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『異世界∞異世界』先行プレイレポート。さまざまなアニメをつなぐ新しいコミュニティを生み出しそうなタイトル。オート中心でゆるく楽しめる

文:電撃オンライン

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 コロプラが1月27日よりサービス開始予定のスマートフォン&PC向け新作ゲーム『異世界∞異世界』の先行プレイレポートをお届けします。

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『無職転生II』の世界で『異世界∞異世界』の序盤を体験

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 『異世界∞異世界』は、さまざまな人気アニメ作品が次々に登場する作品。サービス開始時は『無職転生II ~異世界行ったら本気だす~』にスポットが当たることが発表されており、先行プレイも同様でした。

 本作の舞台背景は、いわゆる“異世界転生もの”をベースにした内容。主人公はトラックにひかれて、女神さまと出会い、アニメ作品の世界や本作オリジナルの世界に転生することとなります。

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 と、ゲーム中では“転生”という表現が使われており、この手の作品で定番の主人公が受け取る能力もそのものズバリ“転生”という名称。ただ、プレイした感覚としては主人公は各アニメ作品の世界を訪れること能力を持つゲーム内のキャラクターと、本作やアニメ作品をエンタメとして楽しむプレイヤーを足して2で割ったような位置付けという印象。

 実際、メニュー画面がファンタジー系の世界ではまず見られない売店風である点や、『異世界∞異世界』が『異世界∞異世界BBS』とあわせて、コミュニティを作ろうとしていることを踏まえると、主人公が半分メタ的な存在なのは意図的なものでしょう。

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 本作では大きく分けてそのとき登場しているアニメ作品の世界と、本作オリジナルの世界を体験できます。

 『無職転生II』をはじめとした、各種アニメ作品のクエストは作中の特定のシーンをベースにちょっとしたエピソードをダイジェストで楽しむといった内容。下のスクリーンショットを見れば、『無職転生II』を知っている人なら“大学”、“雹の森”といったあたりからいつ頃のエピソードを体験できたかわかるでしょう。

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 クエストに向かう際は最大4人のキャラクターでパーティを編成可能。クエスト自体は、ほぼオートで進行し、途中でランダムイベントが発生。そして、節目となるタイミングでバトルが入るという流れです。

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 このイベントシーンでのスクリーンショットは、イベントシーン全体の撮影に加えて特定のキャラクターをアップにしての撮影も可能。しかも、ゲーム内機能としてキャラクター名や作品名を表示して撮影することもできます。

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 『無職転生II』の物語のなかに『SAO』のキリトが当たり前のように参加しているちょっとしたおもしろさ、まるで違う作品のキャラクターによるドリームチーム、そういったスクリーンショットをコレクションして誰かと共有するのが本作の魅力のひとつになりそうです。

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 バトル自体も基本的にはオートで進行。各キャラクターには近接戦を得意とするウォリアー、遠距離から攻撃を行うシューターなどの“ロール”が用意されており、そのロールに沿った行動をとってくれます。

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 ただ、まったくバトルに介入できないわけではなく、キャラクターをドラッグしてリアルタイムストラテジーのように任意に移動させることが可能。

 とくにボス戦では、敵がこれから攻撃する範囲が赤く表示されるので、攻撃範囲から外れるようにキャラクターを都度都度移動させるのが基本になるようでした。

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 また、バトル中にはフィールド上に“エナジーボール”が発生することがあり、キャラクターを移動させることで取得可能。このエナジーを消費してキャラクター固有の必殺技“ユニークスキル”が発動できます。

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 これらに加えて、プレイヤーはキャラクターの回復などを行う“転生スキル”でパーティの支援が可能。今回のプレイは再序盤だったこともあり、こういったプレイヤーによる介入なしでもクエストをクリアできつつもユニークスキルや転生スキルを使えばより気持ちよくスムーズにバトルに勝利できる普段ゲームに触れていない人で楽しめるバランスという印象でした。

 パーティを強化する要素は、キャラクターのレベルアップなど定番のものに加えて“転生”と“加護スキル”を体験。

 転生はクエストクリアなどで手に入るスピリットというポイントを用いて、冒険者や剣士といった転生先を増やす育成要素。

 転生先によって転生スキルが変化し、さらに後述する転生クエストの物語の進行にもかかわってきます。

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 加護スキルは“加護パネル”というパズルのピースのようなものを“加護片”にはめて、その内容に応じてパーティが強化される要素。加護パネルの数や種類による強化に加えて、加護ボードに隙間なく加護パネルを収めた際のボーナスもあります。

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『異世界∞異世界』は転生クエストもおもしろそう


 既存のアニメから多数の作品のキャラが登場する本作ですが、本作独自の物語が展開される“転生クエスト”も用意されています。転生クエストは上記の転生先を増やすごとにアンロックされていき、その転生先に応じた物語が展開されます。

 例えば、最初の転生先である“冒険者”では、ある少女が勇者に選ばれて魔王討伐のため生まれ育った村から旅立つことになる、という主に異世界もので定番のシチュエーションを冒険者に選ばれた少女の幼なじみの立場から体験することとなります。

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 その後“剣士”の転生先をアンロックすると見られる物語は、勇者として旅立った少女が、大きな町に入ったところからスタート。

 ただ、ここでの主人公は幼なじみではなく、町で偶然出会った“剣士”。主人公、そしてプレイヤーは少女のことを知っていますが、少女はまったくの初対面としてこちらに接してきます。

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 このように転生クエストでは、大きな物語を個々の転生先の視点から楽しんでいくものになる様子。

 転生先には盗賊や聖騎士といった定番の職業的なものもあれば、猫、ハーピー、スケルトンといったどんな物語が展開されるか予想もつかないものもあり。しかも、転生クエストは全体として大きなひとつの物語を描いていそう。
 
 本作はオープニングからわかるとおり、異世界もののエッセンスを物語に取り込んだ作品。あえて“異世界ものあるある”を見せながらどのように物語が展開していくのか早くも気になっています。

アニメを楽しむツールとしても充実している


 最後に触れておきたいのが、プロフィールについて。

 スマホゲームでよくあるプレイヤー名やよく使うキャラクターなどが表示されるあのプロフィールなのですが、さまざまなアニメ作品が登場するだけあって当然“好きな作品”の項目が用意されています。

 正直なところ『SAO』や『異世界おじさん』など、本作に登場する作品をはじめ広くてもここ20年の作品がリストアップされていると思っていたのですが……

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 思ったよりもだいぶ広い! 『魔法騎士レイアース』はあるかな? 『エルフを狩るモノたち』はさすがにないだろうと、その場で思いついた作品をいくつか検索しましたが、しっかりありました。

 しかも今期見ているアニメを選ぶ項目もあるので、(この記事をここまで読んでいる以上いないとは思いますが)本作を遊ぶ気がなかったとしてもアニメを検索したり、リアルタイム視聴をサポートするツールとして便利そうと思ってしまいましたね。

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 そのほか、キャラクターのフィギュアを背景と組み合わせて撮影したり、1日1回出題されるアニメに関連したクイズやアンケート(正式リリース版ではクイズ、アンケートともに後日実装予定)、そして今回は体験できませんでしたが、『異世界∞異世界BBS』もあり。

 撮ったスクリーンショットを見せ合うなどといった、コミュニティ面での魅力の気配を感じつつもさすがに限られた人しか参加できない先行プレイではその魅力を体験するところまでは至らなかったので、正式リリースが待ち遠しいですね。




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