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『Fate/strange Fake』3話感想。代行者vs死徒の戦闘シーンがすごすぎて鳥肌。悪役なのにジェスターがどんどん好きになる(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 放送中のアニメ『Fate/strange Fake』第3話“英霊なき戦い”の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『Fate/strange Fake』3話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

作画があまりにすごすぎたハンザvsジェスター戦【Fate/strange Fake】

 第2話では、アサシンのマスターであったジェスター・カルトゥーレの正体が“死徒”であることが判明。それを受けての第3話では、聖堂教会の神父であるハンザ・セルバンテスと、ジェスターとの戦闘が最大の見どころとなりました。本当に戦闘シーンがすごかった……!

 ハンザがジェスターに言われていた“代行者”というのは、聖堂教会における死徒を始めとする異端を排除するための戦闘要員で、人類の中でも飛び抜けてぶっとんだ戦闘力をもつ存在です。『Fate』シリーズでは言峰綺礼、『月姫』ではシエルと、どちらのシリーズにも深く物語に関わっています。


 代行者の武器といえば、真っ先に上がるのが細身の投擲用の剣である“黒鍵”で、『Fake』のハンザもこの黒鍵を存分に使いこなしての戦闘を見せてくれたのが、TYPE-MOONファンとしてかなりの満足感がありました。

 一応、“黒鍵”はかなり扱いが難しく、代行者の中でも使えるのはごく一部らしいのですが、TYPE-MOON作品に出てくる代行者は概ね黒鍵を使って戦うので、代行者=黒鍵といっても過言ではないんじゃないかと思えるくらい、イメージが定着しています。

 『Fate』シリーズには基本的に死徒は出てこなかったので、本来の相手である死徒との代行者の戦闘シーンをこの最高のクオリティで見られたのはたまらなかった。『Fate』シリーズはかなり映像化に恵まれたシリーズですが、個人的に今回のハンザvsジェスター戦は、その中でも上位に入ってくる作画の戦闘シーンだと感じました。

 好きなカットはいくつもあるんですが、とくにツボだったのが、生身でビルを駆け上がるジェスターに対し、チェーンソーをローラー代わりにしてハンザが高層ビルを登っていくシーン。ああいうメカ的なギミックが好きなのもありますが、高層ビルをめぐる攻防という点では『Fate/stay night』のセイバーとライダー戦を連想させます。

 あとハンザがジェスターの投げたパトカーを足場にして渡っていくところとか、ハンザが投げた黒鍵をジェスターが歯で止めるところとか、2人の人外っぷりがこれ以上なく伝わってくる作画になっていて、何度も見返しましたね。


 途中、ハンザが代行者の中でも最強の集団である“埋葬機関”と比べられたことに激怒するシーンがありましたが、『月姫』のシエルはその“埋葬機関”の一員なんですね。今回の戦闘シーンを見るとハンザも相当強いことが伝わってきましたが、それと比較することすらできないと考えると、いかにシエルがぶっとんだ存在なのか改めて思い知らされた感があります。

 戦闘は圧倒的にハンザ有利に進み、実際にジェスターを一度殺すことには成功していますが、子供の姿になって難を逃れていました。

 視聴者はジェスターが殺されても姿を変えて復活する力を持っていることを知っていますが、ハンザはそこまではまだ掴んでないようでしたからね。ハンザが背を向けていたとき、背後からアゾられないか(背中から刺されないか)心配になりました。

 しかしジェスター、本当に良いキャラしているなと。元々、こういう突き抜けた悪役が好きなのもあるんですけど、ところどころでコミカルな言動が交じるのがいい味出しています。

 最初にハンザに“おごり”だとコーヒーをぶっかけられて、「受付で無料配布してるコーヒーだろうがぁ!」とブチ切れたり、監督役のルール違反の指摘を無視されて激怒したり、どこか憎めない面も見え隠れしているのがポイント高いです(前回も触れましたが、エンディングでアサシンに握手拒否されているのも笑いましたし)。

エルメロイⅡ世とギルガメッシュの因縁の再会【Fate/strange Fake】

 前述したジェスターもそうで、敵っぽいポジションのキャラをどんどん好きになっていくのが『Fake』の特徴にもなっているんですが、ただでさえ感情移入度が上がってきていたオーランド陣営が3話で更に好きになってしまいました。

 ジェスターに右手を落とされたジョン・ウィンガードが、警察官としての正義感で立ち上がろうとするところも良いですが、オーランドがジョンの名前をしっかりと記憶している上で、部下を信じて裏で手を回している信頼関係が熱いです。

 あと『Fate/Apocrypha』の獅子劫界離と、ヒュドラ・ダガーの名前がチラッと出ていたり、TYPE-MOON作品の小ネタがこれでもかと詰め込まれているのがすごい(ヒュドラ・ダガーの方は、もう『FGO』でイヤというくらい見る礼装のイメージも強いですが)。

 過去の作品を履修しているファンは、無限にニヤニヤできる作品になっています。

 また、過去作品との関わりというところだと、「こうくるか!」と感心させられたのがギルガメッシュを見た時のエルメロイⅡ世(ウェイバー)の反応です。ギルガメッシュとエルメロイⅡ世が両方出てくるということは、確かにこういう展開になるのは必然なんですよね。

 エルメロイⅡ世にとってのギルガメッシュは、第4次聖杯戦争で自分のサーヴァントだったライダーを倒した因縁の相手。とはいっても聖杯戦争のルールに則った戦いで、正々堂々と正面から戦った結果でしたから、ギルガメッシュに恨みを持ったりはしていないと思いますが、心境としてはかなり複雑であろうことは想像がつきます。


 次回、フラットに対してエルメロイⅡ世がギルガメッシュについてどう話してどんな判断を下すのか非常に気になるところ。フラットは本能的にギルガメッシュがヤバイ存在であることは察知していて、「バカ天才」というエルメロイⅡ世の表現はあまりに的確だと思いました。

 そして今回で、今までの聖杯戦争がなぜ“偽り”と呼ばれていたのか、今回は召喚されないはずのセイバーがなぜ召喚されたのかなどの謎も判明してきました。

 ただそれはそれとして、2つの聖杯戦争を起こすという回りくどい真似をファルデウスたちが何のためにやろうとしているのかの目的は謎のまま。

 オーランドは、イレギュラーだらけの現状でもう一つの聖杯戦争を起こすことに不信感を抱いているようですが、現状は協力関係にあるファルデウスとオーランド陣営も一枚岩というわけではなさそうです。

 サーヴァントと思わしき謎の存在に狙撃されたギルガメッシュたちがどうなったのかも気がかかりで(ギルガメッシュならなんとかしそうですが)、4話にも目が離せません。

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