」LVを持つ。奇才「鈴甘寧」は敵部隊撃破時に周囲の戦意を20低下させるというもの。戦意が20も下がれば部隊への影響かなり大きく、以降の戦法発動に支障きたすことは間違いない。密集した敵部隊との戦いでこそ真価を発揮する奇才で、押し寄せる魏軍に奇襲を成功させた彼らしい効果だ。
奇才:鈴甘寧
敵部隊を撃破した時、撃破部隊周囲の敵の戦意20低下
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