グラビティゲームアライズより1月13日より早期アクセス版が配信されているPC(Steam)用ゲーム『FINAL KNIGHT(ファイナルナイト)』のレビューをお届けします。
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本作は、パーティベースのベルトスクロールアクションローグライクゲームです。パーティメンバーと装備の特性を組み合わせて、特別な属性のデッキを作成します。
『FINAL KNIGHT(ファイナルナイト)』はベルトスクロールアクション×ローグライク×デッキ構築
本作はジャンル分けが難しい! ベルトスクロールアクションのバトルをベースに、ローグライクなダンジョン潜りと装備品集めの要素もあり、おまけにデッキ構築型のようなキャラ入れ替えでチームアップしていく側面もある。端的に言えば、それらのジャンルのいいとこ取りをしたようなゲームと言えるかもしれません。
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ゲームは4人1組を操作して、ダンジョンの最奥を目指すところが目的。急にキャラが4人もいると知らされるとギョッとしますが、メインとなる1人を操作中は残りはオートで戦闘してくれるため、画面上こそ派手で激しくありますが、バトル自体は実はシンプルな操作です。
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基本はベルトスクロールアクションのように画面上の敵を全滅させることでゲームが進行。敵を全滅させるとエリアが横にスライドして拡張され、さらに奥にいる敵を全滅させるとステージクリアとなり報酬を得る。というサイクルでダンジョンを進んでいきます。
ダンジョンの構成は非常にシンプルで下記の画面のような駒を進めて行く作り。止まったマスに応じたパワーアップや報酬を獲得しつつ戦闘を行い、ステージ最奥のボスを倒したら拠点に帰還するまでがワンセットとなります。
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ダンジョン内で獲得できる装備品の多くは“一時装備”という扱いで、その冒険でのみ装備できるアイテム。“帰属装備”というアイテムは永続効果があり、拠点に戻っても無くならず何度でも冒険に担げます。そのため“帰属装備”を求めて何度もダンジョンに挑み、強力な“帰属装備”で着実にパーティをパワーアップさせていく部分がローグライク的な作りと言えると思います。
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4人1組のパーティで構成できる本作には、18種類のクラスを自由に組み合わせて戦える奥深さがあります。各クラスはパーティの攻撃力を上げる、クリティカル率を上げるといった効果を持ち、それらのシナジーを考えるのに頭を悩ませるのが面白いところ。
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また、冒険中は定期的に新たな人員が参加を要請してきます。パーティは4人までなので入れ替えとなりますが、冒険途中で仲間になるキャラはステータスに補正が入っているので、パーティ底上げのチャンス! ここでまたパーティに頭を悩ませる所こそデッキ構築型の部分に似ていると感じました。当然、出会えるキャラは一期一会なので、所持している装備品とにらめっこしながらどう戦い抜くかを考えるのもまた楽しい瞬間でした。
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18種類のクラスにタイプに性格に……無限のパーティシナジー
パーティ構築がなかなかに奥深く。18種類のクラスがあるだけでなく、1人のキャラクターに対して人間やエルフ、ドワーフといった属性をはじめ、海賊、賢者、善と悪など、さまざまなステータスが設定されています。これらは例えばドワーフの数だけ効果がアップしたり、賢者の数だけ遠距離および魔法攻撃の攻撃力が上がる効果を持っているため、これだけでもパーティ構築の広がり方が分かると思います。
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同じ属性のメンツを固めて特化型にするのも面白いですが、そうなると今度は盾役がいなくなったり、遠距離攻撃が弱くなったり……など。さらに陣形によるステータスバフなど、色々と考える余地が出てくるのが楽しい瞬間でしたし、構築に時間をかけてる、悩ませてる時間はゲームしてて一番面白い時間だと個人的には思っています。
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これに加え“記憶デッキ”なるものでは、パーティ全体に小さなパッシブ効果を与えるツリーが存在します。内容は多く分けて3つあり、体力、回復関連のツリー。ダメージ、クリティカル関連のツリー。そしてクールタイムやスタミナ軽減、特殊攻撃関連のツリーとなっています。またこの“記憶デッキ”は拠点で何回も振り直しができるので、パーティメンツの入れ替えにも即座に対応可能。
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装備品のパッシブ効果やセット効果で当然強さも変わってくるので、冒険で入手した強力な“帰属装備”を軸にパーティを構築し直す部分も本作の魅力ではないかと思います。
リプレイ性もあり要素解禁が待ち切れない
本作は難易度でゲーム性が少し変わり、イージーでは上記で説明したようなクエストの選択とサイクルでゲームを進行します。
ノーマルでは一転してマス移動がなくなり、敵を全滅させていき、最後にボスを倒すだけのシンプルなモードに。
敵が強くなりますが、優秀な装備のドロップチャンスも上がる、“記憶デッキ”獲得に必要なポイントを得られるなど、パワーアップしている部分もあります。
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また、ボスを倒すと素材を獲得でき、この素材を消費して拠点で装備品を作成できます。この装備品にはセット効果があり、また”帰属装備”となっているため永久的なパーティのパワーアップが見込めるので、繰り返しのプレイが堅実なパーティを生むのはローグライクの良さでしょう。
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プレイした段階ではノーマルの難易度上昇が3段階までと制限があるほか、クラススキルの入れ替えも究極技のみに限定されていました。いずれはさらなる難易度と、さまざまなスキル構成を楽しめるのだろうと期待も高まる部分が多く見られました。
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パーティ構築の面白さとベルトスクロールアクションならではのアクション性やローグライクのリプレイが一緒に楽しめる本作。1回の冒険が短めで、サイクルが早いのもオススメしたい点です! アクションローグライクに興味のあるユーザーの方はぜひともチェックするのを忘れずに。