電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Nintendo Switch版が5月29日に発売された『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー(ステッパーケース)』をご紹介します。
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なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
容疑者は全員超能力者! 大好評の『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』がフルボイスでSwitchに登場
『ステッパーケース』は、“ステッパー”と呼ばれる特殊なスキルを持つ人々が存在する1960年代の架空のロンドンを舞台に、ステッパー事件の捜査チームに配属された“非ステッパー”の主人公ノートリック・ケースが、殺人事件の謎を追う推理アドベンチャーゲームです。
ノート君はスキルを持たない一般人ですが、ステッパーであるチームの仲間3人の協力を得て、それぞれのスキルを駆使した捜査資料を頼りに真実に迫ります。
2024年にSteamで配信された本作が、5月29日に待望のNintendo Switch版として発売されました。最大の違いは、なんといってもフルボイスになったこと。さまざまなスキルを持つ容疑者たちを差し置いて、クセが強く魅力的なチームメンバーがしゃべって歌って震える様子が、声で伝わってくるのが嬉しい!
触れたものの記憶を読み取るスキルを持つチーム長は、よりミステリアスで魅力的に。微弱な振動を感知できるため、嘘発見器的な出番がメインのテナちゃんは、より元気なムードメーカーに。指紋や足跡などの痕跡を、それが残された時間まで把握できるブリアンさんは、より紳士的で、親切さに磨きがかかっています。
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推理ゲーム初心者でも楽しめる難易度。ヒント機能もあり
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基本的には、入手した情報や発言の矛盾を探していくことになるため、捜査資料はかなりの量になります。しかし、間違った答えを選んでもペナルティやゲームオーバーはありません。困ったときは、必要な資料がどれかを教えてくれるヒントボタンもあります。
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やや難しいと感じるとすれば、2つの組み合わせで回答する場合や、6つの資料からそれぞれ1つの正解を選び出す“六角推理”かと思います。
六角推理は、どうしてもわからないときは、1つ選ぶごとに正解か不正解かを照合すれば、なんとかなるでしょう。6つ一気に選んで、「間違っている2つはどれだ? これか? いや、正解が減ったからこれは合ってるな……」と調べる作業も楽しいんですけどね。1回で6つ全部正解したときは、「自分、天才!」みたいな気持ちになれます。
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意外と数が少ない2つの組み合わせで、それぞれの資料の項目が多いものが一番悩ましかったです。多数の中から資料を固定しなければならないため、選びなおす際は、正答だと思ったところに刺したピンを、もう一度ボタンを押して解除しないと次の解答を選べないところが、少し残念な点です。
ここでヒントボタンが活躍しました。六角推理のほうでは資料6枚が最初から固定されているため、ワンボタンでピンを移動できますが、2枚チョイスのほうではピンではなく、十字キーなどで資料を固定できたら嬉しかったかもしれません。
強力になっていくスキル。どんでん返し多めの引き込まれるストーリー
本編は全部で5つのシナリオ(ケース)があり、ゲームオーバーのない本作ですが、推理によっては真実に辿り着けないままシナリオを終えることもあります。
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私は3つ目のシナリオで一度間違った推理をしてしまったのですが、物語は進み、「なんかあっさり終わったな?」と思っていたら、親切にも分岐点の前に戻る選択肢が表示されました。どこが分岐かを総当たりしなくて済むのは、本当にありがたいですね!
最後までプレイすると、「間違った推理も経験しておいて良かったな……」と思えますよ。
優しい風合いのイラストですが、ストーリーの内容はやや重め。シナリオが進むにつれて強力になっていくスキルにも、ざわざわしました。まずはケース2まで遊んでみてほしいです!
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