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『アークザラッドI・II』“光と音のRPG”のバトル演出に夢中。最強データ作成に250時間を費やした思い出【メモリの無駄づかい】

文:Bros

公開日時:

 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ(私)、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

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 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、初代PSで発売された名作RPG『アークザラッドI・II』とスピンオフ作品について、ちょこ好きのBrosが振り返ります。

“光と音のRPG”とは【アークザラッドの思い出】


 初代PS(プレイステーション)が発売されて間もない頃。まだ中学生だった私(Bros)は、SFC(スーパーファミコン)しか持っておらず、PSの存在は知っていたものの、発売日に39,800円の新ハードを購入できるようなお小遣いはありませんでした。

 でも、当時の友達がスーファミもプレステもソフトもたくさん持っていたのです。帰り道に寄って『闘神伝』で対戦したり、『リッジレーサー』や『ジャンピングフラッシュ』などで遊んだりしました。

 で、昔からRPG好きだった私は、自宅でスーファミのRPG、その友達の邸宅でPS初期のRPGを遊んでいたのです。そこで出会ったのが『アークザラッド(Arc The Lad)』でした。

『アークI』の光る円盤に未来を感じた

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 初代PSソフトのディスクデザインは、シンプルなものもあれば、凝っていたデザインのものもありました。

 なかでも印象に残っているのが、この『アークI』のディスクで、キラキラ光るディスクをPS本体にセットするたびに「キレイだな~」と眺めていたものです。

 本編についても、ボイス付きで動きながら攻撃してくれるのが当時は楽しくて。キャッチコピーの“光と音のRPG”のとおり、初代PS(CD-ROM)の大容量を生かした戦闘にゲームの未来を感じました。

 ただ、プロローグ的に作られた1作目のプレイ時間は約10時間と短くて。RPGなのに、友達の邸宅でそのままクリアしてしまいました。

時は過ぎ……『アークザラッドII』発売

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 その後、初代PSの価格が19,800円まで値下げされた頃。ついにPS本体を購入し、初代PSタイトルが自宅で遊べるようになりました。 『クライムクラッカーズ(クラクラ)』や『ビヨンド ザ ビヨンド(ビヨビヨ)』など、初期のRPGもさかのぼって購入しましたね。

 そんななか、続編『アークザラッドII』が登場です。クリアした『I』のデータを、メモリーカードで『II』に引き継げるシステムが新鮮でした。まあ、そのコンバート用データを作り込むために『I』のソフトをあらためて購入することになったのですが……。

 あと、どの作品にもいえますが「1作目の反省点が改善される2作目のほうがおもしろい」のは本作も同様で。やり込み系の要素が増え、人によっては100時間を超えるボリュームのある作品となりました。

 最大レベルがLv.1000まで実装されたことで、RPG好きの血が騒ぎ、各キャラのレベルをとことん上げたり、覚醒ちょこを仲間にしたりと、最終プレイ時間は250時間を超えていたように思います。

データ連動が特徴のスピンオフ作品も


 さらに時は経ち『ワイルドアームズ』や『FF7』などを遊んだあとの1997年7月。スピンオフ作品の『アークザラッド モンスターゲーム with カジノゲーム』が発売されました。

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 『アークII』のセーブデータと連動していて、やり込んだデータでいろいろ遊べるのが楽しかったように思います。ディスクに描かれたキャラたちを見ていると、当時の記憶がよみがえってきます。

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 そんなデータが詰まったメモリーカード(電撃PS付録シール付)は今も手元にあります。中身を確認すると、ヂークベック(Lv.1)以外の全キャラがLv.1000だったりして、いろいろ懐かしくなりました。

そして『アーク』グッズを掘り返してみる


 もはや恒例ではありますが、手持ちのグッズを探してみました。

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 『アーク』シリーズのトレーディングカード。『アークI』1種、『アークII』2種、『アークIII』1種を購入していたみたいです。

 1パックずつなのでレアなカードはありませんが、ムービーやイラスト、CGキャラが懐かしいですね。

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 『モンスターゲーム with カジノゲーム』購入特典のカードゲームです。パッケージに『アークII』のリーザとモンスターが描かれているのに、中身は『アークI』のキャラのみだったりします。

 このなかでは、トッシュの攻撃時の掛け声と、ゴーゲンの爺さんボイスがお気に入りでしたね。

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 別売りされていたカードゲームです。こちらは購入特典とは異なり、作りがしっかりしています。ちょこや覚醒ちょこに目が行きがちですが、個人的にはスライムやヘモジーにエモさを感じます。

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▲その後の続編も購入。思い出深いシリーズ作品となりました。


BrosRPGとパズル、鶏のからあげを愛する肉食ゲーマー。主に攻略やデータベースを担当。PSのトロフィー収集は趣味活動の一環です。

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