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『マーベル・ライバルズ』グランドアワード受賞記念インタビュー。世界観を大切にしながら、みんなが楽しめるゲームを作っていきたい【PSアワード2025】

文:ハチ

公開日時:

 “PlayStation Partner Awards 2025 Japan Asia”で“GRAND AWARD(グランドアワード)“を受賞した『マーベル・ライバルズ』。この記事ではテクニカルディレクター Feng Fan氏と
マーケティングリード Yachen Bian氏のインタビューをお届けします!

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【インタビュイー】
『マーベル・ライバルズ』
ネットイースゲームズ
テクニカルディレクター Feng Fan氏
マーケティングリード Yachen Bian氏

世界観を大切にしながら、みんなが楽しめるゲームを作っていきたい


――サービス開始から約1年が経過しましたが、ローンチ当初と比較してユーザーの反響はいかがでしょうか?

Yachen Bian:ローンチからプレイヤーのフィードバックを見ていると、非常にポジティブな意見が多いです。これからもプレイヤーのフィードバックを受け止め、コンテンツやゲームプレイの最適化を進めていきたいですね。

 今後もコンテンツを追加して参りますので、引き続き楽しんでいただければと思います。

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――本作はマーベルのIPを使用していますが、権利元とのすり合わせやコミュニケーションで印象に残ったエピソードがあれば教えてください。Feng Fan:マーベルとは、日常的にコミュニケーションを取っています。例えば、ヒーローのデザインを行う時には、マーベルのメンバーと一緒に話し合って「どういう方向性でいくか」や「どういうコンテンツにするのか」などを一緒に協議しながら作ってきました。

 このように、マーベルと協力して新しいコンテンツが生み出されていくのは、やはり印象的ですね。

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――登場するヒーローはそれぞれに絶大なファンがいると思いますが、ヒーローをデザインする上で大切にしていることがあれば教えてください。

Feng Fan:キャラクターをデザインするにあたって、世界観を1番大切にしています。バックストーリーを知り、キャラクターを深掘りしていくことで、キャラクターのエッセンスだったり「このキャラクターの心はどこにあるのか」というところを理解した上で、どう表現するかを慎重に考えております。

 例えば、ロキはミステリアスな魅力を強調したスキンを展開しております。

 スクイレル・ガールは武器のイメージがなかったため、マーベル作品をリスペクトしながら、どのようにゲーム内で表現するかというところを色々と考えました。


――マーベルヒーローのテイストを守りつつ、魅力的なデザインを仕上げるために大切にしていることはありますか

Yachen Bian:コスチュームのデザインについては、ふたつのアプローチをしています。

 ひとつは、各シーズンでテーマを設定し、そのテーマや物語に合ったコスチューム。ふたつめが、クリスマスや夏祭りなどのシーズナルイベントに合わせたコスチュームです。

 クリスマスや夏祭りなどイベントに合わせたコスチュームを作っています。例えば今年の7月の夏イベントでは、水着のイベントを開催しました。オリジナルデザインももちろんありましたが、マーベルのコミックの方にも水着のエピソードがあるので、そちらを参考しながら進めていきました。

 開発の方針としては、デザイナーからたくさんのアイデアを出してもらい、それをマーベルに提案することで新しいデザインの実装を目指しています。

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――この1年を振り返ってみて、特に人気の高かったキャラクターや盛り上がったタイミングはありましたか?Feng Fan:マーベルのヒーローはみんな人気があるので、どのキャラクターが1番人気なのかはちょっと言いにくいところもありますね。元々このタイトルは、PvPタイトルとしてリリースしていましたが、PvEモードも実装し非常に好評でした。SNSとかでもPVのPvEモードの動画がバズっていて、ハイスコアを目指すプレイヤーも多く見受けられました。

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 シーズン5では、ストラテジストのギャンビットという新しいキャラクターも追加され、アメリカの売上のチャートを見るとかなり上位にランクインしているため、シーズン5特に好評になっているかと思います。今後も新しいキャラクターの追加はもちろん、コンテンツの追加やイベントの開催、継続的な調整や改善しをていきたいと思っています。

 また、新たに追加した非戦闘マップ「タイムズスクエア」も好評でした。プレイヤー同士がフレンドになれたり、新しいプレイヤーの入りやすい要素もどんどん入れていければと思っています。

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――この1年で「マーベルファンだけどシューティングゲーム」は初めてという層を定着させられたという手応えがありますか?

Feng Fan:じつは本作のユーザーさんは、マーベルのファンだけどシューティングゲームの経験が浅いというユーザーさんが多いんです。今後もシューティングゲームの経験が浅い方でも入りやすいような要素を実装しつつ、新しいプレイヤーもベテランのプレイヤーさんも、みんなが楽しめるゲームを作っていければと思ってます。

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