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『薬屋のひとりごと』最終回(48話/2期24話)感想。過去一番の猫猫と壬氏のイチャイチャにドキドキ…まさかの●●生存が何よりうれしい(ネタバレあり)

文:Ak

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 7月4日(金)に放送されたTVアニメ『薬屋のひとりごと』の最終回(第48話/2期24話)“はじまり”の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第48話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

猫猫(マオマオ)と壬氏の過去一番のイチャイチャにドキドキ!【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 のっけから猫猫(マオマオ)から説教を受ける壬氏(じんし)。まだ砦にいる状態ではありますが、いつもの日常が戻って来た感じがしますね。日常の会話ではありますが、寝ながら会話しているのでイチャイチャ感がすごい。

 「もう少し傷があっていい」や「前より男前になった」という台詞は、自身の境遇に少なからず疑問を持っていた壬氏にとって、ドンピシャで言ってほしかった言葉だったように思えます。思わずテンションが上がって、猫猫を押したおそうとするのも無理はない!


 いろいろ一段落したあとに、首キスからの首噛みは過去イチのイチャイチャで正直ドキドキでしたね。あれで赤面もしない猫猫が実に猫猫。あそこからキスシーンまで進展していないのも、実に壬氏でした。

 あれでキスをしていたらいよいよ最終回という感じでしたが……まあ原作はまだまだ続いてますし、そりゃあ中断されますよね(笑)。

 進展しそうでしない2人の関係性ではありますが、ストーリーが進むにつれて着実にお互いの内面に対する理解を深めていっているので、もっと深い関係になるのも時間の問題の気はします。

やっぱり生きていた子どもたち! 子翠(シスイ)は作中随一の策士なのでは?【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 そして最終話では、猫猫が子翠から託されたことの詳細も判明。やっぱり仮死状態になった子どもたちのことでしたね。予想……といか期待通りの展開です。

 生存の伏線がていねいに散りばめられていたので展開自体に驚きはなかったですが、子翠の壬氏への台詞も伏線になっていたのはビックリ!


 壬氏の立場的には反逆者の一族なので処罰して当然の気もしますが、それを見逃したのは子翠への義理立てもありそうです。とはいえ、壬氏であればどっちにしろ見逃しそうではありますが……。

 実際、猫猫もそれを分かっているのか、確認もとらずに子どもたちの看病の手助けをお願いしていましたね。猫猫の壬氏への信頼を感じます。


 子どもたちが生きていたことで、翠苓(スイレイ)が今後生きていく理由ができたのも、おそらく子翠の計算通りでしょう。壬氏は「狐に化かされたようだ」と言っていましたが、実は作中一番の策士は子翠だったのかもしれません。

 情状酌量の余地アリになったのも、もちろん子翠の計算通りなのでしょうね。先帝の血筋を引いている翠苓が見逃されることも計算に入れたうえで、罪を一身に背負ったのでしょう。つくづく、その聡明さに圧倒されます。

まさかの子翠生存! 簪(かんざし)を売ってしまったのはなんで?【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 最終話ではさまざまな人物を取り巻く環境に変化がありましたが、何より猫猫が後宮を出たのにビックリ!

 猫猫によると表向きの理由は親父さんが後宮に残ったからですが……実際は裏に何か理由はありそうです。あるいはいったん休暇のような扱いで、今後後宮に戻る展開になるのかも?

 猫猫にとっては生き残った子どもたちといっしょに花街で暮らしていくのもそれなりに幸せそうではありますが、まだまだ後宮には不穏な気配も残っています。事件が猫猫を放っておかない、というやつですね!


 最終話予告でチラ見えしていたのは、小蘭が猫猫や子翠に当てた手紙だったようですね。まずは無事に下女の働き口があったようで何よりです。小蘭の手紙を読んで、一筋の涙を流す猫猫が切ない……。小蘭の手紙で、子翠を失った悲しみを思い出してしまったのでしょうね。

 行方不明の子翠の遺体について「見つからなければいい」と言ったのも、その死を認めたくない、あるいは改めて実感したくないからでしょう。クールなように見えて、実は情深い猫猫らしい反応です。


 最終話で何よりうれしかった事実が、まさかの子翠の生存! まあ明言はされていませんが、あの見た目と声、さらに高価な簪を持っていたことから、まず子翠と見て間違いなさそうです。

 ただひとつ疑問なのは、(暫定)子翠が猫猫から預かったはずの簪をアッサリ露店に売ってしまったこと。まあ素寒貧だから仕方ないと言えばそうですが……もしかして記憶を失っている可能性も?

 あるいは、露天に並んだ簪をいつか猫猫が見つけることを期待してのことなのかもしれません。


 そして最終話の余韻もそこそこに、続編の製作も決定! ティザーPVには“新たな地へ”とあったので、今度は後宮以外が舞台になるのかも?

 消えた図録、火鼠の皮衣、紙の村などなど……気になるワードも満載ですね。続編がどんな形式で作られるのかも含めて、続報に超期待です!


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