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『テイルズ オブ レジェンディア』20周年。剣に恋にと悩み多きツンツン乙女剣士こと、クロエ・ヴァレンスの魅力とは?【メモリの無駄づかい】

文:編集O

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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2005年(平成17年)8月25日にPS2で発売された『テイルズ オブ レジェンディア(以下、レジェンディア)』を語ります。

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 なお、7月27日には20周年を記念した単独イベント“TALES OF LEGENDIA ~20th Anniversary party~”が開催。配信チケットはまだ間に合いますよ!

騎士道を重んじる真面目な女剣士だが真面目過ぎる故に素直になれないところがいじらしい


 数多の魅力的なキャラクターたちが登場する『レジェンディア』ですが、今回は個人的にイチオシでシリーズキャラクターの中でいまもトップ10入り確実なクロエ・ヴァレンスにフォーカスを当てて語りたいと思います。

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 彼女は聖ガドリア王国の名門ヴァレンス家の令嬢にして、騎士を志す17歳の少女で、幼少の頃に両親を殺害して家が取り潰される原因を作った“腕に刺青をした男”を探して遺跡船にやってきます。

 そこでセネルと出会い、さらわれた妹のシャーリィを助けたいという彼の力になるため、戦友として彼を支え続け、少しづつ互いの絆を深めていくのです。やがて旅を続けるうちにセネルの優しさに心を惹かれ、少しづつ彼に仲間以上の感情を抱いていくことになります。

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 そんなクロエは正義感が強く生真面目な性格ですが、思い込みが激しく、後先考えずに行動して失敗することも多いのが玉に瑕。ときにはカップルの痴話ゲンカに乱入して、男性側をボコボコにしたことも。ただし、本人にはまったく自覚ないようで、そんな破天荒っぷりを見たセネルは「無鉄砲女」と呼ぶのでした(笑)。

 そのような毅然とした態度を取る一方で、かわいいものが好きだったり、身なりを気にしたりと、年頃の少女らしい一面も持ち合わせているのもクロエのチャームポイントです。なによりセネルに恋心を抱いていながらも、自分の気持ちを素直に出せないという、普段は騎士たるべく強くあろうと振る舞う彼女から想像できない奥手なっぷりに、当時は完全にやられちゃいました。

 デレをうまく表に出せないが故に“ツンデレ”でなく“ツンツン”と言わざるを得ないわけですが、そこがまた不器用で応援したくなるんですよね(笑)。とくに印象深いエピソードは、ふたりで一緒に訓練するときに汗の臭いを気にしたり、ノーマの発案で悲鳴をあげてセネルの気を引こうとしたりする姿でしょう。

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 ただ、どれだけがんばって好意を出そうとしても肝心のセネルがその気持ちに気づかないというありさまで、いまも続編などでクロエの想いが報われるような展開が見たいと願ってやみません。だから、20周年イベントの朗読劇では、ひさびさにその関係性にも触れられるといいなと期待しています!

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