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工画堂スタジオ『シンフォニック=レイン』がオーディオブック化。中原麻衣さん(トルティニタ・アリエッタ役)のメッセージ動画が公開

文:電撃オンライン

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 工画堂スタジオは、4月21日より配信中の『シンフォニック=レイン』のオーディオブック版『小説版 シンフォニック=レイン~トルタ編』について、中原麻衣さんのメッセージ動画を公開しました。

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耳で楽しむ『シンフォニック=レイン』誕生!──朗読を担当・中原麻衣さんのメッセージ動画を公開!

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 朗読を担当するのは、ゲーム版でもヒロイン、トルティニタ / アリエッタを演じた中原麻衣さん。

 合計12時間を超える、オーディオブックとしては長時間の収録に加え、セリフの多さや小説を読むような語り口など、アフレコとは違った難しさもあったそうです。

 そんな中、雨音に包まれた静謐な世界を、繊細な語りと演技で丁寧に表現されています。

『小説版 シンフォニック=レイン~トルタ編』とは

『シンフォニック=レイン』がオーディオブックとして生まれ変わる


 本作『シンフォニック=レイン』は、2004年に工画堂スタジオより発売されたPC用ビジュアルノベルゲームで、根強い人気を誇る“音楽と物語の融合”をテーマにした名作です。

 クラシックな音楽とファンタジー要素が絶妙に絡み合い、プレイヤーの感情に静かに、しかし確かに訴えかけるその世界観は、今なお多くのファンに愛されています(2024年12月にはNintendo Switch HDリマスター版パッケージを発売)。

 舞台となるのは、雨の止まない街「ピオーヴァ」。イタリア語で“雨が降る”を意味するその名の通り、この街では一年中、雨が静かに降り続けています。

 その中で、人々は当たり前のように日常を営み、音楽学校「ピオーヴァ音楽学院」で若者たちは日々研鑽を積んでいます。音楽が生活に深く根ざすこの街で、本作の主人公は恋や夢、葛藤に向き合いながら、卒業試験に挑みます。

音楽ゲームとしての側面も持つ本作ですが、今回は“読み聞かせ”という形で物語に焦点を当て、ゲームシナリオを小説として再編集したものを、朗読形式でお届けします。

 雨音に包まれた静謐な世界を、中原麻衣さんの繊細な語りと演技のみで演出することによって、深い没入体験を実現しました。

これは、“本当の想い”にたどり着くまでの、少し切ない音楽の物語


 主人公であるクリス=ヴェルティンは、ピオーヴァ音楽学院のフォルテール科に通う学生。卒業を間近に控え、卒業演奏に向けて“パートナー”を見つけなければなりませんでした。

 物語は、クリスがパートナー候補として出会った3人の少女――トルタ、ファル、リセ――との関係を軸に展開していきます。それぞれが心に秘めた想い、過去、葛藤を抱えており、クリスは彼女たちと共に音楽を奏でながら、少しずつ彼女たちの内面に触れていきます。

 しかし、優しいメロディの裏側には、決して明るいだけではない“真実”が潜んでいます。淡く、儚く、時に残酷な選択が、物語の後半に待ち受けているのでした。

 何を選び、何を失い、そして何を手に入れるのか――それは、聞き手一人ひとりの心に委ねられます。

 本オーディオブックは、ゲーム版にはなかった心理描写やモノローグを加え、再構成した作品となります。朗読は、ゲーム版でもヒロインのトルタを演じた中原麻衣さんが熱演。雨音のように静かに胸を締めつけるような物語をぜひ、耳で味わってください。

製品概要

作品名 :『小説版 シンフォニック=レイン~トルタ編』
著者 :西川 真音、 工画堂スタジオ
ナレーター:中原 麻衣
言語 :日本語
再生時間 :12 時間 35 分
制作 :工画堂スタジオ

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