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「もう二度と遊べないと思っていた」を覆す奇跡。フィーチャーフォンゲーム復活プロジェクトにかける思いとは? 冬には大きな新発表も!?【G-MODEアーカイブス5.5周年インタビュー】

文:そみん

公開日時:

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 ジー・モードが展開する「G-MODEアーカイブス」は、かつてフィーチャーフォンで配信されていたゲームを現行ハードで遊べるようにする復刻プロジェクト。2020年の開始から5.5年が経過し、現在では130タイトル以上のラインナップとなっています。
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 電撃オンラインで実施したアンケート結果をもとに、株式会社ジー・モード取締役で統括プロデューサーの竹下氏にお話をお聞きしました。

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「フィーチャーフォン時代のゲームをそのままアーカイブする」発想の原点


――あらためて、ジー・モードアーカイブスとして、フィーチャーフォンゲームを復刻させるというプロジェクトを行うことにしたきっかけや経緯について教えてください。

竹下
当時の思いについては公式サイトにも掲げていますが、きっかけ自体はいくつかありました。まず、私がジー・モードに入社したのが今から7年前なんですが、その時にジー・モードが昔出していたフィーチャーフォンタイトルをまた遊びたいとか、リメイクをして欲しいというリクエストをたくさん見る機会がありました。
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▲公式サイトには竹下さんの思いがこもったメッセージが掲載されています。

 それをなんとかしたいと思いつつも、まっこうから移植やリメイクを行うと開発コストがかかりすぎますし、必ずしもたくさん売るためのプロジェクトではないことを考えると資金面の計算も難しいですし、やりたいけど難しいかなと思っていたんです。

 ただ、その時期にちょうど会社的にNintendo Switchに参入した時期でもあって、速度感をもってたくさんのタイトルを商品ラインナップとして展開したいという思いもありました。そこで、たくさんリクエストをもらっていたものについて、あえて“当時のものをそのまま出すと”いうコンセプトにしたらどうかと考えたんです。

 つまり、そのまま“アーカイブする”という考え方です。当時のものをそのまま出すことがコンセプトなので、ある程度移植の基盤ができて、たくさん早く出せる方法が確立できれば、事業的にも成立するんじゃないかと。そのコンセプトやアイデアを開発チームに話して、基盤を作ってもらいました。それができたことによって、1本1本あたり、かなり早い速度で移植ができるようになったという感じですね。

――なるほど。竹下さんの浪漫的な部分と、会社のビジネス的な部分とが、うまくマッチしたんですね。

竹下
リクエストがあったものをなんとかしたいということをきっかけに、時間もコストもかけられない中でどうすればいいか考えた時に、「アーカイブしてそのまま出そう」というプロジェクトに思い至ったということです。

――フィーチャーフォンは物理的にハード自体がなくなっていきますし、各社が持つゲームデータも失われていく一方だと思うので、このプロジェクトで復刻するというのは価値があると思います。

竹下
実は当時、ジー・モードはデータ管理がとても行き届いていて、フィーチャーフォン時代のゲームのデータがほぼ残っていたんです。ただ、世の中的にはいよいよiモードが終了するといった発表もあった時期で、ジー・モードが良くても他の会社はどんどん失われていくだろうなという危機感はありましたね。

――G-MODEアーカイブス+という形で他社のフィーチャーフォンゲームも配信していますが、これは当初からプロジェクトとして考えていたのでしょうか?

竹下
「ジー・モードのタイトル以外も出したいね」ということ自体は当初から話し合っていました。ただ、まずは自社のタイトルで出してみて、実際にそういうことが可能であることや、移植したものがどういうクオリティなのかを見てもらわないと信頼が得られないだろうと思ったので、最初はジー・モードタイトルだけでスタートしました。

――G-MODEアーカイブス+の第1弾は『探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」』ですよね。

竹下
そうですね。アーカイブス+の第1弾は『探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」』になります。幸いなことに、『探偵・癸生川凌介事件譚』については権利元の会社さんがちゃんとソースコードなどを残してくださっていたので、シリーズの最後の作品までちゃんと残っていると分かっていました。
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――その後もシティコネクションの『シティコネクション・ロケット』ロケットや『魔王が墜ちる日』など、シティコネクション(ジャレコ)系のタイトルが初期は多かった印象ですね。

竹下
元々シティコネクションさんとは別の取引があったりしましたし、実際の開発を担当していた人間同士のコミュニケーションもあったりしました。
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ユーザーの熱量とメーカーからの信頼が増していく5.5年


――5.5周年を経て、当初このプロジェクトを始めた時から比べて、ユーザーさんの反応やメーカーさんの反応など変わってきたところはありますでしょうか?

竹下
G-MODEアーカイブスを始めたことによって良かったことのひとつは、毎月何本も出すので「ジー・モードからこんなゲームが出ました」というニュースが毎月出ることで、ジー・モードというメーカーを改めて再認識してもらえたことです。

 また、ずっとリクエストしていて、復活して欲しいと思っていたゲームが出ていくことで、例えば『探偵・癸生川凌介事件譚』シリーズの復刻を待っていた人たちが、そのシリーズだけでなく、G-MODEアーカイブス全体を応援してくれるファンに変わっていったという感じがあります。

 業界的にも、少しずつ認知が広がっていて、認知と継続している実績があることで、多くのメーカーさんのライセンスにも繋がっていったのかなと思います。アトラスさんやフロム・ソフトウェアさん、タイトーさんといったメーカーさんからも信頼を得られるようになってきたのかなと思います。

――今後も多くのフィーチャーフォンゲームがどんどん追加されていくと期待してもよろしいでしょうか?

竹下
はい、ぜひ期待してください。みなさんのリクエストと応援が全ての原動力なので、どうか引き続きこのプロジェクトを見ていて欲しいですし、応援も送って欲しいという感じですね。

アンケート結果から見えたファンの熱意と期待


――先日電撃オンラインで行ったアンケート結果についての感想を教えてください。まず、「現行機で遊びたいフィーチャーフォンのゲームアプリ」の結果について。

  • 1位:真・女神転生if...ハザマ編
  • 2位:大貝獣物語 MOBILE
  • 3位:フライハイトフロンティア
  • 4位:ロックマンDASH 5つの島の大冒険!
  • 5位:ロックマンエグゼ ファントム オブ ネットワーク
  • 6位:テイルズ オブ ブレイカー
  • 7位:ネザードメイン
  • 8位:続えどたん
  • 9位:えどたん
  • 9位:バンジョーとカズーイの大冒険~グランティの復讐
  • 9位:世界樹の迷宮MOBILE
  • 12位:ARMORED CORE MOBILE 3
  • 12位:DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A's TEST Server
  • 14位:ルミナスアークドリームキュア
  • 14位:メタルサーガ 〜旋律の連鎖〜
  • 14位:スターオーシャン ブルースフィア
  • 14位:ビフォアクライシス ファイナルファンタジー7
  • 14位:ルーンファクトリー外伝 Another Day
  • 19位:ARMORED CORE MOBILE 4
  • 19位:グラディウスNEO
  • 19位:ゼノサーガ パイドパイパー
  • 19位:大突撃
  • 19位:夢幻舞葬モンストラバルツ
竹下
これまでに自分たちが行ったリクエスト募集でコメントやXのリプライで頂いているものと、結構通じるところがあるなと思っています。

 1位の『真・女神転生if...ハザマ編』は、やっぱりすごく強いんだなと思いました。このランキングの中では、常々お話させていただいているメーカーさんのタイトルもあります。ここでランクインしているもののいくつかは、近いタイミングでよいお知らせを出せるんじゃないかと思っています。Xのトレンドに入りそうなものもあるので、ご期待ください。

 『フライハイトフロンティア』については、我々としてもなんとかできないか検討を続けておりますが、通常のゲームと違ってサーバーを経由してデータを配信する運用型のゲームだったので、アーカイブ化する際の問題点も多い状況でして。今すぐ対応することは難しいのですが、どういう形なら実現できるのか模索を続けている状況です。


――それは楽しみです! 続いて「G-MODEアーカイブス+で展開してほしいゲームメーカー」の結果について。

  • 1位:カプコン
  • 2位:アトラス
  • 3位:コナミ
  • 4位:ハドソン
  • 5位:スクウェア・エニックス
  • 6位:バンダイナムコエンターテインメント
  • 7位:ナムコ
  • 8位:セガ
  • 8位:ホープムーン
  • 10位:サクセス
  • 10位:フロム・ソフトウェア
  • 10位:マーベラス
竹下
すでにご一緒しているゲームメーカーさんもありますが、私自身としても好きなゲームメーカーさんのお名前も多いので、引き続き交渉を頑張っていこうと思います。こういったランキングで上位に入ったメーカーさんには、我々も「こんなにユーザーさんが期待していますよ」と呼びかけやすいので、ありがたい部分もあります(笑)。

 こちらも、ランクインしているいくつかの会社さんについては交渉をしており、近いタイミングでよい発表をできるんじゃないかと思っています。


――続いて「G-MODEアーカイブス(G-MODEアーカイブス+)を遊ぶきっかけになったゲーム」の結果について。

  • 1位:フライハイトクラウディア
  • 2位:探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」
  • 3位:女神転生外伝 新約ラストバイブル
  • 4位:ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙
  • 5位:女神異聞録ペルソナ 異空の塔編
  • 6位:TETRIS DIAMOND
  • 7位:ARMORED CORE MOBILE MISSION
  • 7位:真・女神転生-20XX
  • 7位:怒首領蜂大往生DX
  • 10位:ソーサリアン
  • 11位:シティコネクション・ロケット
  • 11位:ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION
  • 11位:牧場物語モバイル Life&Love
  • 14位:ビーチバレーガールしずく
  • 15位:ZANAC
  • 15位:魔王が墜ちる日
  • 15位:魔神転生 blind thinker
  • 18位:セパスチャンネル
  • 19位:史上最強 宮本ジュリア
  • 20位:マジカルドロップDX
  • 20位:マジカルファンタジスタ
  • 20位:勇者死す。ディレクターズカット
竹下
ダウンロード数が多いものがやはり上位に来ている感じですね。『ヘラクレスの栄光III』や『ソーサリアン』などは、実はロングセラーで売れ続けています。特にG-MODEアーカイブス版『ソーサリアン』はかなり遊びやすくチューニングされているので、みなさんからの評価も高くなっています。
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 『ヘラクレスの栄光III』も、オリジナル版とはシステムなどが違うのですが、フィーチャーフォン版はかなりコンパクトに短時間でも物語を堪能して遊びやすくなっており、気軽にシナリオを楽しむにはフィーチャーフォン版がおすすめという声も、よく聞きます。
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 2024年5月の4周年のタイミングではポップアップストアが行われ、『フライハイトクラウディア』『ビーチバレーガールしずく』『探偵・ 癸生川凌介事件譚』のグッズ&コラボドリンクが展開されたことも思い出に残っています。
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 『フライハイトクラウディア』や『ビーチバレーガールしずく』はナンバリングタイトルも複数展開し、当時から人気が高かったシリーズ作品ですね。
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 『史上最強 宮本ジュリア』や『勇者死す。』など、尖った良作がランクインしているのもうれしいですね。『史上最強 宮本ジュリア』は栗田祐介さん、『勇者死す。』は桝田省治さん&ピラミッドと、当時から評価が高い作品でありつつ、「もう二度と遊べないと思っていた」という声も多かったので、G-MODEアーカイブスという形で復活できてよかったです。
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――では、G-MODEアーカイブス(G-MODEアーカイブス+)で一番好きなゲームの結果についてはいかがでしょう。

  • 1位:フライハイトクラウディア
  • 2位:真・女神転生-20XX
  • 3位:ソーサリアン
  • 3位:探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.10「永劫会事件」
  • 5位:ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION
  • 6位:ARMORED CORE MOBILE 2
  • 6位:女神転生外伝 新約ラストバイブル
  • 6位:女神転生外伝 新約ラストバイブルII 始まりの福音
  • 9位:セパスチャンネル
  • 9位:女神異聞録ペルソナ 異空の塔編
  • 11位:真・女神転生 東京鎮魂歌
  • 11位:魔神転生 blind thinker
  • 14位:探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」
  • 14位:怒首領蜂大往生DX
  • 14位:ビーチバレーガールしずく
  • 17位:ZANAC
  • 17位:魔王が墜ちる日
  • 19位:ARMORED CORE MOBILE MISSION
  • 19位:TETRIS DIAMOND
  • 19位:フライハイトクラウディア4 永遠の絆
  • 19位:牧場物語モバイル Life&Love
  • 19位:魔王が墜ちる日II
竹下
『新約ラストバイブル』シリーズは完全オリジナルシナリオで、特に『新約ラストバイブル2』はかなり衝撃的なシナリオなんです。それもあって『2』がこんなに上がってきているのかなと思います。
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 『セパスチャンネル』は幸田御魚さんが手がけられた作品で、メッセージ性が強いんです。幸田御魚さんが作られた作品は『OU』もそうですが、メッセージ性がシンプルにユーザーさんに突き刺しやすいような作品だと捉えています。
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 実は幸田御魚さん自身が昔ジー・モードの開発協力会社でいろんなゲームを作っていたんです。『グレゴリーホラーショー』や『千羽鶴』シリーズ、『ゆるゆる劇場』シリーズ、『12GEMs』もそうですね。その中でも完全オリジナルですごく尖っていたのが『セパスチャンネル』でした。
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 ちなみに、G-MODEアーカイブスで『セパスチャンネル』を知るきっかけがあったからこそ、『OU』の企画も始まったということもあるんですよ。『セパスチャンネル』を作った幸田御魚さんは何者なんだろうと思って、新しいゲームを作りたいなという思いから『OU』のプロジェクトが始まったんです。

――G-MODEアーカイブスのファンからのメッセージを受けて、どのような感想をお持ちですか?

竹下
いやあ、嬉しいですね、このメッセージは。自分たちが思っていた以上にたくさんの方が投票してくれましたし、我々の活動をよく見てくださっているんだなと、本当に思います。自分たちがリクエスト募集をしたときに頂くコメントやリプライと結構通じるところがあります。

 こういった声を各メーカーさんにも「電撃オンラインさんでアンケートをやっていただきました。投票総数がたくさんありました。その中で上位でした」というのを伝えられると、メーカーさんとの交渉に非常に役立ちます。私が言っているだけじゃなく、これだけのお客さんがいますという証拠や根拠になりますので。

 そして、本当に熱量が高いコメントが多いので我々にとっても励みになりますし、そのリクエストに応えたいという気持ちも高まりました。

最終目標は1000本超え! 長期的なアーカイブへの挑戦

――今後の抱負や挑戦したいことについて教えてください。

竹下
現在通算で130作品くらいになっています。このプロジェクトを始める時に「目指せ、100タイトル!」と言っていたんですけど、当時は「100なんて行くわけないじゃん」と言われたりもしたんです。でも5年かかって達成できました。

 なので、次は目指せ200作品、さらには300、400、500と……最終目標は1000本かな? 当時のフィーチャーフォンゲームをすべて復刻していったら多分1000は超えちゃいます。

 週1ペースで毎月4本出しても年間48本だから……1000本だと20年以上かかりますね(笑)。でも、仮に私が年を取って引退しても、別のスタッフがこのプロジェクトを受け継いで欲しいです。何年かかっても、かつて遊べたゲームをもう一度遊べるようにする。待っている人がいますからね。

 次の目標は10周年です。そして全メーカーの参加ですね。まだG-MODEアーカイブス+に参入されていないゲームメーカーさんも、ぜひご検討お願いします。ご興味がありましたら、お問合せください!

 それから、『探偵・癸生川凌介事件譚』のようにパッケージ版での展開も増やしていきたいですね。フィーチャーフォンで配信されていた当時でも、同じ端末で全作品を通して遊ぶことは難しかったと思いますが、今回はSwitchで一気に遊べますし、パッケージ版を買えばゲームを手元に持ち続けることもできます。
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 こういう風に、フィーチャーフォン発のゲームをコンソールのパッケージ版などで残すような動きについても、みなさんの応援が力になりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

――とても楽しみです! 最後にファンへのメッセージをお願いします。

竹下
いつも言っていることですが、皆さんのリクエストがこれからもどんどん叶っていくと思います。でも、願いが叶った後も、ぜひG-MODEアーカイブスを応援していてください。

 願いが叶ったから「もういいや」とならず、リクエストが実現されても、その先も仲良く応援していただけるとうれしいです。また、お目当ての作品以外でも、同時代にフィーチャーフォンで配信されたゲームには、同じような楽しさがあると思います。
タイトルリストを見て、「面白そうだな」と思ったゲームはぜひ遊んでみてください。

 例えば、『愛と労働の日々』なんかは自分がとても好きな作品で、もう20年以上前に配信されたゲームなんですけど、今遊んでも全然古くないし、エポックメイキングな作品なんですよね。
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 内容としては、くまを操作して玉を転がしてお金を稼いで、家を建てたり結婚したりして31日を過ごすパズルのようなライフシミュレーションのようなゲームなんですが、1回遊ぶだけでも繰り返し遊ぶ形でも楽しい名作です。かなり実況プレイ向けのゲームだと思うので、実は今の時代だからこそ、何かのきっかけで大ブレイクする可能性もあるんじゃないかと、こっそり期待しています(笑)。
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 そんなわけで、きっとまだみなさんが気付いていない名作フィーチャーフォンゲームもたくさんあると思います。今後とも、G-MODEアーカイブスごと、フィーチャーフォンゲームの応援をお願いします。

 また、去年の12月には『ARMORED CORE MOBILE MISSION』と『真・女神転生-20XX』という大きな発表をさせていただきましたが、今年の12月から来年の1月にかけても、昨年に負けず劣らず大きな発表ができそうです。みなさんが待っていたメーカーさんやタイトルもあるはずなので、ぜひご期待ください。

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