現在放送中のTVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』。その第2話“大貨車作戦”の感想記事をお届けします。
バトロワ要素を導入した第3回スクワッドジャムのルールがおもしろい【アニメGGO2期感想】
いよいよ第3回スクワッドジャム(SJ3)開始。いざゲームが始まると、チームのなかでリーダーシップとるのはピトフーイなんですね。エムが参謀、レンが斥候&先駆け、フカ次郎が遊軍と役割分担も意外とできています。
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それにしてもフカ次郎、作戦会議での島根ボケは若干わかりにくかったですね(笑)。あれですぐにレンが反応できるのは、付き合いの長さを感じます。ふだんからあんな会話ばかりなんだろうな……。作戦会議では相変わらずレンの表情変化がいい! 2期でよりレンが表情豊かになっているように見えるのは、やっぱりSJ2と比べると背負うものが少なく気楽というのもあるかもしれません。
SJでは地図を熟読しての地形把握が重要、というのは前回から変わらず。中央にある謎の長方形に何か秘密はありそうですが……最近では、ああいう意味深なエリアは後々のDLCエリアだったりしますよね。まあ今回は伏線っぽいので、大会中に正体が明らかになりそうな気もします。
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そしてSJ3の特別なルールとして、“活動エリアが次第に縮小していく”という要素が導入! 現実世界でも『PUBG: BATTLEGROUNDS』や『Fortnite』をはじめとしたいろいろなゲームでおなじみ要素です。こんなルールを取り入れるとなると、初期位置が固定なのはレンが言う通りちょっと大変かも?
バトロワシステム発覚時の各チームのリアクションも千差万別。なかでもアマゾネスチーム《SHINC》の“ボス”であるエヴァの堂々たる態度とチームを鼓舞するセリフがカッコいい! あんな洋画みたいなセリフ、どこで覚えてるんでしょうね? 一方、一番素直に驚いている《T-S》の反応も可愛すぎました。
流石に酷使されすぎのレン……でも回避アクションがカッコよすぎ!【アニメGGO2期感想】
相変わらず囮として酷使されるレン。《GGO》で見通しのいい場所を歩かされるときのプレッシャーは、なかなかキツいものがありそうですね。いくらなんでもエムはレンに対して無茶ぶりしすぎでは? まあ、信頼の証ともいえるかもしれません。
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第2話では、上でも書いた活動エリアの縮小をはじめ、「あ~、《GGO》ってゲームなんだよな」っていうことと、レンやピトたちがプレイヤーとしてどれだけ優れているかを印象付けるシーンが多かったように思います。この描き方は『GGO』という作品ならではだなと、見ていて非常に楽しかったです。せっかくなので、すごいなと思った部分の解説も交えて感想をお届けしたいなと。
操車場での障害物も利用しながら、大量の敵から逃げ回るレン。まさかもう第1話の冒頭シーンとつながるとは! 思った通りの四面楚歌。しかもソロでの行動でしたが、身体の小ささを生かした機動力が相変わらずすごすぎます。とくに側転で避けるのカッコよすぎ! レンがこのくらいケタ違いに速いスピードで動けるゲームも遊んでみたい気がしますね。まあ、バランス調整が大変すぎますが……!
しかし、このレンの動きは本当に“魅せ”ますよね。ゲーム世界を作品にした『GGO』ならでは。やはり、何かに特化したプレイヤーがその力をフルに発揮して戦う姿というのは、めちゃくちゃカッコイイ! 現実世界でもプロのプレイを見てうならされることは多数ありますが、このシーンを筆頭に、第2話では同じような感覚を抱かされたシーンが多かったです。
ピンチを脱するために貨車に逃げ込んだレン。そのまま転がっていく姿には「誰か受け止めたれ!」と思いましたね(笑)。しかし貨車で駄弁っている姿を見るに、フカ次郎とピトフーイって意外と気が合いそう。
ゲームシステムを熟知した貨車での立ち回りが見事【アニメGGO2期感想】
貨車での立てこもり作戦を話し合うシーンでは、レンのリアクションがナイスでした。理不尽なゲームシステムに怒ったり、「がったんごっとん」の身振り手振りが可愛いかったです。
追い詰められたようでいて、実は誘き出していたことまでは予想できましたが、まさかフォトンソードで覗き穴を開けるとは。『SAO』本編でのキリト愛用武器だけあって、フォトンソードが活用しているシーンを見ると、なんだかうれしいような不思議な気分になります。加えて「キリトならどうやって戦うんだろうな~?」なんて想像がふくらませるのもまた楽しいです。
しかしここでもピトたちがプレイヤーとして優秀であることがよーくわかりました。以下、すごいなと思った点。
追い詰められたようでいて、実は誘き出していたことまでは予想できましたが、まさかフォトンソードで覗き穴を開けるとは。『SAO』本編でのキリト愛用武器だけあって、フォトンソードが活用しているシーンを見ると、なんだかうれしいような不思議な気分になります。加えて「キリトならどうやって戦うんだろうな~?」なんて想像がふくらませるのもまた楽しいです。
しかしここでもピトたちがプレイヤーとして優秀であることがよーくわかりました。以下、すごいなと思った点。
- 相手をあおる&自分の居場所を知らせることで敵の行動を単調にする。
- 貫通狙いの射撃を盾で防ぐ。(そもそも貫通していないようでしたが、用心深さが出ていたなと)
- グレネードを撃ち込まれる→バレットラインの終端にグレネード弾があることを理解していて、それを狙って空中で撃ち落とす技量の高さ。
- フカ次郎がギリギリまでバレットラインが出ないような撃ち方でグレネードを撃ち込む。
など、相手の心理も含めていろいろと立ち回りをしているんだろうなってあたりが力量の高さを感じさせます。ゲームの仕様を熟知していて、かつプレイヤースキルの高さもしっかりと感じられる、めちゃくちゃいい戦闘描写ですね。もっかい見たくなってしまった……。
4人がこもった場所は周囲が開けていましたが、それも計算してのことかもしれません。2話前半では、レンを待ち伏せして至近距離からショットガンで仕留めようとしたプレイヤーがいましたが、あの攻撃の仕方を考えると、障害物を利用して戦うことを知らないわけではなさそう。レンたち4人がああも簡単に多くの敵を撃破できたのは、“敵が障害物を利用できないシチュエーション”に持ち込めたのも大きいでしょう。
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途中までやることがなく、寝っ転がってたフカ次郎が可愛いな~と思っていましたが、あれはやることがなかったというより、敵がグレネードランチャーを撃ってきたときの射線(バレットライン)発見&射手の位置測定のためだったんでしょうね。最後の最後に出番があってよかった!
貨車作戦で生き残ったものの、水が迫ってきて移動を余儀なくされるレンチーム。籠城を許さないもあたり、しっかりバトロワゲーっぽい展開です。
あ、ちなみにですが第2話で描かれたようにいくつかのチームやプレイヤーが結託してプレイすることは、現実では“チーミング”という迷惑行為にあたるケースがほとんどですので、マネしようと思わないようご注意ください。SJ3においては大っぴらにやっていることから、ルール違反や迷惑行為として設定されていないっぽいですね。
中の人にスポットを当てるオープニングがカッコいい!【アニメGGO2期感想】
そしてオープニングが初公開。曲のタイトルの『GG』は、Good Gameの略称である「GG」を思わせます。
白黒が基本となる色の使い方と、中の人とアバターが重なる演出がカッコいい! レンとピトフーイ、2人の関係性にフィーチャーしつつ、今回のスクワッドジャムの参戦メンバーの魅力もしっかり表現しています。
序盤から激戦を繰り広げるSJ3。まだまだ変わり種のルールもありそうなので、今後の展開に注目ですね。
アニメ『SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』放送情報
放送・配信情報
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11・MBS・テレビ愛知・AT-Xにて10月4日(金)24:00より放送開始
ABEMAにて地上波同時・単独最速配信
その他サイトも順次配信予定
スタッフ
原作:時雨沢恵一(電撃文庫刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白
原案・監修:川原 礫
監督:迫井政行
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
メカニカルデザイン:石口 十
デザインワークス:あきづきりょう
グラフィックアート:荒木宏文
美術監督:橋本 巧(草薙)
美術設定:伊良波理沙(草薙)・森川篤
色彩設計:手嶋明美(Wish)
3D 監督:小川耕平(Marco)
テクニカルディレクター:後藤春陽(旭プロダクション)
撮影監督:青木睦希(旭プロダクション)
編集:本田優規(旭プロダクション)
音響監督:明田川 仁
音響効果:上野 励
音響制作:マジックカプセル
音楽:DAITA/篠田大介
プロデュース:EGG FIRM・ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:GGO2 Project
主題歌
オープニングテーマ:『GG』ReoNa(SACRA MUSIC)
エンディングテーマ:『Little Dancer』レン starring 楠木ともり
キャスト
レン:楠木ともり
ピトフーイ:日笠陽子
エム:興津和幸
フカ次郎:赤﨑千夏