2024年5月27日にサービス終了を迎えた全方位にハマる! ギリギリアクションRPG『キュービックスターズ(キュビスタ)』。そのメインストーリー集をお届けします。
この記事では、第三章“劇場の惑星”6話“悪魔の財宝”~10話“ハムレットの懺悔”を掲載します。
この記事では、第三章“劇場の惑星”6話“悪魔の財宝”~10話“ハムレットの懺悔”を掲載します。
第三章 劇場の惑星 6話~10話
6話 悪魔の財宝
ソロモン:お城の悪魔は一掃できたみたい。
ジュリエット:結局ロミオ様は見つからなかったわ……。
ジュリエット:……でもたくさんの悪魔を倒してロミオ様のお力になれましたし、きっとロミオ様も喜んでくれるわね!
ロビンフッド:なあみんな、見てくれ! こっちに悪魔たちが溜め込んでたお宝があったぜ!
ノストラダムス:お宝~!? そんなものまであるダムス!?
リア:うおおお~! 全部わしのもんじゃ~!
コーディリア:ダメですよお父様。
リア:うぐぐぐ……! ならば少しだけでも~!
パンドラ:キラキラがい~っぱいドラ~!
ソロモン:あれ……? その宝物、いくつか魔法がかかっているみたいだけど……。
リア:う……ぐ……?
コーディリア:お父様……? どうしました?
リア:ここの……財宝……は……! ……いいや!
リア:この世の全ての物は、わしのもんじゃー!!
コーディリア:お父様!?
リア:うおおお!! 全部わしのもんじゃ! 誰一人として、近付くことは許さーん!!
ホームズ:おっと、これはどうやら……欲望が暴走しているのかな?
コーディリア:みなさん! 一旦お父様を鎮めます! 力を貸してください!
リア:コーディリア、わしの邪魔をするのかぁ!! 許さん! 許さん! 許さんぞぉぉお!!
7話 欲望のコイン
コーディリア:お父様……! 元のお父様に戻って……!
リア:ぐおおお……! わしは……わしはぁ……!!
ソロモン:もしかして……この魔力は……!
ソロモン:──ロビン・フッド!リアが持っている、あのコインを奪いとって!
ロビンフッド:よしきた! 任しとけ!
ノストラダムス:綺麗な硬貨ダムス~。
ソロモン:このコインから悪い魔力を感じたの。ひょっとすると、リアはこれの影響を強く受けて……。
リア:……ぬお? なんだか腹が減ってきたのう。何か食べる物はないか?
コーディリア:お父様が戻った!
リア:……はっ!? わ、わしはコーディリアに何てことを!?
リア:……うおおおおすまぬコーディリア~~!!
コーディリア:……いいえ、大丈夫ですお父様。もとに戻って良かった……。
ホームズ:どうやらそのコインに、悪魔の魔力でも残っていたのかな。これは私が少し預かっておく事にするよ。
コーディリア:みなさん、ありがとうございます。おかげでお父様を止められました。
コーディリア:お父様の理性を奪った悪魔は見つからなかったけど、他の悪魔も退治できましたし。
リア:うおおおおん!! コーディリアに迷惑かけてばかりで、わしはダメなヤツじゃ~!!
コーディリア:よしよし。そんなことないですよお父様。
コーディリア:……私はお父様が落ち着くまで、少し慰めてから街に戻りますね。
ジュリエット:ええ、そっちは任せたわ。
ジュリエット:私たちは取り逃した悪魔の残党を追いかけようかしら? パンドラたちも来てくれる?
パンドラ:うん! キューブと悪魔を探しに行くドラ~!
パンドラ:それじゃあまたね! コーディリアちゃん! リアおじさん!
8話 森での出会い
ジュリエット:ああ、ロミオ様……。どうして私たちは出会えないの……!
ロビンフッド:……よし、その問題には俺が答えてやろう。それは、道に迷ったからだ。
ジュリエット:……おかしいわ! 私の勘では、悪魔はこっちに逃げたはずなのに!
ロビンフッド:お嬢ちゃんの勘は信用できんな……。森も深くなってきたし、一旦戻るとするか。なに、帰れるようにはちゃんとしてある。
ジュリエット:うう……ロミオ様ぁ……。
???:──止まれ! 何者だ!
ジュリエット:だ、誰!?
ハムレット:……私はハムレット。キミたち、こんな所に何の用だ。
ジュリエット:ええと、私はデビルハンターのロミオ様を探していて……。
パンドラ:あとキューブも探してるドラ~!
ノストラダムス:ついでに悪魔もダムス~!
ハムレット:デビルハンターにキューブに悪魔……? なんなんだキミたちは? 怪しいな……。
ロビンフッド:……おっと、あいさつはそこまでだ。どうやらお客さんみたいだぜ。
ハムレット:なにっ……!?
悪魔:────!
ソロモン:悪魔ね! ハムレットさん、危ないから下がってて!
ハムレット:キミたちは悪魔を倒してまわっているのか?
ハムレット:……ならば私も加勢しよう。
ハムレット:──行くぞ!
9話 悪魔を身に宿す者
ハムレット:どうやら、すべて倒せたようだな。…私の存在が、明るみになることもないだろう。
ホームズ:明るみになるとまずいことでもあるのかい?
ハムレット:……私の父は、悪魔と契約したある男に殺されたんだ。その男を倒す為、私は身を隠し機会をうかがっている。
ハムレット:キミたちはなぜデビルハンターや悪魔を探しているんだ?
ジュリエット:もちろん、愛するロミオ様とお会いする為ですわ!
ジュリエット:ロミオ様は家族を悪魔に奪われて以来、すべての悪魔を滅ぼす為に各地を旅しているの。……その身に強力な悪魔を宿してまで。
ジュリエット:だから少しでもロミオ様のお力になる為、私も悪魔を倒してるのよ! だけどロミオ様とは一向に会うことができなくて……。ああロミオ様……! この愛、いつか届きますように……!
ハムレット:そ、そうか……。それは難儀な事だな……。
ハムレット:そういえば、少し前に強力な悪魔の気配を感じたな。まるで人間と融合したかのような不思議な気配だった。
ハムレット:どうやらここから先にある川の方にいたようだが……。
ジュリエット:本当ですか!? きっとロミオ様に違いありません!! 行ってみましょう!!
ハムレット:ふむ……。そういうことなら、私も同行しよう。
ハムレット:実はその川の周辺はとある悪魔たちの住処になっていてね。私の父の仇……クローディアスの配下の悪魔たちが縄張りにしているんだ。
ハムレット:キミたちと協力してクローディアスの勢力を弱体化させる事ができるなら、それに越したことはない。
ホームズ:一緒に行くのは構わないけど、どうしてキミは悪魔の居場所がわかるんだい? 何か悪魔の位置を探知する方法でもあるのかな?
ハムレット:それは…… 私も復讐の為に、悪魔と契約した者の一人だからさ。
ハムレット:この身に宿るは、憎しみと毒を司る憎毒の悪魔……。
ハムレット:同じく復讐の為に悪魔を宿した身として、その彼には少しばかり共感のような物を覚えてしまうな。……私の勝手な気持ちだけどね。
10話 ハムレットの懺悔
ハムレット:ここがクローディアスの配下が根城にしている川だ。しかし……。
ハムレット:……妙だな。何か騒がしい。
パンドラ:あれ? あそこにいるのは誰ドラ?
ハムレット:……あれは……!?
???:…………。
ハムレット:あの姿……オフィーリア!? どうして彼女がここに……!?
ロビンフッド:なんだ? 知り合いか?
ハムレット:あ、ああ……。彼女とはずっと前からの知り合いだ。
ハムレット:そして……彼女の父は、私の父を殺した男……クローディアスの部下だったんだ……。彼女の父はクローディアスに操られていた……。
ハムレット:そのせいで……私は戦いの末に、やむなく彼女の父を……!
オフィーリア:…………。
ノストラダムス:あの子、どこかに行っちゃうダムス!
ハムレット:あれは川上の方……! あっちに悪魔たちの巣窟があるのか!?
ロビンフッド:ならまずは止めてやんねぇとな! 追おうぜ!
ハムレット:……ああ、彼女が危険だ!