三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』より、2010年1月3日に放送された第四十四幕“志葉家十八代目当主(しばけじゅうはちだいめとうしゅ)”について紹介します。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』より、2010年1月3日に放送された第四十四幕“志葉家十八代目当主(しばけじゅうはちだいめとうしゅ)”について紹介します。
『侍戦隊シンケンジャー』とは
『侍戦隊シンケンジャー』は、2009年2月15日から2010年2月7日まで放送された、“スーパー戦隊”シリーズの作品の1つです。
この世とあの世の隙間から現れ、この世を恐怖に陥れる“外道衆”を相手に、文字の力“モヂカラ”を使って5人の侍と1人の寿司屋が戦います。
本作は、50年の歴史を持つ“スーパー戦隊”シリーズのなかでもドラマ性が高く、その緻密に計算された物語や、散りばめられた伏線の数々に驚かされた人も多いことでしょう。ちなみにそれらの脚本を手掛けたメインライターは、小林靖子さんです。
ドラマ以外のアクションシーンでも、侍ならではの動きアクションが取り入れられているのもポイントです。シンケンマルと呼ばれる刀を使った殺陣は、時代劇のそれを現代風に昇華した見事なものとなっています。第一幕“伊達姿五侍(だてすがたごさむらい)”の頭で行われた、シンケンレッドとナナシ連中との大立ち回りに心を掴まれた人も多いはず!
なお、12月15日より、スーパー戦隊50周年を記念して、“東映特撮YouTube Official”と“ブンブンジャーちゃんねる”で、歴代『スーパー戦隊シリーズ』作品の第1~2話が順次配信開始されています。そちらのチャンネルでこの第一幕が配信されたら、ぜひご覧になってください。
お正月の明るさを吹き飛ばす衝撃的なドラマに、思わず言葉を失った三が日最終日(ネタバレあり)【『侍戦隊シンケンジャー』の思い出】
年末年始には様々な特別番組の放送でレギュラー番組がお休みになって、子ども心に残念だったことはありませんでしたか? しかし、そんなお正月に特撮ヒーロー番組のレギュラー放送があると、印象に残ったりしますよね。そんな特撮ヒーロー番組のなかでも、とくに印象に残っているのが、2010年1月3日(日)に放送された『侍戦隊シンケンジャー』の第四十四幕“志葉家十八代目当主”です!
“スーパー戦隊”は、だいたい2月あたりに放送開始して1年間続くシリーズなので、クリスマス時期にド派手なバトルが行われ、年が明けるとクライマックスへと盛り上がることが多いです。
この『侍戦隊シンケンジャー』も、12月20日放送の第四十三幕“最後一太刀(さいごのひとたち)”で、中ボスの筋殻アクマロと腑破十臓を巡るドラマも完結。ちなみにこのクリスマス回の監督は、巨大戦の演出も印象深い竹本昇さんで、複数の侍巨人と筋殻アクマロとのバトルの迫力は必見です。
そして迎えた新年1回目の放送ですが、強敵を倒したシンケンジャーたちが新年ということでかくし芸披露会などを行います。あまりにも和やかな雰囲気で始まったので、「コミカル回かな」と思いました。
しかし、街にアヤカシ・ヨモツガリが出現。火のモヂカラに反応して燃え上がる鬼火弾で、襲ってきました。シンケンレッドが命がけの相打ちでなんとか倒したものの、重傷を負って戦闘不能に。そのうえ、二の目で巨大化したヨモツガリの前に、ほかのシンケンジャーたちも追い詰められてしまうことに!
ハラハラドキドキしながら見守っていると、ある人物が駆け付けるのですが、その人物というのが衝撃的すぎました。ヨモツガリは倒したものの、一件落着とはいかず、番組ラストの“CMのあと、みんなで一緒に歌を唄おう!”のテロップに、「ちょっと今、歌ってる余裕ないんだけど!?」となったのは、筆者だけではないでしょう。
そしてエンディングテーマから続く次回予告で映し出されたサブタイトルに驚かされ、「新年早々、殿たちはどうなるの!?」と、次の日曜が待ち遠しいお正月になりました。
そういえば、この第四十四幕でエンディングテーマ“四六時夢中 シンケンジャー”の歌詞が、2番だったことを覚えていますか? じつはこの作品、おもに2話連続となるエピソードのときは歌詞が2番になるので、チェックしてみるとおもしろいかもしれません。
ということで、第四十四幕について語ってきましたが、いったいどれほど衝撃的なドラマだったのか。気になる方は東映特撮ファンクラブ(TTFC)などで配信中なので、ぜひ第一幕からご覧ください。きっとこの第四十四幕から第四十五幕まで見たあとに、もう一度第一幕から見たくなるはず。1回目に見たときと2回目に見たときで、まったく別の印象を受けること間違いなしです!
うま:かつては、とあるメーカーでゲームを作っていたり、デパートの屋上で特撮ヒーローの中の人だったりしたライター。