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なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
『VTuberのQ』とは
『VTuberのQ』は、『空気読み。』でも知られるクリエイターの栗田祐介氏がゲームデザインを手掛けており、物理演算パズルゲーム『Q』シリーズの最新作にあたる作品です。
本作も『Q』と同様に、提示されるさまざまな問題を物理演算を活用しながら解いていくゲームになっていますが、今回は総勢22名のVTuberが考案した問題が収録されているのが特徴です。
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“VTuberからの挑戦状”と銘打たれているのは伊達ではなく、問題の難易度はかなり高め。最初の5問くらいまではチュートリアルといった感じで簡単なのですが、それを超えると一気に難易度が跳ね上がります。
最初のレベルである初級の段階でも、「これはどうやって解くんだ……?」と呆然とするような問題が度々登場し、一筋縄ではいかないゲームとなっています(初級であれば20問中14問正解で次のレベルが解放されるので、どうしても分からない問題はパスも可能)。
また、天籠りのんさん、安心院みささん、新兎わいさんによる録りおろしオリジナルソングが収録されているのも特徴。問題を解くときに流れっぱなしになっているので、めちゃくちゃ耳に残ります。
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問題制作者一覧
あかきリフレインさん
天籠りのんさん
天ノ川寝夢さん
アメリー・カノンさん
安心院みささん
1次元VTuber ライナーさん
いろみねさん
牙桜アシナさん
加猫のかさん
花音めいさん
草狐さん
こまくら なのさん
白雪いろはさん
茶々陽ちゃるさん
月羽るるなさん
道化なろんさん
新兎わいさん
猫元パトさん
羽純ゆのさん
花庭ぱずるさん
雛星あいるさん
ユカリさん
Q公式
シンプルだけど自由度が高く奥深い。プレイヤーごとにまったく解法が異なることも【VTuberのQ】
本作では、さまざまなパズルがクイズ形式で1問ずつ出題されていくのですが、プレイヤーができるのは“画面内にフリーハンドで線を引くこと”と、かなりシンプルです。
ただ、シンプルではあるんですが、この“線を引く”という行動そのものの自由度が非常に高く、本当に幅広いことができるのが面白いところ。
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例えば上から降ってくるオブジェクトを受け止めるために空中に線を引けば、それは物が設置する地面になり、少し斜めに角度をつければ、任意の場所に落とすこともできます。
丸を書いたら地面を転がりますし、大きく書いたものはその分重量も重くなるようになっていたりと、「こう描いたらこうなるんじゃないか?」という想像力や発想を持つことが攻略の鍵になっています。
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少し高度なものだと、板と支点を用意して、上から反対側に重りを落とすことで、テコの原理でオブジェクトを上方向に飛ばすことができたり、現実の物理法則を知っていればいるほど、解法の選択肢も広がっていきます。
狙い通りに問題が解けたときはめちゃくちゃ気持ちいいです(若干、頭がよくなったような錯覚を抱けます)。
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また、その問題の解法が分かっても、そう簡単に解けないということが頻繁にあるのも面白いところ。
クイズゲームとかパズルゲームって、どうしても分からないときについ誘惑に屈して答えを調べてしまい、結果クリアはできたけど何かスッキリしない……みたいな経験をしたことが、きっと誰しもあるんじゃないかと思います。
本作の場合、物理演算が絡んでくる関係で、ほんの少しの書き方のズレや、操作のタイミングで結果が変わるようになっているので、ほかの誰かが解いた解法を見ても、参考にはできてもなかなかうまく解けない……という事態が多発します。
逆によく解法が分かってない状態でも、当てずっぽうで書いていたら偶然うまくいったみたいなことも起きたり、1回目は運よく解けたけど2回目以降は全然解けない……といったことも起こる、独特の体験が詰まっています。
“プレイヤーの数ごとに解法が存在している”というのが、まったく偽りではないのがすごいところです。
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問題のバリエーションの幅も広く、なかでも個人的にインパクトがあったのが、加猫のかさんが出題したこちらの問題。
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右端のスタートボタンに触れると3つのスロットが回転しはじめ、ボタンを押すごとにスロットが止まるという仕組みで、クリアには指定した絵柄を1列にそろえる必要があり、もはやパズルではなく完全にスロットゲームだとツッコミたくなること請け合いです。
問題を作成したVTuberの方に関連したお題なども用意されて、なかなか幅広い知識や操作技術を要求されたりもするので、とにかく一筋縄ではいきません。
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歯ごたえのあるパズルゲームに興味がある方は、ぜひともプレイしてみてください。