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モンストスピンオフ『キュビスタ』ストーリーまとめ10:第三章 劇場の惑星 11話“不幸をすべて連れていく”~15話“悪魔を狩りし者”(ネタバレあり)【キュービックスターズ】

文:電撃オンライン

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 2024年5月27日にサービス終了を迎えた全方位にハマる! ギリギリアクションRPG『キュービックスターズ(キュビスタ)』。そのメインストーリー集をお届けします。

 この記事では、第三章“劇場の惑星”11話“不幸をすべて連れていく”~15話“悪魔を狩りし者”を掲載します。

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第三章 劇場の惑星 11話~15話

11話 不幸をすべて連れていく

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ノストラダムス:見つけたダムス~!

ノストラダムス:……ってあれ? 巣窟の割に、全然悪魔が居ないね。

オフィーリア:…………。

ハムレット:まさかオフィーリアが一人でやったのか!? キミにそんな力が……!?

オフィーリア:……ああ、やっぱり。また聞こえる……。あの方の……声が……。

オフィーリア:父が死に……お慕いしていたあの方も亡くなり……。私は何もかも失ってしまった……。

オフィーリア:気がつけば……そこは水の底……。そこには……不幸を呼ぶ存在がいた……。

ハムレット:何を……何を言っているんだオフィーリア!

オフィーリア:そこで私は……それを……。

オフィーリア:……その力を、手にした……。不幸の力を……。

ハムレット:これは……悪魔の力!? まさかオフィーリア、キミも……!

オフィーリア:彼はもういないはずなのに……。それでも……私は……。

ハムレット:オフィーリア! 私だ! ハムレットだ! キミも……悪魔と契約したのか!?

オフィーリア:あの方はもういないの……! すべて……すべては不幸を呼ぶ存在のせい……!

オフィーリア:だから私は……不幸をすべて連れていく……! 深い深い、水の底へ……!

ハムレット:オフィーリア!

ホームズ:……どうやら彼女には声が届いていないようだね。一旦落ち着かせる必要があるみたいだ。

ハムレット:だが……彼女は……!

ロビンフッド:安心しろ、ちゃんと手加減しといてやる。俺たちの腕を信じな!

ハムレット:……すまない!


12話 オフィーリア

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ハムレット:オフィーリアーーー!

オフィーリア:あ……あああ……!

ハムレット:大丈夫か!? オフィーリア!

オフィーリア:……ああ、幻だと……わかっているのに……。

オフィーリア:どうしてこんなにも……ハムレット様の腕はあたたかいの……!

ハムレット:オフィーリア……! これは幻じゃない……! 私は今こうしてキミのそばにいて、キミの体を支えている!

ハムレット:オフィーリア、キミのお父上はクローディアスに操られていた。私は戦いの末、やむなくその命を奪ってしまったがキミを巻き込まない為にも行方をくらますしかなかった……。

ハムレット:その結果、キミを悲しませてしまった……。本当に……すまない!

オフィーリア:ハムレット……様……。

ハムレット:許してくれ……オフィーリア……! 私はずっと……キミを……!

ハムレット:ぐっ……!? オフィーリア………!?

オフィーリア:こんなに私に都合の良い事が……あるわけは……ありません。悪魔の見せる……夢……。……けれど。

オフィーリア:たとえ夢でも……きっとそれは……不幸をもたらす者ではない……。とても……あたたかい存在。

ハムレット:オフィーリア!? 水の中に……!

ソロモン:もうあんなに遠くまで移動してる……! たぶんあの速度での移動は、あの子に宿ってる悪魔の力ね。ここからじゃ追いつけないかも……!

ハムレット:オフィーリア……。

ハムレット:今は、まだキミを巻き込んでしまうから会いには行けない……。けれど、クローディアスを倒した暁には必ずキミの事を迎えに行くよ……。

ハムレット:……キミたちには関係ない事だったのに、私の事情に巻き込んでしまってすまなかった。力を貸してくれてありがとう。

パンドラ:どういたしましてドラ!

ジュリエット:ええ! ロミオ様はいませんでしたが……。

ハムレット:……そういえば、キミは悪魔の力を得たデビルハンターの彼を追っていたんだったな。実は今の戦いの中でもまた別の気配を感じたんだ。

ハムレット:ここから北……おそらく遠方の地下墓地のあたりだろうか。そちらの方から、強力な悪魔の力を感じた。もしかすると、それがキミの追っている人なのかもしれない。

ジュリエット:本当ですの!? 急いで向かいましょう! 皆様!

ハムレット:……そうだ、これを持って行くといい。私の力を込めた、悪魔の使う毒から身を守るお守りだ。

パンドラ:ありがとうドラ~! それじゃあロミオを追って、出発ドラ~!


13話 墓地に住む悪魔

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ノストラダムス:こ、ここが地下墓地かぁ~。雰囲気あるダムス~! ノストラキングダムにもこれくらい大きな墓地をつくろうかなぁ…

ジュリエット:──えええぇぇぇ!?

ノストラダムス:ひゃあああ!? あれは、なんダムスー!?

ジュリエット:え? ここは墓地だもの、おばけに決まっていますわ。

ノストラダムス:おばけってホントにいるダムス!? よくわかったダムスね!?

ジュリエット:私は、ネクロマンサーであり、ゾンビですもの。言ってなかったかしら? 死霊の声を聞くのも得意なんですわよ。

ジュリエット:ふむふむ、なるほど。どうやら、ここの地下に大悪魔が住みついちゃって、困っているみたいですわ。

ソロモン:大悪魔? なるほど。さっきから感じる嫌な気配はそれが原因なんだね……。

ジュリエット:瘴気のような物も出ているらしい……え!!

ジュリエット:……それは、本当ですの!!!!! ロミオ様がこの中に!

ジュリエット:……ああ、こうしてはいられないわ! 待っててロミオ様~!

ロビンフッド:あ、おい! 一人で行くと危険だぞ!

ホームズ:やれやれ。恋は盲目と言うけれど、まさに彼女はそれを体現しているね。

パンドラ:ジュリエットを見失わないように追いかけるドラ~!

14話 ロミオを追って

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ジュリエット:このお部屋ですかロミオ様~! こっちのお部屋? それともこっち? どこにおいでですか、ロミオ様~♪

ソロモン:やっと追いついた……。ジュリエット、少し落ち着いてゆっくり行きましょう?

ジュリエット:ようやくロミオ様と会えそうなのに、落ち着いてなんていられませんわ!

ジュリエット:ああ! ロミオ様の為なら私はこの身が朽ち果てたって──!

ソロモン:何!? この揺れ!?

ジュリエット:たぶん地下でロミオ様が戦っているんですわ! ああ! 振動から伝わるこの力強さ、素晴らしいですロミオ様……!

ロビンフッド:のろけてる場合か! ──崩れるぞ!

パンドラ:天井が崩れて来たドラ~……。

ロビンフッド:みんな、無事か!

ノストラダムス:なんとか大丈夫ダムス~……。

ホームズ:怪我はないみたいだね。……けど、瓦礫によって彼女とは分断されてしまったようだ。

ジュリエット:みなさま~! そちらは大丈夫ですか~?

ソロモン:ジュリエット! こっちは平気、あなたは大丈夫?

ジュリエット:ええ、大丈夫ですわ! 私は死霊に案内してもらってこちらの道から行きますのでみなさんはそちらから探してくださいまし!

ジュリエット:ロミオ様に会えたら、引き止めておいてくださいね~!

パンドラ:行っちゃったドラ……。

ロビンフッド:あとは崩れそうな気配はないし、進んでも大丈夫だろう。

ホームズ:ジュリエットに合流する為にも、一旦奥を目指すとしようか。


15話 悪魔を狩りし者

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パンドラ:あっ! あそこにいるのがもしかして……!

???:……なんだお前たちは。

ホームズ:キミがロミオだね。この墓地に大悪魔を倒しに来たという……。

ロミオ:そうだ。すでにヤツは倒した。

ノストラダムス:一人で倒しちゃったダムス~!?

ロミオ:……不可解な奴らだ。この地下墓地には、大悪魔の放った人を無気力にする毒が蔓延している。

ロミオ:対策をしておかなければ、まともに歩く事もできないはずだ。

ソロモン:毒……ってことは、悪魔の毒だよね? ハムレットからお守りの花をもらったから大丈夫だったのかな……?

ホームズ:それにリアから預かったコインには、人の欲望を刺激する力があったはずだ。欲望とは、無気力の対極にある物……。

ホームズ:このコインも大悪魔の毒の無効化に役立ったのかもしれないね。

ロミオ:……なんだ……!? 貴様らからする、その強烈な悪魔の匂いは……!

ロミオ:……お前たち、悪魔だな。でなければ、ただの人間がここまでやってこれるはずがない。

ホームズ:悪魔の匂い……?……そうか。確かにコインも花のお守りも、悪魔の力が宿ったものだったね。

ソロモン:ち、違うの……! これには理由があって!

ロミオ:理由など不要だ。

ロミオ:大悪魔の手下か……それともこの俺の命を狙った新手の悪魔か……。

ロミオ:いずれにせよ……ここで全て討ち滅ぼしてやろう!

エピローグ

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ロミオ:思ったよりも手強いな。

ソロモン:これ以上戦い続けるのは難しいかも……!

???:──お待ち下さい!

ジュリエット:ロミオ様……! ……ロミオ様~~~!!!

ロミオ:…………!

ジュリエット:ロミオ様……ジュリエットです……! ようやくお会いすることができましたわ……!

ロミオ:…………。

ジュリエット:ずっとロミオ様にお会いしたくて……本当ならこんな形ではなく、もっと近くでお会いできたら良かったのですが……。

ロミオ:…………。

ジュリエット:ロミオ様、せめて言葉だけでも……ずっと伝えたかったこと、お伝えさせてください……!

ジュリエット:ロミオ様……! ずっと……ずっとお慕い申しております。昔から……! 今も……! そして未来も!

ジュリエット:……ああ、ロミオ様! どうしてあなたはロミオ様なのでしょう?

ジュリエット:でも……そんなロミオ様だからこそ、私はお慕いしているのです! だから私はロミオ様を追いかけ続けます!

ジュリエット:いつかあなたの隣にいられるように!

ロミオ:…………。

ロミオ:──勝手にしろ。俺にはやるべきことがある。

パンドラ:ロミオ、行っちゃったドラ……。急ぎの用事でもあったドラ?

ホームズ:……さて、どうかな。

ジュリエット:ロミオ様~!! お待ちになって~!!!

ジュリエット:結局、ロミオ様とはちゃんとした形でお会いできなかったわ……。

ジュリエット:……でもでも! 私の想いをロミオ様に認めてもらえたし! これからも追いかけ続けるわ!

ロビンフッド:さっきのは「認めてもらった」って言っていいのか?

ホームズ:まあ、少なくとも彼に否定はされてないんじゃないかな。

ジュリエット:あら、ロミオ様のことをわかっていないわね! ああ、ロミオ様、またお会いしたいわ!

パンドラ:うん! 大丈夫ドラ! きっとまたすぐに会えるドラ~!

ノストラダムス:私たちも応援してるダムス~♪

ジュリエット:みんなありがとう! 追いかける以外にも何か方法があるかもしれないし、いろいろやってみるわね!

ジュリエット:……改めて、ロミオ様を探すのを手伝ってくれてありがとうございます。あなたたちのおかげで、ロミオ様に気持ちを伝えられましたわ。

ホームズ:こちらこそ案内してくれてありがとう。助かったよ。

ジュリエット:ふふ、良かった! ではまたお会いしましょう。そろそろロミオ様を追いかけないと。まだ追いつけるかもしれませんし!

ジュリエット:それではご機嫌よう!

パンドラ:うん! バイバイまた来るドラ~!

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