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『勇者刑に処す』1話感想。超絶作画とスピード感あふれる展開に目が離せない。現時点での疑問点についてもまとめてみた(ネタバレあり)

文:Ak

公開日時:

 TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』第1話“刑罰:クヴンジ森林撤退支援”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『勇者刑に処す』第1話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

素晴らしい作画&重厚な世界観で冒頭から引き込まれる! ザイロの今後の目的は?【アニメ勇者刑に処す感想】

 ついに放送が開始した、アニメ『勇者刑に処す』。筆者は原作未読でしたが、アニメは『ウマ娘 プリティーダービー』のSeason 2・3などを手掛けたスタジオKAIが制作しているという話を聞いて、気になっていました。

 そんなアニメ『勇者刑に処す』ですが……冒頭からすでにアクションシーンがすごい! 説明は最低限に、まずはアクションで世界観に惹きこもうとするあたり、制作陣の本気を感じます。そして音楽もいい! いい意味でRPGっぽいというか、ゲームっぽいというか……すごく印象に残ります。

 まだまだ設定には謎が多いですが、なんだかすごそうな世界観と圧倒的なアクションシーンの迫力にすでに心惹かれる第1話。何度も復活する“勇者”の位置づけは、ゲームらしさもある感じ。RPGの勇者のようであり、いわゆる“死にゲー”のプレイヤーキャラクターのよう(同じ状況に繰り返し挑むわけではありませんが)でもありますね。

 とはいえ“勇者”の復活にはデメリットが発生することもあるようで、このへんがかなり気になりましたね。しかも結構重め? まだゲームのようにお金を半分とられるほうがマシ! というレベルでしたが、どんなデメリットか気になる人は、ぜひアニメでチェックしてほしいです。このへんの設定説明があるのもいいなと思います。第1話からていねいに説明されていたあたり、今後の物語にも関わってきそうですが、はたして。


 第1話はトラブルに巻き込まれた主人公のザイロが、女神と契約して敵を倒していくのがメインの流れ。勇者としてひたすらバケモノに対処していく話になるのかと思いきや、ラストには過去回想で何やら陰謀の匂わせもありました。

 あのシーンで“勇者刑”に処されたあと、ザイロはその黒幕を探している、ということでしょうね。いわゆる復讐ものの話になるかと思いきや、より大きな陰謀にこれから巻き込まれていくような気配もあります。今後の展開が超気になる!

ザイロは根っからの善人感があふれ出てる! テオリッタの“なでなで”には何か理由がある?【アニメ勇者刑に処す感想】


 第1話で印象的だったキャラクターについての感想を軽く振り返り。まずは何といっても主人公のザイロです。記憶障害を気遣って死のうとする仲間を止めたり、死地に赴く聖騎士団を叱咤したりと、根っこの部分で善性を隠せないので視聴者的にはかなり好感度が高い! 口調と人相は悪いですが、やってることは一番“勇者”ですよね。

 元々は聖騎士団出身……というか「俺の聖騎士団」と言っていたあたり、けっこういい地位だったことも予想できます。戦闘能力が高いのも、騎士としての経験があったからでしょうね。復讐が目的ではあるものの、その善性から多くのトラブルに巻き込まれそうです。


 相棒的キャラかと思いきや、頼りになるのかならないのか判断しにくいのがドッタ。

 メチャクチャ重要そうなものを「気づいたら盗んでた」と言いますが……ドッタの悪癖のようですが、「気づいたら」の部分がやばいですね。公式サイトによると、窃盗で今の状況になっているみたいですし、今後もトラブルメーカーになりそうな予感。

 とはいえその悪癖がいい方向に転ぶこともあるようで。物語を引っ掻き回すスパイスになりそう……かなりくせ強めっぽいですが。悪癖が目立ちがちですが、斥候としての能力は高そうなので、このへんの能力をどう生かすのかも気になりますね。ゲームでいうとシーフ系のジョブっぽいですね。なんとなくですが運が高そう(捕まってはいるけれど……)な雰囲気もありますし、そこも盗賊職っぽいっちゃあぽい(笑)。


 そして女神のテオリッタは、ひたすら可愛い! けど一番謎が多いキャラクター。そもそも第1話では女神の存在自体が謎だらけですが、なぜザイロを「我が騎士」呼びするのかなど、彼女自身にも謎が多いです。

 ご褒美に「なでなさい」とか、ひたすら褒めてもらいたがるのは、単なる見た目年齢相応の可愛い欲求だといいのですが……何か重いバックボーンがないか不安になります。物語のキーパーソンになりそうなので、重い過去回想シーンとかありそうで怖い!


 キヴィアは典型的なカタブツキャラですが、勇者に対しての憎しみや侮蔑はあくまで一般的なもので、個人的な恨みはなさそう? 何か理由があればザイロに対しての態度も軟化する気がします。というか、ぜひデレがみたい!(願望)

疑問点まとめ:そもそも勇者刑って何? 魔王の能力や正体も気になる【アニメ勇者刑に処す感想】

 すごいスピード感で突っ走った感じの第1話。さりげなく設定は開示されているので何となく世界観は察せるものの、疑問点も多いです。ここで第1話で感じた疑問点を軽くまとめます。

疑問点①:勇者刑はどんな刑罰?


 まずはタイトルにもなっている“勇者刑”について。現状で公開されている情報によると、“勇者”が不死で、かつ死地に送り込まれるということ。つまり、死ぬことのない戦いに放り込まれるという刑罰が“勇者刑”というのでしょうね。

 本来誉れとすべき“勇者”という称号が蔑称になっているのは、あるいは皮肉のようなものでしょうか? 相手が“魔王”だから、逆説的にそれと戦う刑罰だから“勇者”と呼ばれている……そんな可能性もありますね。

疑問点②:女神の能力って?

 “女神”も謎多き存在。契約するとすごい能力を得られるものの、何か代償が必要なようですが、血だけでは代償が軽いような? 何か行動に制限もあるのでしょうか?

 祝福(魔法みたいなもの?)を得られるのも女神の契約者の恩恵のようですが、その能力が女神によって固有なのかも気になるところ。テオリッタの祝福は爆発する剣を発生させる能力のようですが……最後に出した聖剣が必殺技的なものなのでしょうか?

 女神と契約する人間=騎士という認識でよさそうですが、それだとテオリッタが最初からザイロのことを「我が騎士」と呼んでいた理由も気になりますよね。女神との契約経験者っぽいので、残滓みたいなものがあったのでしょうか?

疑問点③:魔王や女神について?

 そして“勇者”と敵対する“魔王”。どうやらフェアリー(モンスター)の親玉的な存在のようですが……単なる災害的なものなのか、上位存在であるのか、あるいは誰かが操るものなのか。その正体は、物語の根幹に関わる謎になってきそうです。

 “魔王現象”という呼称も気になるところ。第1話終盤で裁きの場に立たされていたザイロによると「魔王現象に浸食された女神ほど危険な存在はいない」とのこと。

 この辺も「ザイロの認識が正しいのかどうか?」も気になりますが、「ザイロが正しいとして、彼の話を聞いていた聴罪官が“魔王現象に浸食された女神”を認識していないとしたのはなぜなのか?」も気になりますね。

疑問点④:光る何かの正体

 フェアリーに付着していた、“光る何か”の正体も気になったポイントです。見た目からすると寄生生物か何かのようですが……?

 魔王が出現するとともに“光る何か”が周囲の生物に付着し、それがフェアリーになるのでしょうか? 第1話では人間に感染するような感じはなかったですが、だとすると感染しない理由も謎です。


 多くの疑問点を残しつつも、圧倒的な作画とほどよい謎の開示で先が気になりすぎる『勇者刑に処す』第1話。次回以降は、これらの謎がどんなペースで解き明かされていくのかが楽しみですね!

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