Urban Gamesが2026年に発売を予定している、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)用シミュレーションゲーム『トランスポートフィーバー3』。その試遊レポートを掲載します。
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本作は、全世界で高い評価を獲得している交通運営シミュレーションシリーズの最新作。プレイヤーは鉄道、道路、航空などのインフラを駆使して自分だけの交通帝国を築き、都市や産業を発展させることができます。
先日の東京ゲームショウ2025(TGS2025)にて、アジア初のハンズオン公開となった本作。パブリッシングマネージャーのNICOLAS HEINI氏の手ほどきを受けつつ、本作の見どころを語ってもらいながら試遊した様子をお届けします!
なお、記事内で使用している画面写真は提供された素材であり、実際にプレイしたバージョンのものではないことをご了承ください。
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索引
閉じる数ステップでカンタンに道と乗り物が繋がり世界が築かれていく【トランスポートフィーバー3】
ハンズオンで遊んだのは、広大なマップに自由に交通網を敷いていくフリークリエイトのようなモード。筆者はこの手のシミュレーションゲームはド素人だったため、まずはNICOLASさんのプレイと解説を見せてもらいました。
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マップ上に新しい交通手段を増やす手順は、大まかにいうと3つ。まずは、乗り物に応じたステーションと倉庫を配置します。基本的には好きなところに置けますが、地形によっては配置できない箇所もあります。
次に、それぞれのポイントを選択してラインで結びます。鉄道なら線路、トラックなら道路といったように、敷かれるレールは乗り物によって異なります。
最後に、乗り物を購入して倉庫に搬入すればOK! きちんとラインが繋がっていれば、倉庫から乗り物が出発して新たな配送が動き出します。
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プレイしたのはPC環境かつ英語版だったということもあり、ひと目見て「難しそう……」という先入観に囚われていた自分ですが、基本的な遊び方はわずか数ステップで済むお手軽さ。マウスでちょっとカチカチッと操作しているだけで、目の前に新しいインフラが生み出されていきます。
NICOLASさんのあとに自分も実践してみましたが、上記3点を踏まえれば本当にポンポン交通網を広げられます。好きな輸送手段を配置して、オリジナルの世界を築いていく楽しさは未知の領域でした。手順に慣れてくると、NICOLASさんから「Perfect!」とお褒めの言葉も。うれしい。
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なお、プレイしたときは英語版でしたが、本作は日本語ローカライズもしっかり予定されているので安心してください!
登場する乗り物は250種以上。日本の“いすゞ”バスや0系新幹線も!【トランスポートフィーバー3】
交通運営シミュレーションである本作において、多彩な乗り物はやはり大きな魅力。『トランスポートフィーバー3』には電車、バス、トラック、航空機、船など250種類以上の乗り物が精巧なグラフィックで登場します。
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なかには日本の乗り物も収録されており、試遊では“いすゞ”のバスや0系新幹線などを実際に動かせました。また、日産のスカイラインやHondaのシビックといった有名車も話題に上がり、シミュレーションユーザーだけでなく日本の鉄道・車好きにも刺さるゲームなのではと感じています。
リアルなグラフィックで再現された乗り物はどれも見どころ満点で、一部のカラーリングを自分好みに変えることもできるので自然と愛着がわきます。また、カメラを変更することで配置した乗り物が動く様子をまじまじと観察できたり、運転手視点にしたりすることも可能です。
とくに新幹線を運転手視点で動かしたときは、臨場感バツグンで思わず感嘆の声が漏れました! 背景のグラフィックも素晴らしいので、お気に入りの乗り物に乗って世界を眺めているだけでも風情が感じられそうです。
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ちなみに、NICOLASさんの好きな乗り物はスカイブルーの飛行機とのこと。実際にゲーム内で飛行機を飛ばしてくれましたが、とてもオシャレでセンスのよさがうかがえました。
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新要素のヘリコプターは高コスト高パフォーマンス【トランスポートフィーバー3】
『トランスポートフィーバー3』の新たな要素のひとつ、ヘリコプター。シリーズ初登場のこの乗り物について、NICOLASさんは「“高い・速い・省スペース”が特徴の乗り物です」と解説してくれました。
購入するためのコストは高いが輸送スピードが速く、海上の施設にも物資を届けやすいうえにスペースもとらない。ただし、航空機などに比べると乗客も物もあまり運べない、などメリットとデメリットがハッキリしている乗り物のようです。ヘリコプターを活用することで、これまでにない物流ネットワークを実現できそうですね。
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試遊時は資金無限の設定だったので、どんな乗り物も好き放題に設置できましたが、製品版では当然お金とにらめっこしながらプレイすることになります。交通を整備して都市を繋ぐことで配送ごとに利益を得られる仕組みなので、よりお金を稼ぐには世界の需要を見極める必要があります。
インフラを整えるだけでなく、ゲーム内で自分の会社を作って経営シミュレーション的な遊び方をすることも可能。お話を聞けば聞くほど、今回のデモ版で触れたのは『トランスポートフィーバー3』のほんの一端だったことを知り、膨大な遊び要素にゾクゾクしてきました。
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また、本作にはキャンペーンモードもありますが、残念ながらこの時点では未実装でした。チラッとお話を聞くと、どうやらキャンペーンモードのミッションのなかにはJAXA(宇宙航空研究開発機構)に関連するものもあるとか。何それ、めっちゃ気になる!
気候、時間帯、年代…あらゆるものをコントロールして世界を動かす!【トランスポートフィーバー3】
ゲームの舞台となるマップは、温帯、熱帯、乾燥帯、亜寒帯など複数の気候帯から選ぶことができます。気候に応じて求められる品物や適した乗り物が変わると予想され、一辺倒にならないプレイが味わえそうです。
また、昼夜の時間帯を自由に切り替えられるのも本作ならではのポイント。試遊で実際に昼から夜に変えてもらいましたが、同じ風景でも雰囲気がガラッと変わり、都市の夜景の美しさが際立っていました。
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さらに、舞台の年代そのものを変えることも可能! デモ版では、1900年から2020年あたりまでの間で切り替えられるのを確認できました。ざっと1世紀以上にわたる幅のなかには、大きく3つの時代が存在するとNICOLASさんは言います。
最初にプレイしたときは近代のマップでしたが、途中で試しに1920年に変更してみたところ、馬車が走っている様子が映し出されました。ゲームを通じて、人類の交通や輸送の歴史も学べると思うと、とても趣深い作品ですね。
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不慣れなジャンルゆえ始めこそ苦手意識があったものの、いざプレイしてみると1時間弱があっという間に溶けた『トランスポートフィーバー3』。仕組みを理解すればするほど、ほかの乗り物による輸送を試してみたくなり、いつまでも黙々と遊んでしまう中毒性を感じました。
これまではPC中心で展開していた本シリーズですが、『トランスポートフィーバー3』は初のPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)同時リリースとなる予定なので、興味がある人はぜひチェックしてみてください!
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スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。