ブロッコリーより2026年3月26日にNintendo Switch/PS4/PS5で発売予定のアクションアドベンチャー『エトランジュ オーヴァーロード』のプレイアブル試遊版が東京ゲームショウ2025に出展。こちらをプレイしてのレビュー記事をお届けします。
エビテンで予約する『エトランジュ オーヴァーロード』は、日本一ソフトウェアの元社長で、『魔界戦記ディスガイア』シリーズなどを手がけた新川宗平氏がプロデュースする新作アクションアドベンチャー。喜多山浪漫氏が執筆した小説を原作に、地獄に堕ちた悪役令嬢・エトランジュの波乱万丈の冒険譚が描かれます。

キャラクターデザインは『Re:ゼロから始まる異世界生活』などのキャラクター原案を担当した大塚真一郎氏。開発は、実力派スタジオとして知られるジェムドロップが担当。迫力のバトルから地獄制覇を目指すシミュレーション、さらにはミュージカル演出など、多彩な要素を盛り込んだ注目作です。

そんな『エトランジュ オーヴァーロード』がTGS2025でプレイアブル出展。この記事では、シングルプレイ版のプレイアブル内容を解説しつつ、本作のバトルの魅力に迫っていきます。なお、プレイにはNintendo Switchを使用しており、画面表示や操作ボタンの説明はそちらに準拠しています。
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閉じる『エトランジュ オーヴァーロード』TGS2025版レビュー:エトランジュたちの多彩なアクションを体験。ギミックの利用も勝利のカギに
今回のプレイアブルで遊べるのはバトル部分。エトランジュと仲間たちを操作して、多くの敵が出現するステージを戦っていきます。1つのステージをクリアすると次のステージに進み、全3ステージがプレイ可能。
プレイアブルキャラクターが10人以上用意されるなか、今回のTGS試遊では、エトランジュ、スイーティア、ヒャッハー、アリアの4人を操作することができます。


試遊時間は最長15分ですが、1ステージのプレイ時間は5分もかからず、スムーズに攻略できればクリアまでラクに到達できました。味方の全滅やステージ内のタイムオーバーで敗北することがあっても、すぐリトライすることができます。

簡単操作で白熱のバトル。レーン上のアイテムも活用しよう
まずは操作について。基本はLスティックで操作キャラクターを移動させ、Aボタンで攻撃。Aボタンは連打でも押しっぱなしでも攻撃を出し続けられます。移動速度はそれほど速くないので、Bボタンによるダッシュを多用したほうがスムーズでした。

敵は操作キャラクターの前後左右に現れるため、Rボタンでカメラ回転、Lボタンでカメラリセットをこまめに行い、有利な視点を確保するのは重要ですね。
ステージ上で星型のアイテムをゲットすると、ZRボタンで必殺技が使用可能に。必殺技は操作キャラクターごとに威力や効果も異なりますが、どれも優秀な性能。タイミングを見極めて使っていきたいところです。

バトルの最大の特徴と言えるのが“レーン(通称SUSHIレーン)”。レーンにはアイテムやギミックなどが並び、回転寿司のようにステージのルートをループしています。このアイテムやギミックを利用すると、戦況が有利に!

アイテムには種類があり、効果は攻撃力アップ、ダメージ無効化の盾獲得、必殺技の使用解禁、HP回復、敵に投げつけられる爆弾など。複数ゲットで攻撃力がさらに上がるなどの効果もあります。



ギミックは、乗り込んで射撃ができる機銃装置や、周囲の敵を引き寄せる重力装置などさまざま。乗り込めるタイプはそのままレーンのルートを移動することもできます。


アイテムは、敵を一定数倒したりすると新たなものが追加。難易度の高いステージでも、敵と戦いながら周囲を見渡し、アイテムが現れたら取りに向かう、といった立ち回りが有効でした。
操作キャラクターにはHPが設定されており、これが0になると戦闘不能に。ですが、味方が1人でも生き残っているなら、接近してYボタンを長押しすることで復活が可能。たとえ1人になっても復活を繰り返せば、戦況を覆すことができました。


ちなみに、戦闘不能になったキャラクターは逆さになって上半身が地面に埋まった状態になります。某犬神家の一族を思い起こさせるビジュアルですが、シュールで笑える(笑)。
通常アクションから必殺技まで。エトランジュたち4人の性能をチェック
エトランジュたちは4人パーティで、そのうち1人を操作可能。残りの3人は自動で戦ってくれます。また操作キャラクターの切り替えは、十字ボタンの左右でいつでも可能。以下では各キャラクターの特徴を紹介します。

なお、試遊のマルチプレイ版では、製品版でも用意されている最大4人でのマルチプレイに対応。4人のユーザーがそれぞれのキャラクターを操作し、協力してステージ攻略に挑むことができます。
エトランジュ

本作の主人公にして稀代の悪役令嬢。闇の魔力による遠距離攻撃が得意で、敵と距離を取りつつ攻撃するのがセオリーです。

必殺技は前方の広範囲に隕石を落とす“メテオ”。複数の隕石が次々と降り注ぎ、敵に連続してダメージを与えられます。

スイーティア

生前のエトランジュに仕えていた専属メイドでスイーツ作りが得意。ミトンによる近距離攻撃は強烈ですが、移動速度が遅め。敵と戦う際は、ダッシュをうまく使ってヒット&アウェイをする必要がありました。

必殺技は自分と周囲の味方のHPを回復する“スイーツシャワー”。HP回復の手段はこれとアイテムしかないため、非常に重宝します。

ヒャッハー

子どもらしい外見に変身している元気な悪魔。名前と口グセが同じ。弓矢による遠距離攻撃が得意で、移動速度にも優れます。立ち回り的にはエトランジュと同じく、敵との間合いが重要に。

必殺技は、直線状に無数の矢を発射する“全部撃ちだよ☆”。射程が長く、遠距離の敵を攻撃するときにも役立ちました。

アリア

少し太めなサキュバス一族の姫。斧による近距離攻撃は威力・範囲ともに優秀で、移動速度の遅さを補って余りある強みを示してくれました。

必殺技は、自身が転がりながら攻撃する“戦斧大車輪”。Lスティックの動きに沿って戦場を蹂躙していくのはじつに爽快!

どのキャラクターも使い勝手は上々。誰を使っても十分戦えますが、ラクをしたいならエトランジュかヒャッハーが遠距離攻撃で敵を圧倒できておすすめです。アリアは火力が欲しいとき、スイーティアはHPを回復したいときに頼ればいいかと。
先に進むほど難易度はアップ。3つのステージの特徴とは?

最後はステージについてざっと解説します。まず最初のステージですが、敵は接近して攻撃してくるタイプばかりで数も少なめ。アイテムの爆弾を活用すればよりラクに戦えます。

終盤はボスが出現しますが、こちらもHPが多いくらいで遠距離攻撃を繰り返せば問題なし。難易度は低めと言えるでしょう。

第2ステージは、遠距離攻撃をしてくる敵や、こちらに突進してくる巨大な車輪のような敵が出現。遠くの敵の動向もチェックしつつ立ち回る必要がありました。

ギミックは、レーンを回る機銃装置が登場。エネルギーアイテムを持って近づくと装置にエネルギーが補充され、切れるまで射撃ができます。敵が多いと感じたなら、機銃掃射で数を減らすのがいいかと。

最終ステージは、レーンに出現するマカロンの回収が目的。敵味方が自軍の回収ポイントにマカロンを運び、先に規定数を運び終えればクリアとなります。

このステージは、白銀の鎧に身を包んだ敵がこちらへの攻撃やマカロンの回収を実行。自軍の回収ポイント付近にも巨大な敵が出現するため、難易度は高めでした。


ただ、新たなギミックとして、周囲の敵を引き寄せる重力装置が登場。これにエネルギーを補充すれば、鎧の敵を引き寄せてマカロン運搬の邪魔ができました。

敵への攻撃とマカロン運搬、どちらを優先するかが勝利のカギと言えますが、意外に味方がマカロンをどんどん運んでくれて……プレイヤーは重力装置を活用しつつ、敵への攻撃に専念したほうがラクかもです。
まとめ:シンプルに見えて戦術性も高し。バトルだけでもお釣りがくる期待作
さて、今回のプレイアブルで遊べたのは3ステージでしたが、敵との戦闘からアイテム&ギミックの利用、操作キャラクターごとのアクションなど、バトルの重要な要素は十分に体験できました。
操作系はシンプルでとっつきやすく、必殺技など派手なアクションも楽しめていい感じ。キャラクターの切り替えや勝利条件に合わせた行動など、戦術性に富んだ要素もあり。また操作キャラクターは10人以上とのことで、今回の4人以外でどんなアクションが楽しめるのか楽しみです。
バトルだけでも十分なクオリティなのに、このうえ魔界の国盗りシミュレーションまで遊べるとあっては、本作にますます期待せざるを得ません。東京ゲームショウ2025に行かれる方は、ぜひTGS版をプレイして、来年の製品版の発売に備えましょう!
“東京ゲームショウ2025”開催概要
会場:千葉県・幕張メッセ(展示ホール1~11、国際会議場、イベントホール)
ビジネスデイ:
9月25日(木)10:00~17:00
9月26日(金)10:00~17:00
一般公開日:
9月27日(土)09:30~17:00
9月28日(日)09:30~16:30