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【ホロライブ】がうる・ぐらさんが5月1日の卒業を発表。「あなたの小さなサメにしてくれてありがとう」

文:こひき庵

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 4月16日、VTuberグループ“ホロライブ・プロダクション”に所属する、がうる・ぐらさんが5月1日をもって卒業することを発表しました。

 ぐらさんは英語圏グループ“hololive English”の1期生に相当する“Myth(神話)”のメンバーとして、2020年にデビュー。YouTube登録者は450万人を超えてホロライブ1位、“サメちゃん”の愛称を持つ世界でもトップのVTuberとして知られていました。

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世界最高峰のVTuber、がうる・ぐらさん


 がうる・ぐら(Gawr Gura)さんは2020年9月、ホロライブの英語圏向けグループ“hololive English”創設に合わせ、森カリオペ(Mori Calliope)さん、小鳥遊キアラ(Takanashi Kiara)さん、一伊那尓栖(Ninomae Ina'nis)さん、ワトソン・アメリア(Watson Amelia)さんの4人と一緒にデビューしました。

 “Myth(神話)”というグループ名になった彼女たちは、まさにその称号どおりに未知の大海だった英語圏にVTuber文化そのものを広める存在として活動してきました。

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 ぐらさんは初配信の第一声「a(あ)」が世界的なトレンドとなり、デビュー直後からあっという間に人気者になっていきます。

 「ドーモ!!サメデス!!」の挨拶から始まる配信活動や特徴的な声を活かした歌など、その人気は英語圏に留まらず、日本を含めた幅広い層にまで認知される存在でした。

 “ママ”は甘城なつきさん。かわいらしい外見とは裏腹の言動も魅力でした。

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 歌に関してはホロライブのメンバーとしてはそこまで多くの楽曲が出ているわけではありませんが、オリジナルソング『REFLECT』は彼女のそんな多面性を象徴する曲として人気で、元の動画が1600万再生、MVが同じく1600万再生(記事執筆時点)と破格の人気を持ちます。

REFLECT - Gawr Gura


 「日本のシティ・ポップが大好き」だとたびたび語っており、中でも山下達郎のファンとして知られ、カラオケ配信などを通じて多くの曲を歌ってきました。

 そんなぐらさんの嗜好と宝鐘マリン船長の才覚が合わさったコラボ曲『SHINKIRO』は、彼女がホロライブに残した特別な足跡のひとつでしょう。

【original anime MV】SHINKIRO【hololive/宝鐘マリン・Gawr Gura】


 海から来たぐらさんと、迎え入れたマリン船長との関係性を描いた1980年代アニメ風のMVも魅力です。

 日本のメンバーでは4月26日に卒業を控える紫咲シオンさんことを特に慕っており、『恋愛サーキュレーション』や『白金ディスコ』の“歌ってみた”を共に発表したりもしています。

恋愛サーキュレーション / Gawr Gura x Murasaki Shion (Cover)

白金ディスコ/Covered by紫咲シオン&Gawr Gura【歌ってみた】


 ぐらさんの“歌ってみた”コラボは色々とありますが、デビュー半年ほどでリリースされた夏色まつりさんとの『空色デイズ』は印象深いですね。

 個人的には、森カリオペさんと歌った『KING』がベストワンです。

空色デイズ Sorairo Days / 中川翔子 (Covered by 夏色まつり&Gawr Gura)

KING / Gawr Gura x Calliope Mori (Cover)


 ワールドツアーなど、ライブパフォーマンスでも多くのファンを沸かせてきました。

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 日本でも、直近では3月の6thフェスでの『だんご大家族』など、たくさんの機会でその歌声を披露しています。

 また、ホロライブEnglishの“看板娘”として多彩な活躍を見せてきました。

 昨年の米MLB、ロサンゼルス・ドジャースとのコラボは象徴的な例と言えるでしょう。

そして、卒業へ

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 そんな時間もいつかは終わりが来るということではあるということでしょうか。

 昨年、“Myth”のメンバーであり、大変に仲の良かったアメリアさんも配信活動を終了していました。


 そしてぐらさんも、一つの時代に区切りを付けるときが来ます。

 日本時間の4月16日お昼から行われた「important announcement(大切なお知らせ)」と題した生配信にて、卒業を発表。

 同時に、ホロライブからも卒業のアナウンスが行われました。


 ぐらさんは生配信の中で、デビューしてから多くの注目を浴びることでのプレッシャーがあり、食べることができなくなるほどのストレスを感じた時期があったことも明かします。

 ただ、ファンからの多くの愛情に支えられて楽しくやれたこと、歌うことも配信することも最高に楽しかったこと、殻の中から自分を解き放ってくれたことへの感謝などを語ります。その上で、会社との間でマネジメントや方向性の違いもあり、最終的に卒業を決めたそうです。

 「みんなのサメでいられたのは名誉なことでした」とした上で、ここからの2週間を最高なものにしたいとも強調されてもいました。「終わりを迎えるけれど、思い出は永遠だ」とも。

 そして最後にあらためて、「あなたの小さなサメにしてくれてありがとう」と語り、卒業の告知を終えました。

 みんなに愛されたホロライブの“サメちゃん”は5月1日にをもって、そのフィナーレを迎えます。

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important announcement - gawr gura

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