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『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』1周年記念インタビュー。怒涛の1年を送った小島Pにこれまでの振り返り&今後の展望について聞く!【Gジェネ】

文:電撃オンライン

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 iOS/Android用アプリ『SDガンダム ジージェネレーション エターナル(以下、ジージェネエターナル)』が、4月16日にリリースから1周年を迎えました。本記事では、本作の開発に携わる小島省吾プロデューサーに、運営してきた1周年の振り返りや、今後のアップデート・施策、そして展望についてのインタビューを実施しました。本作をプレイしているユーザーはぜひチェックしてください。

▲もはやおなじみ! インタビューに答えてくれた『ジージェネエターナル』プロデューサーの小島省吾(こじましょうご)さん
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『ジージェネエターナル』1周年記念インタビュー! まずはこの1年の開発・運営体制を振り返る

――『ジージェネエターナル』のサービス開始から、怒涛の1年を駆け抜けられたかと存じます。まずは、現在の率直なご心境をお聞かせください。

小島さん
ハーフアニバーサリーの際も同じような回答をしましたが、私個人の人生においても、開発チームにとっても、もっとも短く感じられた1年でした!

 改めて思い返すと、ロードマップの生配信や3月に開催したファンミーティングを含め、プレイヤーの皆さんが遊んでくださったからこそ到達できた1年で、感謝しております! いろいろ、大変なことも多かったですが(笑)。


――ファンミーティングも非常に大規模なものでしたが、どういった経緯で開催に至ったのでしょうか?

小島さん
ハーフアニバーサリーの段階で、多くのプレイヤーの方々に楽しんでいただけていたので、リアルな場で何か還元できないかと思い、実施に至りました。最初は香港でファンミーティングを実施したのですが、ありがたいことに「国内でやってほしい」という声も多くいただけて、やはり国内での開催をしたいという思いから「やるならこの1周年のタイミングだよね」ということから準備を進めさせていただきました。

▲こちらは3月14日に開催されたファンミーティングの会場に展示されていたパネルです。
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――本作は日本国内のみならず、海外でも目覚ましい結果を残しています。世界中のガンダムファンに受け入れられた要因について、運営陣はどのように捉えていますか?

小島さん
前提として、世界中のガンダムファンの皆さまは、そもそも“ガンダムシリーズ”という作品そのものを愛してくださっています。
 
 その中で開発チーム一同としては、特別なことを狙ったというよりも『ジージェネレーション』シリーズ最新作として、しっかりと作ることができたことで、純粋に“ガンダムゲームの新作”として受け入れていただけたのかな……と、僕らは感じております。


――サービス開始当初の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』、最近だと『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』など、旬の作品からのユニット・キャラ配布がスピーディーだったのが印象的でした。これほど迅速に展開できる開発体制や、鮮度へのこだわりについて教えてください。

小島さん
開発体制については、開発チーム一同の“努力と根性”による頑張りのおかげです(笑)! そこに加えて、やはり原作制作チームの皆さまが、新作を準備している非常に忙しい時期であっても、一緒に盛り上げるために多大なるご協力をくださっていることが最大の強みになっています。

 開発チームとしても、 “ガンダム”という原点を盛り上げていこうという想いがあります。『ジージェネエターナル』は運営型タイトルですので、サービス開始前からその強みを活かし、新作との連動は最優先で実施していきたいと決めていましたので、鮮度については常に意識しています。今後も新作がある限りは、一緒に盛上げられるようにしたいと考えております。


――インタビューの恒例となる質問ですが、現時点での運営課題や、今後優先的に調整・改善を検討されている要素があればお聞かせください。

小島さん
開発チーム内でも認識している点はありますし、プレイヤーの皆さまからのご意見もしっかりと確認させていただいている上で、課題はまだ山積みという状況です! その中で、シナリオなどの実装も進めつつ、並行しながらできるものから順次という形ですが、改善は進めて行ければと思っております。

 3月のロードマップ生配信でもお伝えさせていただきました “ジェネレーションタワー”のスキップ機能など、特にプレイしていて不便だと感じられる部分は、可能な限り改善していければと考えております。水面下で改修・調整は検討しながら進めておりますので、目処が立ちましたら、ゲーム内のお知らせなどを通じてきちんとお伝えいたしますので、見守っていただけますと……!

SSP化実装の裏側はかなり大変なものだった!? ユニット・キャラクター関連について聞く

――この1年で数多くのユニットが登場しましたが、小島さんから見て、特にお気に入りのユニットとキャラ、注目してほしい戦闘アニメーションがあればお聞きしたいです。

小島さん
完全なる私自身の趣味であれば『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場するMSが大好きです! 加えて『機動戦士ガンダムSEED Recollection』は開発当時の思い入れも強く、ゲイツアサルト(シヴァ専用機)とメイア・シヴァもシナリオ含めて、好きです!


 戦闘アニメーションについては、“ブルーディスティニー1号機”の演出を推したいです。原作ゲームの要素を取り入れたコックピット視点になる演出が気に入っています。あとは“武者頑駄無”など、いわゆる“瞳”のあるガンダムたちは、他のユニットたちとも違う雰囲気があるので、ぜひ注目してみて欲しいです!!


 ちなみに付け加えさせていただきますと、私や開発チームの趣味で調整は一切入っておりませんので、ご安心ください!

――各ユニットの実装にあたり、パラメーターの調整や、映像化されていない武装の戦闘アニメーション制作などで、特に開発に苦労されたユニットはありましたか?

小島さん
ユニットの性能を決める際、パラメーターやタイプの選定については、開発チーム一同がもっとも悩んでいるポイントです。

 “原作のイメージ”と“ゲームとしての遊びやすさ”を両立させるバランス取りは常に悩んでおりますが、その双方が揃ってこそ『ジージェネエターナル』のバランスだとも考えております。ときには苦渋の決断を迫られることもありまして……そこは何卒、お許しいただければと!

 アニメーションについては、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』との連動で実装させていただいた“アリュゼウス”はギミックも多彩で、とても大変でした。が、間に合って良かったです(笑)。


――UR デスティニーガンダム(EX) の実装時に、UR ストライクフリーダムガンダム(EX)などが復刻されました。今後も、こういった限定ユニットの復刻を行っていくのでしょうか?

小島さん
限定ユニットの復刻については、慎重に検討を重ねながら、適切なタイミングで実施をして行きたいとは考えております。

――現状、URユニットのなかでも使用機会が非常に限られるものがいくつか存在していると思われます。こうしたユニットに対して、今後性能調整などを行う予定はありますか?

小島さん
URに限った話ではないのですが、先日のアビリティ見直しなどのように、全体のバランスを見ながら、調整も検討して行きたいと考えております。

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――“SSP化”の実装時、ユニットに追加武装が用意されていた点に驚きました。この“SSP化”というシステムは、当初から予定されていたものなのでしょうか。それともリリース後の反響を受けて開発されたものですか?

小島さん
いえ、リリース当初は“SSP化”という構想はありませんでした。リリース後、プレイヤーの皆さんが愛されているユニットを、遊びの幅の広がりを含めてより強化できるようにという思いで追加させていただきました。


――ちなみに、キャラクターの“SP化”についても、リリース後に開発されたものなのでしょうか?

小島さん
キャラクターの“SP化”についても、リリース後に検討を重ねて実装した要素です。

 どうしても活躍の機会を出しにくいキャラクターがいるという、運営上の課題もありました。

 ですが、「好きなキャラクターを活躍させる機会が少ない状態は、良くないよね」ということもあり、“SP化”の導入を決めました。全キャラに新しいアビリティを追加したので、こちらも開発チームにも本当にがんばってもらいました。

――“UR ガンダムDX(EX)”のEX武装でガンダムDXがGファルコンの上に乗るなど、アニメを見たことある方でも「知らないよ、こんな武器!」となることが度々あります。こうした独自性のある設定やアニメーションは、どのような工程で生み出されるのでしょうか。

小島さん
“EX武装”の演出については、『ジージェネエターナル』を象徴する要素の一つとして位置づけています。

 制作にあたっては、原作の象徴的な部分はベースにしつつ、設定上に存在するがあまり着目されなかった要素や、過去作であまり深く掘り下げられてこなかった表現は意識しています。
 
 その上で、最終的にそのユニットにとって“もっとも格好良い”と思えるもの、そしてプレイヤーの皆さんに楽しんでいただける形を目指して制作させて頂いています!

登場作品・イベント・サブスク機能など、さまざまな施策の振り返りと今後の展望

――この1年間で様々なイベントが実施されましたが、開発において最も試行錯誤された、あるいは実装に苦労されたイベントは何でしょうか。

小島さん
最初の1年という部分も相まって、苦労はもちろん全てが試行錯誤の繰り返しで、2年目もまだまだそういった姿勢で運営をさせていただくと思います。

 この1年でわかりやすいところとしましては、マップイベントを皆様に楽しんでもらえるように、大規模攻略戦という形に変更した点は試行錯誤の繰り返しでした。


 ストーリーイベントにおいては、『SDガンダム外伝』や『MS IGLOO』のように、原作だからこその要素に合わせて、変化を取り入れられる部分は意識しております!


――マスターリーグのSEASON9では『機動武闘伝Gガンダム』を彷彿とさせる演出が多数盛り込まれていましたが、こうした特別な演出を取り入れるに至った経緯をお聞かせください。

小島さん
こちらも試行錯誤の結果ではありますが、マスターリーグのアップデートを検討する中で、本イベント自体の面白さを追求していた際に、開発チーム内で「ガンダムファイト要素を入れたら面白いのでは?」という意見が出たんです。これには一同で「それだ!!」と満場一致で賛成し、一気に形にしていきました。

――ストーカーの声を担当している秋元羊介さんによるマスターリーグ専用のセリフが聞けたのは感動しましたが、ああいったナレーションは新録されているのでしょうか?

小島さん
そうですね。基本的にシナリオ実装時のナレーションパートについては、新たに収録させていただいております。


――ユーザーからの反響が最も大きかったイベントと、逆に開発チーム内で「さらなる調整の余地がある!」と判断されたイベントがあれば、それぞれの理由と併せて教えていただけますか。

小島さん
『ガンダムAGE』は、過去の『ジージェネ』シリーズでもシナリオとして実装されていなかったことも相まって、非常に大きな反響をいただきました。また、演出面も含めて『SDガンダム外伝』のストーリーイベントでは、原作イメージに合わせて、カードダスの演出を取り入れるなど、初めて趣向を変えた内容だったため、話題にしていただけました。ほかには『MS IGLOO』の“技術試験報告書”についても、ファンの方々から「こういう見せ方をしてくれて嬉しい」といった声をいただけたりと、反響をいただけるのは本当にありがたいです。


 さらなる調整の余地については様々ございますが、ロードマップ生配信でお伝えした“強敵襲来”の“CHALLENGEモード”の改修や、“ジェネレーションタワー”のスキップ機能の実装など、大小含めて引き続き、お楽しみ頂けるように最善を尽くしたいと思います。


――『機動戦士ガンダムAGE』のアセム編において、OVA『MEMORY OF EDEN』に準拠したシナリオ構成となっており驚きました。これは原作チームとの連携によって実現したものなのでしょうか。

小島さん
『ジージェネエターナル』でのシナリオとして描かせていただく際に、開発チームとして「ここは『MEMORY OF EDEN』を取り入れたらいいのでは?」といった案が出ました。そこから取り入れさせていただけないかと開発チームからご提案をさせていただいて、原作チームにご快諾いただいて実現した形となります!


――『機動戦士Vガンダム』などの、まだ登場していない主要タイトルの実装時期について、現時点で開示できる展望はありますか? また、『ガンダムビルドファイターズ』といった外伝的な作品群についても、今後シナリオとして実装される可能性はありますでしょうか。

小島さん
もちろん準備は進めていっておりますので、ロードマップ生配信など、皆さんへ正式に発表できるタイミングまで、大変申し訳ありませんがお待ちいただけますと…! また、アニメ化されていない作品も含めて、検討と準備は進めさせていただいております!

――1年経った今だからこそ再度お聞きしたいのですが、『SDガンダム ジージェネレーション ワールド』のような歴代ガンダム作品のクロスオーバーを楽しめる“ブレイク型”のシナリオを実装する予定はありますか?

小島さん
以前と同じ回答にはなってしまうのですが、『ジージェネエターナル』は原作追体験を主にしております。引き続き原作追体験に注力をしていきたいと思っておりますが、複数ある未来の一つとしては考えていきたいと思っております。

――アプリ内でアニメ視聴が可能になり、さらに漫画コンテンツも追加されたことは、ユーザーの間でも大きな話題となりました。ゲーム以外のメディアをアプリ内に統合するという、異例の施策に至った経緯と、導入後の手応えを教えてください。

小島さん
導入の経緯としましては、元々掲げさせていただいている“遊べるガンダム大図鑑”というコンセプトに立ち返ったことがきっかけです。ガンダムを知る入り口としてまずは『ジージェネエターナル』を遊んでいただき、作品をもっと知りたいと思った際に、「そのままアプリ内で観れたら良いのでは?」と考え、関係各所へ相談に伺いました。

 正直、開発チーム内でも「実現は難しいだろう」と思っていましたが、皆さまに多大なるご協力をいただき、まさかの実装が叶いました。正直、提供させていただいているのに、すごいゲームだな…と思っております(笑)。

 導入後の反響については、『ジージェネエターナル』をきっかけに「名前は知っていたが観たことのなかった作品を観る機会になった」「改めて見直すことができた」など、嬉しいご感想を多数いただいております。

 また、4月16日からは、過去に配信された作品の復活や、これまでは提供日から視聴期間が90日間としていたものを1年間に延長しました。ぜひこの機会に、“エターナルパス”への加入をご検討いただければ幸いです。


――ちなみに、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079』が追加された時に、ヒルドルブの話などが収録されている『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』が無かったのですが、こちらも見ることはできますか?

小島さん
4月16日より追加されるラインナップには入っているので、ぜひご視聴ください!

――最後に、『ジージェネエターナル』を遊んでいるプレイヤーの方々に向けてメッセージをお願いします。

小島さん
皆さまのおかげで、無事にサービス開始から1周年を迎えることができました。プレイヤーの皆さんに支えていただいたおかげで、気づけば1年が経っていたという思いと、ついに1周年を迎えられたという気持ちでいっぱいです。

 もちろん、『ジージェネエターナル』は運営タイトルとして今後もまだ収録されていない作品を含めたシナリオ実装を目指していきます。また、さまざまなユニットも続々と実装していく予定です。2年目、3年目を目指して、さらなる“改修”を含むアップデートを重ね、より良いサービスを提供してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします!

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