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『エトランジュ オーヴァーロード』体験版レビュー:開幕から悪役令嬢エトランジュの破天荒さと無双ぶりが楽しめる。アクションや多彩なやり込み要素も注目度満点

文:アツゴロウ

公開日時:

最終更新:

 ブロッコリーより2026年3月26日にNintendo Switch/PS4/PS5/PCで発売予定のアクションアドベンチャー『エトランジュ オーヴァーロード』の体験版レビューをお届けします。

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 『エトランジュ オーヴァーロード』は、元日本一ソフトウェアの社長で『魔界戦記ディスガイア』シリーズなどを手がけた新川宗平氏がプロデュースする新作アクションアドベンチャーです。原作は新川氏が喜多山浪漫名義で執筆した、いわゆる“悪役令嬢もの”をモチーフにした小説。

 キャラクターデザインは『Re:ゼロから始まる異世界生活』などのキャラクター原案で有名な大塚真一郎氏が担当し、実力派スタジオとして知られるジェムドロップが開発を務める注目作です。

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 そんな本作の体験版が、各オンラインストアで配信中(My Nintendo StoreとPlayStation Storeは3月12日、Steamでは3月13日より)。この記事では、体験版の内容や見どころについてレビューしていきたいと思います!

“悪役令嬢もの”のストーリーと練り込まれたバトルシステムが融合した期待作の注目ポイントに迫る


 プレイはNintendo Switch版の体験版を使用し、ゲームの序盤をある程度プレイできました。自分はTGS2025に出展されたプレイアブルをプレイ済みですが、そのときはバトルのみ。ストーリーイベントなどは初見で、楽しく見させていただきました。

 プロローグは、主人公の悪役令嬢・エトランジュがぬれぎぬを着せられて処刑→地獄で目覚めて悪魔と出会うというイベントシーンからスタート。そのままバトルなどのチュートリアルを挟んで、ワールド(マップ)に移行します。

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 このあとはワールドを探索しつつ次のバトルが発生するシンボルへ挑み、クリアすることでストーリーが進行。各シンボルはナンバリング(最初は1-1、次は1-2、次のシナリオに入ると2-1から、といった感じ)がされており、ストーリーの進捗具合がわかりやすくなっています。

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 体験版では2-4のバトルまでプレイ可能。スムーズに進められれば2~3時間くらいと、けっこうサクッとプレイできちゃいます。ちょっと手すきの時間があって、本作に興味が沸いたらぜひプレイしてみてください。

地獄で始まるエトランジュのハッピーライフ計画。脇を固めるサイド&グルメストーリーにも注目


 さて、ここからは体験版プレイで感じた本作の魅力について語っていきましょう。まずはストーリーについて。ざっくり説明すると、悪役令嬢のエトランジュが、地獄でハッピーライフを過ごすために行動していくストーリーになっています。

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 “悪役令嬢もの”というと、本来悪役であるはずの令嬢がタイムリープや転生などの理由で改心して恵まれた人生を生きる、みたいな展開が王道ですよね。ですがエトランジュはそんなことはなく、地獄に堕ちても平常運転。


 敵対するものは卑怯な手を使ってでもたたきのめす。スイーツと紅茶を要求したり、武器商人の武器すべての強奪をもくろむなど、傍若無人な性格や振る舞いはそのままに、地獄での生(?)を謳歌していきます。ここまで突き抜けていると、いっそすがすがしいですね(笑)。

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 もちろん、“悪役令嬢もの”定番の無双っぷりもあり。高度な黒魔法の使い手であるエトランジュは、味方を増殖&狂戦士化、雨あられの銃弾を引き寄せて融解させる、隕石を落とすなどやりたい放題です!

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 そんなエトランジュに惹かれたのか、仲間になる悪魔たちが続出。エトランジュ処刑のあおりで地獄に落とされた、愛猫のネコタローやメイドのスイーティアもそこに加わり、大所帯になっていきます。

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 このあたりは異世界ものや“悪役令嬢もの”の定番ですが、やっぱり頼れる仲間が増えるのはうれしいもの。仲間たちはそれぞれの有能さでエトランジュを盛り立ててくれますし、強い信頼を寄せてくれます。生前のエトランジュが得られなかった、本当の家族のような存在に囲まれ、彼女が今後どう変化していくかも気になるところですね。……まあ変わらない可能性もありますが(汗)。

 ちなみに、本作では通常のイベントシーンのほかに、歌やダンスなどでつづるミュージカルシーンもあり。序盤から結構なスパンで挿入され、ストーリーを大いに盛り上げてくれます。やっぱり歌付きの演出は強いな、とあらためて感じますね。

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 また、メインだけでなくサイドのストーリーも存在。これは、ワールドに出現するサイドシンボルやグルメシンボルで閲覧できます。

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 エトランジュが処刑されたあとの現世の動向や、エトランジュが未知のグルメに挑戦するところなど、なかなか興味深い話が語られていい感じ。とくにエトランジュの食レポは、食欲を大いにかき立てられるほどなので必見です。

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 ちなみに、メインもサイドもテキスト量は多めに感じましたが、なんとバトル中にもキャラクターたちの会話が流れていました。読み物好きな人も大満足のボリュームですよ!

個性豊かなキャラクターを切り替えて戦うバトル。特殊ルールやギミックボスとの戦いも楽しめる


 次はバトルについてですが、操作は戦場となるフィールドを左スティックで移動、LとRボタンでカメラを回しながらAボタンで攻撃を繰り出す、という至ってシンプルなもの。十字キーでのキャラクター切り替えや、“SUSHIレーン”というバフアイテムや爆弾などのギミックが、回転寿司のように流れるレーンの利用が勝利のカギとなります。

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 このあたりは以前のTGS2025版のプレイレポートで説明しているので、詳しくはこちらをご一読ください。


 TGS2025版と異なるのは、最大4人の出撃パーティを自分で選べること(バトルによっては制限あり)。近接戦闘の得意なネコタローやクック、範囲攻撃が可能なエリト、射撃中心のヒャッハーといった、キャラクターごとの戦法で戦えます。

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 近接戦闘向きでもネコタローは移動速度が速く、クックは攻撃力が高いなど、それぞれに特徴的。ZRボタンで使える必殺技も固有のものが使えます。自分好みのパーティを組むのはもちろん、敵の陣容に合わせて編成を考えるのも楽しいものでした。体験版の範囲だけでも8人が選択でき、製品版では10人以上に増えるらしいので、どんなキャラクターが使用できるのか今から楽しみです!

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 バトルのルールについては、単純に敵を全滅させるだけでなく、護衛対象の保護や複数のポイントの占領が勝利条件の場合も。また、特定の条件を満たさないと攻撃が入らないボスなども多数いました。

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 このあたりはギミックを解いていくようなイメージ。中ボスの性質や行動パターンから弱点を探り、勝機を見い出していくのはやっぱり楽しいものですね。“SUSHIレーン”のアイテムをどのタイミングで利用するかなど、駆け引き的な要素もありますし、見た目の派手さこそないものの、良質のアクションゲームとして手堅くまとまっていると感じます。

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▲2-3に登場するアイアンメイデンは、巨大な拷問器具のボス。こちらを吸い寄せて体内に取り込もうとしますが、そこに爆弾を投げ込むことで気絶させられました。

食事と武器でパーティ強化。拠点施設の活用が勝利のカギに


 体験版では、本作の育成要素も試すことができました。たとえば拠点では、ストーリー進行に応じてさまざまな施設がオープン。スイーティアの食堂では、次のバトルに良い効果をもたらす食事が行えます。

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 食事はゲーム中で入手したレシピとダーク(お金)、必要な食材アイテムをそろえることで新たな料理が作成可能に。効果はレシピごとに違い、ステータスの強化からバトル報酬のダークのアップ、“SUSHIレーン”のアイテム出現確率アップまで、いろいろありました。

 なお食事シーンは専用のムービーが流れるのですが、料理が美味しそうなうえ、食卓を囲むみんなが楽しそうで。グルメストーリーもそうですが、“食”とそれがもたらす喜びに対する並々ならぬこだわりが感じられます。

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 武器の扱いに長けるシュワルツに話しかけると、各キャラクターの武器が強化可能。基本の攻撃力はもちろん、攻撃範囲や速度、回数や発射数なども鍛えられます。こちらもダークと素材アイテムが必要に。

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 食材や素材については、バトルの報酬やワールド探索で手に入ります。拠点にあるヒャッハーのお店で購入することもできますし、必要量を確保するのはけっこうラクでした。もちろん、序盤でまだ必要量自体が少なめということもあるでしょうけど。

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▲ワールドではキラキラ光るスポットに触れたり、岩盤を砕く(移動要塞のダッシュ機能が解放されると可能に)ことでアイテムが手に入ります。キラキラスポットはバトルをこなせばすぐ復活。一度クリアしたバトルには何度でも挑めるので、実質的に無限に収集可能!

 体験版の範囲では、2-3や2-4のボスはそこそこ強かったですが、武器強化と食事バフをしっかりやっておけば問題なく勝てました。これ以降のバトルも、武器強化と食事は大事になりそうですね。

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 そのほか、拠点ではマルチプレイへのアクセスや“SUSHIレーン”の強化も行えるようでしたが、体験版ではプレイ不可。どちらも楽しみな要素ですが、製品版待ちですね。

まとめ:ストーリーもバトルもクオリティは十分。製品版へのデータ引き継ぎに備えておくのもあり


 以上、『エトランジュ オーヴァーロード』体験版のレビューでした。序盤だけとはいえ、ストーリーはエトランジュの破天荒さがこれでもかと伝わってくる内容でしたし、彼女の活躍で仲間が増え、徐々に勢力を拡大していくのも爽快でした。

 このまま快進撃を続けていきそうなエトランジュですが、地獄での対抗勢力や現世のことなど不穏な話題もちょくちょく聞こえてきて……? 彼女が望む完全無欠なハッピーライフへの道はまだまだ長そうですし、どんな展開が見られるのか期待しかないですよ!

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 バトルは簡単操作で敵と戦えるうえ、“SUSHIレーン”の利用という戦術的な要素もあり。ギミック付きのボスまで登場し、純粋にアクションゲームとしてもなかなか楽しめました。

 そのほか、レシピ集めや武器の強化といったやり込み要素も豊富。全体的にしっかり遊べるクオリティに仕上がっている良作だと感じました。

 なお、体験版のセーブデータは製品版に引き継ぎ可能。製品版を買う予定の人は体験版をガッツリプレイして、アイテム収集をしておくのもありですよ!

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